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2016年06月25日

令132条詳細解説 2

テーマ:天空率基礎講座
6月25日土曜日
今週23日は沖縄慰霊の日で戦争犠牲者の慰霊と平和を考える日。
その翌日、イギリスがEUから離脱のニュースが飛び込んできた。
戦後、平和主義からはじまったとされるEUからの離脱だ。

 アメリカのトランプ騒動同様にイギリスも内向きになったなどと呑気な事を言ってられるうちはいいのだが・・・はて世界は、日本はどう展開するのだろうか?

いずれにしても自分の立ち位置で頑張るしかない。前向きにナンクルナイサと思いたい。

 田中マー君が5勝目をあげた。クローザ―のチャップマンが3者連続三振なんと170kの剛速球。気分を良くしたところで今週の報告からはじめたい。

 昨日は国際展示場の設計製造ソリューション展に出かけてきた。

 最終日、終了間際の為か大勢の人でにぎわっていたが・・若干残念なのが3DCADの紹介が機械設計で建築CADの展示がなかった事。ひととおりブースをまわり景品を回収しながらヘッドマウントを装着しVRを体験してきた。まだ平和の様だ。



東京は、梅雨頃らしく雨の1週間。

20160622_174841.jpg

つゆ草が出番とばかりに可憐に咲いている。




3回シリーズの講座を受講していただいた3人組の最終講座が月曜日の午後。

最終日は天空率の基礎から実践まで。そして終了後は土地情報からプランニング面積表まで実践して頂いた。ほぼパーフェクト。皆さん意欲的で終了後も、現在抱えている事案の「一隣地」の考え方、最適後退距離の適用法、また発散規制ラインの作図法など時間延長で質問が続いた。お疲れさまでした。来年も勉強会しましょう。


 さて天空率講座を開始しよう。

  前回は、2以上の道路において最大幅員の区域の区分法を解説した。今回はその補足解説から始めたい。

円弧破線で示す部分は、「幅員の最大な前面道路の境界線」から2倍を超える為、最大幅員で区分されない事を解説した。これは東側4m道路側にまわり込んだ最大幅員5mの区域も同様で

 最大幅員の境界線から2倍10mを超えた部分に最大幅員5mを適用してはいけない。

前面道路が2以上ある場合の適合建築物は「・・第百三十二条・・・・に規定する区域ごとの部分の」とする。により令132条は天空率計算においては天空率比較を行う部分(区域)の区分法として利用される。 時々、2以上の道路の際に「132条による緩和の区分を行いませんでした。」というのは間違い。施行令135条の6 3項に記述する様に「第132条に規定する区域ごととする」と規定されている。


第一三五条の六 
法第五十六条第七項の政令で定める基準で同項第一号に掲げる規定を適用しない建築物に係るものは、次のとおりとする。

・・・
3 当該建築物の前面道路が二以上ある場合における第一項第一号の規定の適用については、同号中「限る。)」とあるのは「限る。)の第百三十二条又は第百三十四条第二項に規定する区域ごとの部分」と、「という。)の」とあるのは「という。)の第百三十二条又は第百三十四条第二項に規定する区域ごとの部分の」とする

 


 天空率は、区域内の建築物の占める面積と空地の面積を魚眼レンズに展開した面積で比較する事ゆえ区分を恣意的に区分してはいけない事はもとより2以上の道路の場合は令132条に規定する区域ごとで比較する。

 同様に適用距離まで延長しましたも間違いとなる。常に適用距離まで延長するのであれば、令132条の条文は意味をなさず・・・例えば道路中心10mの区域を無視し適用距離まで延長する事はない。
 段差状に区分されるのは、最大幅員が狭い場合、もしくは適用距離が長い場合となる。

 この関係は、

 最大幅員×2倍適用距離-(最大幅員+後退距離の場合、本例の様に段差状になる。

例えば9m道路で後退距離が2m、適用距離30m(住居系容積率400%)の場合では

9×2=18m <  30m-(9+2)  となり段差状になる。

以上が前回の補足、本日は3方向道路における令132条2項の区域の解説。
令132条2項は2方向道路の場合はその区域がなく1項、と3項のみになる。

2方向道路の場合

2 前項の区域外の区域のうち、二以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の二倍(幅員が四メートル未満の前面道路にあつては、十メートルからその幅員の二分の一を減じた数値)以内で、かつ、三十五メートル以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

の区域が存在しない事から解説したい。

最大幅員6mの2倍を超えた区域で道路中心10mの区域、つまり上図緑部が前項の区域外の区域だがこの区域は二以上の前面道路の境界線がない。5m道路のみが接道しており1の前面道路の境界線となる。その為、2方向道路の場合は令132条2項は存在せず3項

