おはようございます。
雨の東京。昨日は、ぽかぽか陽気で久しぶりに10度を超えた。
本日は、雨・・三寒四温で春近し・・寒い冬ももうすぐ終わりだ。
・・サッカーよかった。オリンピック予選の事だ。
VSマレーシアで4-0。
終了時、まだ得点が足りないかナと思ったのが正直なところ。
一抹の不安が残っていただけに一夜明けシリアのまさかの敗戦に「yari-! yossha!~」
爽快な朝。まだ決定ではないとはいえ・・・・大丈夫だろう。
と、うかれていたらうっかり昨晩のアイスランド戦を見過ごしてしまった。
日程を勘違いしてしまった。このところ民放をあまり観ない。
良い感じで点がとれた様で見過ごしたのは返す返す残念だ。
・・NHKの災害特集をみてしまった。
津波の際の海岸に近い地下街からは早く脱出する事。・・・参考になりました。
今週も講習三昧、水曜日が明海大2回目講座、木曜日が西松建設社内研修会に参加、
昨日は、コンサルのC社。プランからパース講習。
(TP-PLANNERはプランから容易にパースが作成される。・・・いつか解説しよう)
本日、土曜日も明海大での鑑定士の為のCAD実務修習講座。
出かけなければならない。例によりいつもより早起きで書いている。
前回、懐かし話をした。2周間ほど前、東京に帰る際の那覇空港でTVをみてたら
「ザタイガース」(阪神じゃないぞグループサウンズと言われていた時代のバンドだ)
が「NHK ソングス」に登場。
ジュリーがスタイルを気にしなくなったのか・・例のユニフォームが
きみまろと同じ感じはちょっと残念だった。
ファンの為にもうちょっと頑張って頂きたい・・・悲しむ人もいる。
でも楽曲が良い。全曲そらで歌えるのが我ながらビックリ。
今じゃ人の名前を覚えられなくて困っているというのに。
・・・・あの日以来気がつくと鼻歌で「青い鳥」なんかを歌っているらしい。
タローのギターソロから入るあの懐かしい感じがたまらん。
さて名前を忘れないうちに明海大の水曜講座のメンバーを紹介記録しておこう。
左からイチカワ(指導鑑定士)ハラダ、ヒラノ、カワバタ、イワナガ(指導鑑定士)
前面、ナリトミ、シャ、シバノ、ツネフカの各氏。
今年は、港区の難解な事例で実践。1時半から5時半頃までかかったが
建物想定、面積表まで完成。皆の晴れやかな自信に満ちた顔はその為。
法規中心の初回はヒーヒーいっていたがその成果が2回目に発揮され
「建物想定をゲーム感覚で楽しめた。」(シバノ氏談)majidesuka!
ツネフカ氏は、沖縄石垣島から参加。この冬の寒さにはタマゲタらしい。
5月の天空率講座まで今回の分を復習し忘れない事!頑張れ。
さて本日も出かける前に「天空率講座始まるヨ!」
今回は、前回の事例、用途地域で区分されたほぼ正形な事例
を補足し、さらにTP-PLANNERユーザーと「日本で一番わかりやすい天空率」
のSKYXのユーザーの為に操作法を解説したい。
両ソフトを併記解説しその違いを解説したい。
前回と繰り返しになるが重要なポイントとなる為かまわず解説する。
隣地境界線天空率はJCBAでは「一の隣地」「敷地区分」が利用される。
「近似方式」に関しても記述されているが、現在では「一の隣地」に含まれる。
補足としてこれらをどの様に解釈し利用するかをさらに解説したい。
隣地境界線の解釈は、天空率施行時、隣地境界点間とする考え方が
主流となり審査が開始された。
その方式が採用されたのは平成14年の国交省の技術的助言の資料
の挿絵を参考にした為にその様に運用された。
しかし現実の隣地境界線は挿絵の様に直線では無く屈曲する事が殆どだ。
その為今回の事例でも同様に敷地境界点間で天空率計算を行うと
この様にNGとなる。本来天空率は、高さ制限を超えた分に見合う空地が
あればその部分から通風採光を確保する事が可能とする。
図の例では、隣地境界に面したすべての敷地の部分が正しく評価されない事になる。
敷地左右の空地および、西側妻側の高度斜線でカットされた部分
が隣地境界に面した空地が比較されない不合理だ。
この不合理を解決する為にJCBAでは「一の隣地」方式が採用されたが
その根拠はやはり国交省のQAから
隣地境界線は、この例の敷地の様に(前挿絵に比較し)
不正系な場合が多い。
QAでは、その様な場合の隣地斜線の解決法を解説している。
本来隣地斜線は
第56条 建築物の各部分の高さは、次に掲げるもの以下としなければならない。
2.
