受賞するとよいですね、ミステリーをさほど読まない、好んで選ぶことはないぼくだが、この作品は読んだ。ミステリーっぽくない本格的なミステリーであった。この作品野中で描かれる登場人物たちの罪悪感やテーマにもなっている献身とそのもとである恋愛の形はのあり方は、西欧の文化には理解されるのだろうか、東南アジアではどういけとめられるだろうかとも思ったが、受賞がきっかけとなってさまざまな文化的背景の人びとの感想が楽しみ。 福山克也