3 前二項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする

で区分されその接する5mの前面道路の高さ制限を受ける区域となる。


 したがって令132条2項が存在するのは3以上の前面道路を有する場合。下図で示す3の道路で解説する。この場合最大幅員が6m順に5m、4mと幅員に差がある場合。

住居系容積率200%、適用距離20mとする。

まず令第132条1項の区域は

最大幅員が3道路すべてに適用される。前項の区域外の区域令132条2項の区域となり以下

赤枠の区域は5m道路と4m道路の2の道路に接道している。最大幅員6mとその他の道路たとえば5m道路の関係では最大幅員の6mの2倍までは狭い道路5m道路側にも6m道路の広い道路による通風採光の効果を得る事ができるとした。

 この回り込みの原則は赤枠で示す道路中心10mの区域内で接する道路幅員の大小差がある場合に同様にまわり込みが適用される。

この区域の区分法の勘違いも多いのでその事も明確しておきたい。


 上図赤枠の区域で5m道路に面した部分は4m道路より広い為そのまま5m道路が適用される。区分法は2項の

2 前項の区域外の区域のうち、二以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の二倍(*)以内で、かつ、三十五メートル以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

それぞれその2倍とは、5m道路側にも4m道路側にもを意味しその2倍の位置までは幅員の大きい5m道路と同じ幅員を有するものとみなす。


 したがって5m側の区域と4m側の区域2区域が定義される。

まず5m道路側は

5m道路から2倍までは幅員の大きい前面道路5m道路幅員が適用される。

 その時4m道路側から2倍で5m道路に面した区域の幅をカットする必要はない。なぜなら狭い4m道路が広い5m道路に面した部分の通風採光には寄与しないと考えるからだ。

 この事は1項において広い道路側に5m道路側からまわり込みを適用しない事と同義。

では「それぞれその前面道路の幅員の二倍」はどの様に考えるか?道路中心10mの区間において幅員の狭い4m道路に面した部分の区域区分に適用される。

 


この区域で明確にそれぞれその2倍より4m道路に面した部分の幅は5m道路境界線から2倍の10m、そして奥行方向は4m道路の2倍8mが適用される。

 その際によくある間違いは奥行方向で狭い側4mの2倍ではなく適用された5m道路の適用距離まで延長するという区分法。適用距離はそれぞれの2倍より内側に適用距離がある場合は当然適用距離までだが本例の様に8m区分が内側にある場合それ以上区域を延長する必要はない。

 そして残りの区域が3項

3 前二項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする。

最後に残ったこの区域が5m道路の影響も届かずで4m道路幅員が適用される区域となる。

以上で道路に面したすべての部分(区域)の適用される道路幅員が確定した。天空率はそれぞれの区域ごとに比較される。


 ところで「それぞれその前面道路の幅員の二倍」と記述しなければならない事例でさらに検証したいが本日も長くなった次回にしよう。

大阪ユーザー会が来週にせまってきた。残り8席ほどです。行政へのJCBA方式および一隣地利用状況のアンケート結果など盛りだくさんです。多分来週早々に満席になります。お早目にお申込みをお願いします。

比嘉ブログ


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2016年06月18日

令132条詳細解説 1

テーマ:天空率基礎講座
6月18日土曜日
昨夕は、赤坂ニューオータニで関東沖縄経営者協会50周年記念式典に参加してきた。
会は600人を超える沖縄出身の関東在の企業経営者が参加した。
おそらく沖縄で今一番多忙であろうと思われる翁長知事も駆けつけ盛り上げて頂いた。

翁長知事の人気は高く挨拶を終えると個別の記念撮影に応じたため長い行列ができ食事をする間もない状態。

 基調講演が日本を代表する焼き菓子ブランド「エーーデルワイス」を一代で築きあげた比屋根 毅氏(石垣島出身)の講演は社是とする「忍耐と信用」を会社設立からの歴史とからめ語られた。郷土の後輩にむけた熱く力強い講演は感動した。
 

普段焼き菓子洋菓子はほとんど口にする事がないが記念に提供されたエーデルワイスの焼き菓子を今朝、食後のコーヒーで頂いた。・・うまい!感動がよみがえった。


これは金曜日朝の通勤路脇、雨上がり朝顔の花かな?

今朝も大リーグの応援・・・イチローは代打の一打席ながらヒット3000本まで残り20本。同時に中継された田中マー君も好調。めずらしく打線も爆発で悠々勝利4勝目。岩隈も6勝目で青木2安打。本日はいい日になりそうだ。・・・・しかし外にでると熱い。本格的に夏到来。


 今週から連日の講習が7月まで続く。月、水と出かけての講習は、TP-PLANNERの機能を存分に発揮した逆日影、日影、一の隣地の天空率など難解な3事案を設計の皆さんと協議しながら処理。久々に歯ごたえのある講習となった。


 火曜日は、逆日影、日影基礎講座。2名で参加の予定が飛び込みあり申し込み勘違いありで結局6人で参加。不動産鑑定3、設計3のメンバー。大阪からの参加ありであっという間の3時間。