当該部分から隣地境界線までの水平距離に、・・定める数値が1.25とされている建築物で高さが20メートルを超える部分を有するもの・・数値が2.5と
されている建築物で高さが31メートルを超える部分を有するものにあつては、それぞれその部分から隣地境界線までの水平距離のうち最小のものに相当する距
離を加えたものに、イからニまでに定める数値を乗じて得たものに、・・定める数値が1.25とされている建築物にあつては20メートルを、イからニまでに
定める数値が2.5とされている建築物にあつては31メートルを加えたもの
とあり、計画建築物が全ての隣地境界線からの20mまたは31mを
越える部分が規定の勾配以下に制限される事が記載されている。
特定の敷地境界線を隣地境界線とする事が記述されているわけではない。
道路以外は隣地境界線と考える。これが「一の隣地方式」の基本。
ただし、その隣地斜線においても多角形で内接近似した隣地境界線からの
高さ制限内にあれば高さが安全側に想定される為、可とする。
これがQAの意図するところだ。
一方、天空率においては、塀などを天空率図に反映する事が要求される。
その事を考慮すると近似方式では、塀の部分がカットされる事になり
天空率計算においては合理的でない。
「多角形の取り方は、合理的な範囲内で行う事が適当である。」
とあり、合理的な範囲内に区分する事も問題ないと考えられる。
この事から隣地天空率においても本来、道路以外を隣地境界線(一の隣地)とし
比較する事が望ましいが合理的な範囲で行う事も問題ないとする。
これがJCBAにおいて「一の隣地」「敷地区分」の両方式が採用された解釈だ。
今回の事例では、隣地に面する角度が南と西側の境界となりほぼ90渡だ。
南、西面した境界を内接近似し天空率比較する事が考えられるが
塀を天空図に含まない場合、危険側になりかねない。
その為多少の屈曲も寄せ棟状に想定する事で塀を含んだ比較を行う。
では操作の解説をしよう。TP-PLANNERは「TP-SKY」
日本で一番分かりやすい天空率に付属するソフトは「SKY-X」だ。
まず、南側の屈曲した隣地境界を一としてまとめる為、
「天空率敷地」で同一区間の設定をする。
TP-PLANNERでは、本来道路以外は一の隣地とする為、この設定は
不要だが、この様に合理的に区分する場合は任意の範囲を同一区間設定する。
SKY-Xも同様に行う。SKY-Xでは、「一の隣地」(隣地全週型)は、
常に同一区間の設定を行う必要がある。
この操作で適合建築物と基準線は自動発生する。
「指定境界」で「一の隣地」で設定する事がポイントだ。
これは道路の場合でも道路中心線の敷地側からの角度が120度を越える場合は
「一の道路」とする事と同様の考えだ。
隣地側全体に基準線が勾配毎に道路以外の部分に
12.4mと16mの位置に作図される。
SKY-Xでは、「天空率JCBA算定」の項で同様に行う。
その場合、指定境界設定から「隣地全週型」を選択操作は同様だが
この場合は全週に基準線が作図される。
次に不要な基準線の部分を削除するわけだがここでは住居系1.25勾配区域のみ
を解説する。
不要な基準線を削除するわけだが勾配が異なるポイントは自動で区分されて
いるので容易に面した部分のみの基準線が設定される。
SKY-Xでも同様だ
最後はいずれも「計算モードへ」で天空率計算を行うだけだ。
その間、全行程10分かからない。
結果を比較すると
当然の話だが同じ結果だ。
天空率をこれから始める方には実践しながら学習して頂ける。
JCBAの普及の為に出版したソフト付き解説本だ。
明海大鑑定士講座の石垣島のツネフカ氏も
沖縄で「日本で一番わかりやすい天空率」購入し持参してくれた。
郷土びいきもあると思うがありがたい事だ。
さて雨の中そろそろ出かける時間だ。
では次回までお元気で。春はすぐそこ!