し、師匠? | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

《翁(オキナ)》

  男性の年を取った老人を親しみ敬って呼ぶ言葉。



《優男(ヤサオ)》

  荒々しくなく情が深い、優しい男性。一方、弱々しい

 イメージも持つ。



冒頭から、用語解説で始まりましたが

深海生物のお話。


先日、底引き網漁の漁師さんから

オキナエビザリガニ(翁蝦)を数個体いただきました。


その中にちょっと違和感を覚える個体が

いたんです。


頭の片隅に


オキナエビは2種類いる


と記憶していましたが、定かではありません。




こちらは普通のオキナエビ




これが違和感を抱いた個体


鋏脚も毛が少ないですな。



何か顔つきも異なります。



調べてみますと


ヤサオキナエビ


のようです。



漁師さんも何も言ってなかったので

オキナエビと同じ場所で混ざって

捕獲されたと思われます。



お年を召した

優しそうで

若干弱々しくもある、

また少し毛が薄め。。。



僕の頭の中に浮かんだ人物、



落語芸術協会5代目会長で

『笑点』の5代目司会者でもおなじみの


桂歌丸師匠お笑いを一席




ヤサオキナエビは

僕の中では今日から


ウタマルエビ


口に出したら笑われるけどね。。。



ヤサオキナエビ、状態を見て

展示デビューさせようと思います。




創作もいいけど古典がいいよね!

落語好きの

飼育長Sでした。