そして木曜日からは来社の企業ユーザー3人の特訓シリーズ3日間が始まった。


設計新加入のメンバー中心に昨年受講済みのお二人を加えて2日間逆日影、日影、斜線、プランニングまで終了。来週月曜日は天空率で最終仕上げ頑張ろう。

 さて7月1日大阪29日東京の順にTP-PLANNERユーザー会が続く。今回も盛りだくさんの内容だ。

■TP-PLANNERユーザーズフォーラム2016会講演内容
13:00 開場・受付開始
13:30 開会ご挨拶
    天空率審査の現場における問題点の指摘と解決法
    JCBA方式行政対応調査報告
13:50 新天空率エンジンを使いこなそう!
    【基本編】新天空率エンジン(T-Space)基本操作
    【応用編】事例を使った操作解説                   
14:50 休 憩
15:00 天空光(再開発地区運用基準)
    天空光とは
    新製品「天空光オプション」解説                   
15:30 企画設計のこれから
    企画段階の情報モデル
    建築確認のための情報モデルと検定制度
    TP-Rlinkを使って情報モデルを構築しよう                   
16:30 FAQ
    サポートセンターに寄せられる問い合わせから                             
17:00 第一法規「建築法規PRO」抽選会
17:05 閉 会


今回は行政への天空率運用に関する電話調査の結果発表と天空率解析の決定版Ver16「新天空率計算」の操作方法を徹底解説する。そろそろ申し込みが始まっているので来週中に満席の可能性大です。早めのお申込みをお待ちしています。


 さて天空率講座を開始する事としたい。今週は審査機関の方から132条の区分法の質問を2社から頂いた。今週来週に分け詳細を解説したい。


 比嘉ブログでは、過去何度か2以上の道路がある場合に適用しなければならない政令132条の解説を行ってきた。令132条の区分法は、「基準総則集団規定の適用事例」(以下適用事例と表記)で公的に記述されている。

 天空率審査の現場では、運用が明確でない部分も多いが道路天空率に関して、適用事例集で仕様が明確になった事もあり運用上まったく問題ない。

隣地天空率に関しても一の隣地方式を利用する事で法的に祖語のない運用が可能となりその仕様はJCBAのホームページに記載されている。「天空率の運用の検討」に記述されている。

 さて今週奇しくも、審査機関2社から令132条に関する質問を頂いた。今回は、天空率解析における令132条で区分する意義を考えながらその事の正否を検証していきたい。


 まず道路高さ制限を規定する基準法第56条1項一号から

一 別表第三(い)欄及び(ろ)欄に掲げる地域、地区又は区域及び容積率の限度の区分に応じ、前面道路の反対側の境界線からの水平距離が同表(は)欄に掲げる距離以下の範囲内においては、当該部分から前面道路の反対側の境界線までの水平距離に、同表(に)欄に掲げる数値を乗じて得たもの


これ道路天空率の基本の考え方。この原則により前面道路が10mの場合のみの敷地と4m道路のみの道路では高さ制限が

10m道路では

図1

道路に面した位置で10×1.25=11.25mとなる。


一方4m道路の場合
図2

4m道路際では4×1.25=5mと低く抑えられる。これが道路高さ制限の原則。


問題は2方向の道路の場合で北側10m東側4m道路の場合
図3

第1項の記述のみではが10m道路からの高さ制限と4m道路からの高さ制限が重なる事になる。その結果

図4

その結果それぞれの前面道路からの制限に他方向からの可能高さがカットされる事になる。

図5

勘違いして頂くと困るが法56条第1項の規定のみで複数道路に高さ制限を適用するとこの様に道幅の狭い道路の高さ制限を受け建物が低層に抑えられてしまう。その結果土地の有効活用ならずで税収減となる。

 もちろんこの様な状態が良いわけはなく法第56条第6項で

6 建築物の敷地が二以上の道路に接し、又は公園、広場、川若しくは海その他これらに類するものに接する場合、建築物の敷地とこれに接する道路若しくは隣地との高低の差が著しい場合その他特別の事情がある場合における前各項の規定の適用の緩和に関する措置は、政令で定める。

「建築物の敷地が二以上の道路に接し・・政令で定める。」とする。この政令が第132条となる。

比嘉ブログではおなじみだが

(二以上の前面道路がある場合)
第一三二条 建築物の前面道路が二以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の二倍以内で、かつ、三十五メートル以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が十メートルをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

2 前項の区域外の区域のうち、二以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の二倍(幅員が四メートル未満の前面道路にあつては、十メートルからその幅員の二分の一を減じた数値)以内で、かつ、三十五メートル以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

3 前二項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする。

この政令が意図する事は
図6 

2以上の道路が接する場合は図4の様に区分するのではなくそれぞれに面した部分に適用される道路幅員を規定するのが政令132条。したがって4m道路に面しているから4m道路をそのまま適用するのではない事が記述されている。

 結果
図7

4m道路に面した部分も広い道路側の境界線から2倍(10m×2=20m)までは10m道路の対象となりさらにその部分を超えた部分でも4m道路の中心から10mを超えた部分は10m道路幅員の対象としてよい。この事により最大幅員の効果が他の道路に面した側にも適用される事になる。高さ制限の緩和となる。

