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2016年08月27日

REVITで企画設計を行う手法TP-Rlinkの話

テーマ:企画BIM

8月27日土曜日8月も残りわずか・・・・相変わらずの暑い毎日・・迷走台風10号はどこへ向かうのやら・・。今週は吉田タクロー祭りの後のさみしさ状態。相変わらず朝の挨拶はボンジーヤ。と呑気な事を言ってられない・・。9月1日ワールドカップサッカーアジア最終予選、そしてリオパラリンピックは9月8日開幕、オリンピックの勢いそのままに活躍が期待できる。得に復活した競泳成田真由美選手には期待している。車いすテニスの国枝慎吾、上地結衣、陸上に柔道・・・みのがせない・・・また体内時計が早起きのブラジルタイムにシフトされる。

 9月はセミナーのイベントも多くこちらも闘いだ。

 

 

この花は、会社玄関脇に咲くプルンバーゴ・インペリアルブルー。昨年も比嘉ブログに登場してもらったが昨日の強烈な日差しの中、ヘロヘロになり会社到着すると玄関でキラキラ輝き元気を与えてくれた。南アフリカ原産。

 

 まず今週の報告から今週は個人講習2回目の天空率講座

 

斜線規制の始まりから天空率審査の変遷を確認しながらつい時間オーバー。お疲れさまでした。

 

 今週は9月に多く開催されるBIMメーカーとのジョイントセミナー用資料作りに追われた。パネルパンフを作成しなければならない。実はこの仕事が楽しいい。企画設計の流れにそったBIM連携の手順を考え、各社BIMソフトとの連携を確認する。

 

 まだ途中だがとりあえずの流れができた。今週の講座はTP-PLANNERをBIMソフトとして利用する手法を解説したい。もとよりTP-PLANNERは企画BIMの登録商標を取得しておりBIM

(建築設計)最上流のBIM構築が可能なソフトとしての位置づけにある。

 

 

 今回は、オートデスク社のREVITTP-PLANNERがシームレスに連携するTP-Rlinkリリースされた事よりREVITの連携を解説したい。

 

 REVITは特に生産設計において有力なソフトとしてゼネコン中心に広く利用されている。今回は企画BIM TP-PLANNERとの連携により企画設計においても有効に機能する事を紹介したい。

 

 始まりはREVIT、TP-PLANNERいずれから開始しても問題ない。

今回の例題は

 

 

用途地域は路線から30mまでの西側が準住居で容積率300%日影規制が4/2.5 東京3種高度、東側が一種住居で容積率200%で日影規制が3/2規制、東京2種高度の形態制限が厳しく発散規制ラインおよび天空率を利用しないと厳しい。さらに北東側の地盤が5m高く日影の 受 影面の緩和として利用したい。

 

 解説開始!

 

 今回は上記エスキスを参考にREVITで建築物がすでに作成されている状態から開始する。

 

 

TP-PLANNERでは、事前にプロジェクトメニューで、物件枠のプロジェクトのみを登録しておくこれがリンクするプロジェクト枠となる。

 

 REVITのデータがTP-PLANNERで利用される為にデータ領域の共通化を行う。この事を紐づけなどとも称する。

 

 

 REVIT内にあるTP-PLANNERメニューの環境設定で事前に登録したプロジェクトを指定する。この事によりこれからREVIT内で行う形態制限の解析がすべてTP-PLANNERの高速エンジンで実行される。

 

 まず最初は、方位、敷地形状、用途地域などの土地情報をREVIT内のTP-PLANNERメニューから「斜線・日影」をクリックすると画面はTP-PLANNERに切り替わり通常どおりの詳細な土地情報を入力する。その際、基礎情報はREVITで入力したエスキスを利用する事で座標が共通化される。

 

 

 行き止まり道路、屈曲道路、発散規制ラインの指定などを行う。今回は2週住居地域の北側の道路反対側の地盤が5m高い為、「近隣地盤」の入力も行う。TP-PLANNERの土地情報の情報量は一般社団法人IAI日本が実施する「IFC出力検定(建築確認モデルビュー定義2015)」に唯一合格しておりそれらの情報はTP-PLANNERで保持される。

