先日 に続いて、今年すっかり柑橘づいていたカヌレのお話です
不知火 を皮切りに はるか 、せとか 、ダブルマーコット が待っていて、
未だかつてこんなに意識をしながら柑橘をいただいたことはありません!
きちんと個性に目を向けてあげると、意外と楽しかったですよ。
まずは、見た目にも可愛らしいこの子は ミネオラオレンジ 。
一見 デコポンとよく似ていてお首のところがくびれてるのですが、
かなり小さいのとオレンジ色が濃いので間違えることはないですね
ダンカングレープフルーツ × ダンシータンジェリン と知った時には、
カヌレは見た目の可愛らしさにまんまと流されるタイプと思いましたよ!
¥73 で一個売りされている姿はとても健気でしてね。
すんごく甘いのにすんごくグレープフルーツです。
こんなに濃いオレンジ色をしているのにも関わらず、
親はグレープフルーツであることに間違いないですよ!
ミネオラも内皮の残りが少し気になったかな?
ややぶ厚いのに手でむける皮もこれまた不思議。
たいへんいいお勉強になりました
ダブルマーコット だけでは気づいてなかったのですが、
やはりカヌレはわが国出身の柑橘を愛している模様です
そうと来たら、お次は広島県産の 南津海 ( なつみ ) 。
いきなり地味な外観になったような気がするけど、
ワックスとか掛かっていないこの感じが素敵ですね
親は 『 カラマンダリン × 吉浦ポンカン 』 !
これぞ、よく知るみかんの形です
お世辞にも容姿端麗とは言ってあげられないのですが、
多くの量作られていなくて結構希少な品種みたいですね!
お隣の山口県大島郡発祥が関係してるのかな?
カヌレはよく見掛ける柑橘で気になっていたのです。
少量パックを百貨店の地下で見つけて、ようやく連れて帰れました
これは美味しい!
実と皮が離れているのもご愛嬌です、
めちゃくちゃジューシーで果汁たっぷり。
濃厚なのに不思議とさっぱりしているのですよね
南津海もかなりの高糖度と思われるのですが、
カヌレの愛する せとか様 をひつこくなくした感じ?
あ、つまり、お姉ちゃんが一番好きなタイプの柑橘だ!
また姉妹の好みに多少の違いがあることを知ったのですが、
先日石鎚・尾道帰りのお姉ちゃんとそんな話をしていたのです
失礼、南津海は時に糖度20度以上になる模様。
柑橘が出回らなくなる初夏以降も美味しいことから、
南津海と命名されたという箇所を見過ごしていました。
なるほど、確かにいろんな意味で希少だ!
この後カヌレは再び外来のものに手を伸ばすのですが、
自分の好みを自分でわかるまでの回り道ということします。