 さて天空率で令132条の利用は適合建築物を作成法を規定した

前面道路との関係についての建築物の各部分の高さの制限を適用しない建築物の基準等)
第一三五条の六 法第五十六条第七項の政令で定める基準で同項第一号に掲げる規定を適用しない建築物に係るものは、次のとおりとする。

・・・
3 当該建築物の前面道路が二以上ある場合における第一項第一号の規定の適用については、同号中「限る。)」とあるのは「限る。)の第百三十二条又は第百三十四条第二項に規定する区域ごとの部分」と、「という。)の」とあるのは「という。)の第百三十二条又は第百三十四条第二項に規定する区域ごとの部分の」とする。

前面道路が2以上ある場合の適合建築物は「・・第百三十二条・・・・に規定する区域ごとの部分の」とする。

天空率は高さ制限では無く天空の空き率の比較ゆえ比較するエリアをどの様に設定すかがポイントとなるが2以上の道路があり場合、エリアの区分法は令132条で規定する。

「 つまり道路高さ制限(道路斜線)おける令132条の役割は、敷地内の部分の道路幅員を規定し、その結果高さ制限の「緩和」の意味を持つが天空率計算においては緩和ではなく区域の区分法を規定する事が目的となる。

 したがって天空率計算は令132条で区分された区域ごとに比較しなければならない。

令132条による区分の場合、最大幅員の幅の大小で当然区域の形状も変化する。今回の検証は最大幅員の区域のみに着目し最大幅員が10mの事例とその半分の5mの場合で比較検証してみたい。

まず今回、例示した最大10m、次が4mの場合は
最大幅員10m道路側は

図8

この部分はまず問題になる事がない。4m道路側にまわりこんだ最大幅員10mの区域は

図9

4m道路側にまわり込んだ10mの道路幅員は緑で示される部分(エリア)となる。

次に最大幅員が5mの場合だ。この最大幅員の区域の区分法に疑問を持つ方がときおりみられる。


図10

第一三二条 建築物の前面道路が二以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の二倍以内で、かつ、三十五メートル以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が十メートルをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。


幅員の最大な前面道路5mの境界線から2倍までそしてその他前面道路(4m)の中心線から十mを超えた区域。それが緑色で示される部分となる。

  
 その際に右側の最大幅員の境界線から2倍で区分せず適用距離まで延長し段差状にならないのではと指摘を受ける事がある。その事の可否を検証する。

 適用距離まで延長すると最大幅員の境界線からの2倍を超え道路中心10mの区域を侵食する事になる。その部分は「すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。」より4m道路側に面した部分も最大幅員5mとしなければならないと同義語となる。もちろん間違いだ。

4m道路側に面した部分の正しい区分法は


図11

4m道路側に面した最大幅員5mが適用される区域は上図の様に緑で示された部分が赤の寸法線で令第132条1項で区分されている事がわかる。仮に最大幅員の境界線から2倍を無視し適用距離まで延長すると適用距離が20mの場合さらに5m延長される間違いとなる。この場合最大幅員の幅5mが仮に広がったエリアで天空率計算を行うと極めて危険側の結果となる。

いや4m側はそうしないというのでは
すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

の記述に適合しない事となる。

JCBA天空率分科会ではこの様な間違いがある事を危惧しあえて「適用事例集」P198に下図の様に区分法を例示している。

区域②は「道路A側からの道路斜線制限の算定は不要である。」と明確に記述されている。



次回は3方向道路道路中心10mの区分法におけ審査機関からの質問に回答したい。
 



比嘉ブログ


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2016年06月11日

行き止まり道路と屈曲道路の高さ制限起点を考える

テーマ:天空率実践編
6月11日土曜日
 先週肩甲骨を痛めた話は、単に寝違えて首を痛めただけのことと判明、その後タオルケットを枕代わりにし、うつ伏せをやめ上向きに寝る様にしたらだいぶ回復してきた。そして今週だが後半、木、金と腹痛に苦しんだ。深刻な事ではないトイレが近くなるアレの事だ。これも原因は定かではないが暑さのあまりビールを氷で割り冷えひえで飲んだのが原因ではと思われる。この飲み方沖縄の甥っ子から聞いたのだが台湾でビールは普通にこの様に飲むらしい。さすがに昨日金曜日は食事をまるで受け付けない状態。梅干を白湯で頂いた後正露丸を3粒。夜になり多少回復した感があったので念の為、焼酎お湯割りでアルコール消毒。本日見事に回復。このところ増加気味の体重も1K減・・結果オーライだ。夏場も焼酎のお湯割りが一番。基本です。

東京も梅雨宣言され公園ではアジサイの各種が順々に咲き出した。これはガクアジサイ。

 体力的には最悪の1週間だがイチローのマルチヒットに元気をもらいなんとか乗り切ることができた。ピートローズは今週末にも超えそうな勢いだ。がんばれ!・・・いかんショートごろ。



