底曳き網漁も残りわずか | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは。

 

 

底曳き網漁も残りわずか。

ということで夏場を乗り切るため、深海生物の確保に勤しんでおります。漁師さんも快く協力してくれるため非常に頼もしいですね。

 

 

そんなわけで現在バックヤードには様々な深海生物達が待機しているわけなんですが。漁師さんから頂いてもパッと名前が分からない種類も少なくありません。

 

 

最近私の頭を悩ませてくれたのはとあるヒトデ。

漁師さんも見たことがないそうで、私もこんなに真っ黒なヒトデは初めてでした。

 

すぐ種類も判明するだろうと片っ端から図鑑を手にするもよく分からず。

 

 

たまに底曳網漁で捕獲されるカスリマクヒトデに形は似ているなーとは思っていたのですが、色違うし・・・

 

 

といろいろ調べていたところ、このヒトデは体色変異に富むとの記述を見つけました。その中には真っ黒な個体もいるそうな。

 

 

それでは写真はどちらもカスリマクヒトデ!?

これだけ色が違えば別種だと思いますよね。

生物の分類において「体色は当てにするな」と言われることがありますが、今回はまさにその通りでしたあせる

※もし「このヒトデは別種で○○ヒトデだ」という情報お持ちの方はご一報を。

 

 

 

現在カスリマクヒトデは比較コーナーの水槽で展示中です。まだら模様の個体と真っ黒な個体、同じ水槽に入ってますので是非とも見比べてみてくださいませキラキラ♪

 

 

フトタ