 さて今週の報告から始めよう。今週水曜日には設計事務所ユーザーの講習。実案件を題材に日影規制、天空率のクリアーする手順を一緒に考えた。実案件は楽しい。

なんとかめどがつきほっと一息のみなさん。がんばれ!この日までは比嘉も元気でした。


今回のお題は「行き止まり道路と屈曲道路の高さ制限起点を考える」。アカデミックな響きがあるがそれほどの事ではない。
2方向道路の狭い道路側が屈曲道路2例の高さ制限適合建築物の作成法を「新天空率」で検証してみたい。

 事例は屈曲道路が

そしてもう一例は、いき止り風だがとおりぬけているやはり屈曲道路

いずれも屈曲道路に違いない。

今回は道路高差制限の起点の位置に関して検証したい。

JCBAでは道路斜線の起点を

で道路の反対側のAの位置を基点とする方法、敷地側の端部Bを基点とする方法いずれでも良いとされる。ただし一般的な解釈としてはBの部分では、行き止まりになる場合にのみ円弧状もまわり込むと考える事が一般的。左右に

 行き止まり道路に関しては比嘉ブログでも何度か解説してきたが基本的な考え方としては
通達で例示されたすくなくとも適用距離の幅いっぱいに道路幅がある場合は、円弧状に作成する意味がない。

 

この手法が原則だ。行き止まる場合はその隅部を中心にAの半径で回り込む。つまり反対側の境界に円弧上のみなしの道路境界線があると考える。天空率施行直後はそのみなしの円弧上の形状で算定位置の基準線を作図するなどの面倒な事があったが現在では反対側の道路境界線およびみなしの行き止まり部分に平行な位置にのみ配置される。

この様に行き止まり道路であればこの様に設定する事で問題ない。

一方
比嘉ブログ

の事例の左側の区域は

比嘉ブログ

この様な屈曲道路の場合においてに行き止まり道路と同様に敷地側の隅部を頂点として円弧状にまわり込んで作成されている。

結論からこの様な場合、JCBAではこの様に敷地側入り隅部を起点とし円弧状に適合建築物を作成する事でも良しとされた。良しとする理由はローカルルールで敷地境界点間で区域を想定する手法がありその場合道路の反対側を起点とすると処理不可能となる為、反対側を高さ制限の起点としながら「窓」などのローカルルールも満足する仕様はありえないため、この様な作成法も可とされた。


 ところで「建築基準通達集」では道路斜線の基点をこの様に図示している。


通達集をみるまでもなく法56条台1項には道路の起点はやはり道路反対側となっている。

建築物の各部分の高さ)

第五六条 建築物の各部分の高さは、次に掲げるもの以下としなければならない。

一 別表第三(い)欄及び(ろ)欄に掲げる地域、地区又は区域及び容積率の限度の区分に応じ、前面道路の反対側の境界線からの水平距離が同表(は)欄に掲げる距離以下の範囲内においては、当該部分から前面道路の反対側の境界線までの水平距離に、同表(に)欄に掲げる数値を乗じて得たもの


前面道路の反対側の境界線とある。


 ところで現在天空率の想定法の基本は「建築確認のための基準総則・集団規定の適用事例 2013年度版」に示されるJCBA方式。その場合、道路反対側を基点とする考え方でも問題ない。

 そこで今回は道路高さ適合建築物の作成の基点を敷地内隅部と道路反対側した手法と比較してみたい。


 前置きが長くなった。

開始しよう。

まずは、屈曲道路1

従来の方式で適合建築物を作成する場合は

「新天空率」のダイアログボックスから自動発生ボタンをクリックすると上図で示す用に円弧の隅部で適用距離および道路中心10mの区域が発生している。この場合最大幅員が東側8m道路となる事より面した部分は最大幅員が回り込んだ部分と道路中心10mの円弧の基準位置は敷地境界点上の隅部になっている事がわかる。


 反対側の道路境界線を基準とする場合、やはり「新天空率」の新天空率の欄で選択する。上下の違いは隣地天空率の発生も同時に行う際に「一の隣地」「完全適合」「敷地区分」から選択する。道路の場合はいずれを選択しても同じ。



 そしてTSPACEという高さ制限起点を直接入力するツールが起動し


この場合「発生」ボタンをクリックするのみだ。

詳細の検証をしよう。まずは最大幅員が回りこんだ区域から

比較して頂くと明解だが起点が道路反対側となる為に、適用距離による円弧状の反対側の敷地側隅部を起点した場合と比較しなだらかになる。


 道路中心10mの区域は


まさに道路中心から10mまでとなる。この区域もだいぶ違う。当然この区分法が適法だ。ただし繰り返すが敷地側を起点とする事も簡便法として問題ない。


 つぎに屈曲が90度の事例 

この場合道路は南側に延長される為、先ほど同様に屈曲道路として適用される。

まずは従来の敷地側隅部から円弧状に区分した場合は


道路反対側を起点とした場合はTSPACEで行う。



TSPACEでは、最大幅員が回りこむ際に4m道路がわから平行に発生する8m幅と交わる様に縦側の敷地境界線は十分に延長する必要がある。


 この場合区分区域が敷地側隅部を起点とした場合と比較し異なる様だ検証しよう。


適用距離は道路反対側、道路中心10mは道路中心線を起点としている。まさに適法だが
簡便法と比較すると区域形状が異なる。解析結果にも少なからず影響があると思われる。


 長くなった本日はここまでとしよう。次回までお元気で!



比嘉ブログ


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2016年06月04日

最大幅員が適用距離外にある事案の天空率

テーマ:天空率実践編
6月4日土曜日
東京は、うす曇りの土曜日
以下どうでもよい話がつづく。できればアジサイの花の段まで飛んで頂きたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2週ほどたっただろうか。どうも肩甲骨のあたりが朝起き上がるたびに痛む・・。
多分、寝しなに時々思い立ち始める鉄アレイを使用した筋トレもどきが原因かと思いながらも、その事は「・・の冷や水」と言われるのもしゃくで痛みをこらえていたのだが・・・

 今週あたりから痛みが日に日に強くなるにつれ内臓・・心臓に欠陥があるのでは?など心配になり湿布薬で様子をみる事にした。久々の湿布薬・・・気持ち良い事もあり効いた気がしてきた。どうやら内臓系の疾患では無い様だとNHK「総合診療医ドクターG」よろしく自ら納得したのだが2~3日たっても状態はよくならず。

 とうとうがまんできずに10年ぶりだろうか近くの名医の誉れ高い整形外科に出かけた。前回はキャッチボールでイレギュラーにはねたボールを取り損ねて突き指の時。その時も元野球部ゆえ取り損ねたと言いたくない理由で我慢したが1週間たっても引かない痛みに駆け込んだ・・・がすでに手遅れで名医いわく「比嘉さん幸いにも内側に曲がった指は生活する上で支障ありませんのでそのままにしましょう」と言われ・・納得した。

  さて今回だがもはや名医も息子に代替わりしていたが「原因は首ですネ」とあっさり診断された。そういえば肩甲骨のあたりは指で押しても痛くない。首の骨が若干ヘルニア状態らしい。それが神経に当たり肩甲骨の神経、先生に言われて、そうかもと思ったが腕の若干のしびれも影響しているらしい。
・・・どうやら原因は筋トレではなくこのところセミナーの為に長時間PCに向かって書き物をしていた事が直接の誘因・・・で根本的な原因は、20年以上うつ伏せに寝る我が寝相にあったらしい。

 出張、旅が多く枕が変わるのがいやで枕のいらないうつ伏せで寝る技を20年程前に会得したのだが・・・どうも寝ている間に首の骨に大きく抵抗を与えていた様だ。・・・・以来、今週中頃より枕を利用する事にした。どうも寝つきが悪いが皆さまもくれぐれもうつ伏せ寝はやめましょう。
・・・・・ひょっとして単に寝違えただけ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

どうでも良いついでだがこの中央のアジサイの花房・・・ハート型に見えないかい?!

 
 さて今週の講座は、ハウスメーカーの3人組。新人中心に天空率講座をおこなった。終了後のホットした瞬間。
 

あとは実践あるのみ。実践を通じた質問をお待ちしてます。ガンバレ!



 天空率講座を開始したい。

今回は「最大幅員が適用距離外にある事案の天空率」最大幅の適用距離が他の道路区域に与える影響を解説したい。

前回解説時間切れとなったこの事例

これはサポートセンターに寄せられた質問への回答でもあるが
この場合、最大幅員に面した道路境界幅が狭い事もあり壁面位置が18.2mの位置となった。その為、適用距離は後退距離0mに設定した場合でも計画建築物に達しない。

 その事から最大幅員10mは最大幅員ではなく次に道路幅員の広い北側道路(屈曲している為、行政への確認では最も幅の狭い5m部を道路幅員)が最大幅員に昇格するのでは?

というもちろん間違った解釈があった事より念の為この事を解説しておきたい。

 道路幅員が2以上ある場合の道路天空率の適合建築物の作成法は令第135条の6第3項で規定される。
3 当該建築物の前面道路が二以上ある場合における第一項第一号の規定の適用については、同号中「限る。)」とあるのは「限る。)の第百三十二条又は第百三十四条第二項に規定する区域ごとの部分」と、「という。)の」とあるのは「という。)の第百三十二条又は第百三十四条第二項に規定する区域ごとの部分の」とする。


令第132条で区分される事が記述されている。毎度おなじみだが最大幅員に関して規定した1項の部分のみを掲載すると

(二以上の前面道路がある場合)
第一三二条 建築物の前面道路が二以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の二倍以内で、かつ、三十五メートル以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が十メートルをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。


最大幅員を規定する条文の中で「最大幅員が適用距離を超えた場合・・」などという規定はなにもなく適用距離により最大幅員の扱いが変わるわけでもない。したがってこの場合最大幅員区域には計画建築物が存在しない為、高さ制限そのも不要な区域となる。

 申請時には適用距離が計画建築物の区域にない事を距離表記などで記述する事などで対処するのが一般的。

 したがって最大幅員以外に面する道路幅員を規定する令第132条2、3項はそのまま最大幅員10mが適用される。道路幅員の形状が前々回比嘉ブログと事なるので北側屈曲道路に面した最大幅員の区域を検証すると

前々回の事案ではクリアーしていた北側屈曲道路の最大幅員の区域がNGとなった。最大幅員は前々回と同じで・・・違いは最大幅員の形状。前々回比嘉ブログを再度確認すると




なるほど前々回の事案は最大幅員が屈曲し敷地に接近している為最大幅員の2倍が敷地内にあり北東隅部の空地が最大幅員の区域に含まれた。・・が今回は敷地外となりすべて北側屈曲した道路中心から10mを超える部分で区分された為に空地は北東側の隣地に接する部分でわずかとなる。


最大幅員10mがまわりこんだ最大幅員が適用される区域ではあるが、この空地では天空率でもクリアーする事はできなかったという事だ。天空図重ね表示だと明確になる。



一方西側4m道路に面した最大幅員の区域は

この区域は前々回と同様になる。念の為以下表記する





以上が最大幅員および最大幅員10mがまわりこむ区域。敷地外の最大幅員の形状が他の道路幅員の区域に大きな影響を与える為、区域の自動処理には、敷地外の道路形状を正しく認識させる必要がある。新天空率では従来「天空率敷地」で代用したその機能を直接加筆する事で法解釈を可能にしている。

 さてこうなると北側屈曲道路の道路中心10mの区域も当然異なる事になる。確認しよう。

ちなみに前々回では



2の算定位置でNGとなる。さて今回は


北東側の隅部の空地が今回は道路中心10mの区域に含まれて設計有利となったが右端部の算定位置でNGとなった。4m道路上側の空地が遠い事とNG算定位置の前面の計画建築物の規模が大きくしかも算定位置に近い為、空が大きく遮蔽された事による。

 アイソメ図で確認すると

やはりその様だ。天空図の重ね表示で確認するとさらに明確になる。

 中央部の計画建築物のデッパリが左右の緑の空地部より大きい。それゆえNG・・・納得。ちなみに最適後退距離でも確認したが壁面位置は今回採用する最大がベストの様だ。


一般的に最適後退距離が効率的に機能するのは区域の幅が狭く、さらに道路幅員が広く見通しが良い事と後退距離が4m~5m超の幅がある場合に有効に機能する。

 逆天空率チャートでカット幅を確認すると

この区域に関しては微小なカットで問題ないが最大幅員が回りこんだ北側屈曲道路では

これが思いのほか微小なカットで済みそうだカットし検証

以外と微小なカットですんだ。しかもカットは躯体外のひさしの部分だ。ちょっとした変更でなんとかなりそうだ。天空率おそるべし。


 4m道路に面した道路中心10mの区域は前々回同様カットするが結果として

円弧で記した3か所をカットする事でおさまる。


本体部はほとんど影響無し。改めて敷地を見直すと建物本体部は最大幅員10mが令第132条で適用される事、それに伴い高さ制限で超えた部分もわずかとなる。高さ制限を超えた分の必要な空地は逆天空率カットにより確保された空地である。極めて明快なロジックだ。

 本日は、他に2例用意したが思いの他、興味深い展開となった為に長くなった。その分は次回にしよう。次回までお元気で!


比嘉ブログ




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2016年05月28日

3方向道路と2方向道路と比較

テーマ:天空率実践編
5月28日土曜日 薄曇りの空。窓をあけていると冷たい空気が入ってくる。
昨晩の錦織の3時間を超える熱闘勝利に続き田中マー君もナイスピッチングで3勝目をあげた。
当たりのとまりかけたイチローもヒットが出たとの情報に一安心後のブログタイム。

 本日はジョンカビラ、川平慈英兄弟の父上川平朝清(かびらちょうせい)氏の語りをお伝えする事から始めたい。
琉球舞踊が好きで時々出かけるのだが数年前、舞踊会の幕開けの挨拶で当時沖縄県人会会長だった朝清氏がおしゃれでユーモアあふれる挨拶をされた。それ以来のファンで時々マスコミに発信される語りをチェックしている。本日はその中から沖縄の基地に関する事から

毎日新聞のWeb版では

名護市辺野古への移設を巡るニュースで、移設反対の市民らが「沖縄を返せ」を合唱していた。既視感があった。「闘いの相手が米軍から日本政府に代わっただけじゃないか」。深いため息をついた。・・・

・・・・、沖縄放送協会(NHK沖縄放送局の前身)の会長に転身した川平さんは、あるパーティーで沖縄の最高責任者で「沖縄の帝王」と評されたポール・キャラウェイ高等弁務官からささやかれた。「君たちは一生懸命、本土復帰運動をやって日本に返ると言っているが、どういう所に返るのかわきまえた方がいい」。沖縄が復帰を熱望する日本を批判されて不快だったが、皮肉にも今、その言葉を思い出す。政府は選挙で繰り返し示された基地反対の沖縄の民意を無視して移設工事を強行する。「本土復帰すれば政府は米国に向かって沖縄の人の立場を代弁すると思ったら、実際は米国の側に立って沖縄に向かい合っている」


久米宏のラジオ番組「ラジオなんですけど」のゲストで出演された際も沖縄に基地がある事をわかりやすく伝えていただいた。

嘉手納基地の面積は東京・品川区とほぼ同じ。もし品川区がすべて米軍基地だとしたらみなさんはどうでしょうか? 沖縄の人たちはその状況を70年間耐えてきました、・・東京の品川から多摩川に至る10KM道路の両側がアメリカ軍基地であったなら我慢できできましたか?
・・・日米安全保障条約は必要なものと考えるが地位協定だけは日本の主権を確立して頂きたい・・・・。



そろそろ梅雨.
公園では各種アジサイが咲き始めた。これはミヤマヤエムラサキか?


 今週の報告から火曜日は不動産鑑定士の為の画地割講座。不動産鑑定士女史2名の参加で大変楽しく2物件をこなしながら解説した。楽しすぎて記念撮影を忘れてしまった。また次回のお楽しみ。

 水曜日はとある企業の為の講座。朝9時半から夕7時前まで。企画設計ベテランの中に企画設計修行中のF女史。F女史中心にTP-PLANNERの操作および日影規制の基本的な考え方からプランニング天空率、そして実事案作成まで特訓した。

さすがに皆さんグッタリ・・・ベテランの皆さんも大いに語ってもらった。比嘉も久々にヘロヘロ。語りが多かった分ビールが進んだ事を報告しておこう。皆さん頑張りましょう。


天空率講座を開始したい。

前回までは敷地外で屈曲する3方向道路の令第132条の区分法を解説した。
新天空率で敷地外の屈曲した道路を入力し解析をするめると





NG区域が2箇所。北側屈曲道路に面した令第132条2項道路中心10mの区域と、西側4m道路の令第132条3項道路中心10mの区域でNGとなった。その区域の区分法と解決法は前回解説済みゆえ確認して頂きたいが北側屈曲道路の結果は




がこの様にNGとなった。
今回は西側4m道路が隣地の2方向道路の場合と区分および結果を比較したい。
2方向道路は5月19日「新天空率:Revit連携」セミナーで実践解説した事案だ。
セミナーでも2方向道路と3方向の区分の違いは比嘉ブログで確認などとお伝えしただけに解説をしたい。その他最大幅員からの高さ制限が適用距離をこえ最大幅員からの影響がない事例

この様に最大幅員10m道路からは適用距離20mは計画建築物に到達しないその事で令第132条における最大幅員が10mではなく次の幅広道路になるのではとする間違いの検証と区分の確認。

まずは2方向道路の区域を発生し検証してみよう。尚こ事例はセミナーで提示した計画建築物および容積率異なりによる適用距離も異なる。

 解析の流れは前回までと同様になる為ここではいきない全体の解析結果から

どうやら北側道路中心10mの区域はクリアーしている様だ。その区域を検証してみよう。

なぜだろう。円弧で示す計画建築物の部分が分断されている事がわかる。わかりにくいので3方向道路を再度表示すると


3方向道路の道路中心10mの区域は4m道路側からも10mで区分される。その為円弧部の計画建築物が含まれてしまいその分空が狭くなり天空率が低下しNGとなった。

アイソメ図で比較すると

右側3方向道路の場合、赤破線部の計画建築物が空を遮蔽する事になり天空率が低下する。
さらに天空図重ね表示で比較してみよう。

右側3方向道路の場合4m道路部分からの10mまでの計画建築物が参入され天空率が84.867%2方向道路の場合86.332%で1.465%3方向道路天空率が低下する事がわかる。その為NGとなる。

 この敷地形状の場合問題にならなかったが一般的に最大幅員が回り込んだ令第132条第1項の区域は大きく異なる。念の為その事も確認しておこう。

 

まわりこんだ最大幅員はその他の道路全ての道路中心10mを越えた部分ゆえ3方向道路の場合、円弧で示す部分の空地が低下するので注意したい。

令第132条1項の区域から
(二以上の前面道路がある場合)
第一三二条 建築物の前面道路が二以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の二倍以内で、かつ、三十五メートル以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が十メートルをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。


この事例の場合は東側隣地側に空地が十分ある為にいずれもクリアーしている。

さてもう一例と思ったが本日も長くなってしまった次回にしよう本日はおしまい!


比嘉ブログ




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