入力終了するとREVIT画面に切り替わる。

 

 

 REVITでは、早速、日影規制のチェックから行う。REVIT内のメニューから時刻日影、等時間日影、指定点日影を指定し一気に日影の解析を行うと

 

 

 西側の変形道路内に2時間半の等時間線が発生したが発散規制ラインでクリアーしている。ただし北側で数ポイントNGがある様だ拡大して確認すると

 

 

 

このNG部が2:30時間規制に対し2:31分、2時間規制に対して2時間3分わずかだがオーバーしている。まずは左側の指定点赤表示のNG位置をチャートで原因を確認してみると

 

どうやら高層部の幅がわずかに広い様だ拡大しチャートのカット幅と建物幅の環礁チェックしてみると

 

このとおりでどうやら幅を狭める必要様がある。

 

左側のNG部も確認しよう

 

 

この原因は階段室の庇が太陽高度を超えている様だ。

 

 場所は特定できた。この様にREVITがTP-PLANNERの様に機能するのが TP-Rlink

ここまで原因が特定できればREVITの機能で形状を収めるべく変更す。

 

 今回はNG手順が前後する感もあるが逆日影、逆斜線も強力だ逆日影計算を行うとそのNG箇所がさらに明確になる。

 

高層幅の部分が若干飛び出ている。階段上部では太陽高度からわずかに上側にでている事がわかる。詳細は後ほど等高線で表示したい。

 

ブロック図ではさらに可能空間を建物イメージとし重ねて確認される。

階段室が上がらなくなる為その部分は7階まで。(メゾネットなら可能である事もわかる)

 

 

ブロック図と建築物の環礁チェックは分かり良い。

 

等高線は

 

 

紺色で示される高層幅の右側がオーバーする事、階段ひさしがわずかに抵触する。

アイソメ図と重ねた立体表示の等高線

 

斜線規制も確認しよう現況建物の後退距離を考慮した鳥かご図では赤表示される。

 

 東、南側道路に面した道路中心10mの区域で斜線規制を超えている。南西側隣地斜線もNGの様だ。天空率計算の必要有。その前に鳥かご図を逆日影結果と複合すると

 

 

さて天空率計算だ。

道路天空率はREVITのTP-PLANNERメニューから「道路」をクリックすると難解な132条を解釈し適合建築物、算定位置を自動発生し解析してくれる結果は

 

 

行き止まり道路では道路中心およびおよび最大幅員10mが円弧状に区分されているが7m道路側で3と4m道路側で1のNG。

 

 念の為確認だがこれらの操作画面はすべてREVIT内のTP-PLANNERメニューで実行される。

 

 

 REVITメニューから「天空率」ボタンでTP-PLANNERに移動し天空率で逆天空率などで解決する事も可能でシームレスな操作体系が実現されている。BIMの醍醐味をぜひ味わって頂きたい。

 

 さて今回はREVITで建築物を作成を開始した、工場あるいは東京オリンピックを控えての公共建築などはこの手順が順当だと思われる。ただし共同住宅などビルディングタイプはやはりTP-PLANNERから始める事が効率的だ。次回はその手法を解説したい。

 

 9月になると多少暑さも和らぐ・・カナ。今しばらくの頑張りです。次回までお元気で!

 

 

 

比嘉ブログ

 

 

 

 

 

 

 

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2016年08月20日

行き止まり道路と隣地天空率

テーマ:天空率実践編
8月20日 外は、久々の大雨。
今週は月曜日、旧暦7月13日ご先祖の霊をお迎えの為(ウンケー)沖縄にでかけた。ご先祖様をおもてなし後旧暦7月15日無事送り届け(ウウクイ)後木曜日に帰京。全国的にメジャーになったエイサーはそのウウクイの日に華やかにご先祖をお送りするイベント。

東京でも熱帯化しこの時期、暑さは沖縄も東京もほとんど変わらない。しかしこの海の碧さよ・・・。


 今朝も早朝からのオリンピック観戦。さすがに2週目の本日、慢性の寝不足感がある。が今朝もシンクロ、レスリング男子、競歩50KMそして男子400mリレー。
 思えば体操の内村の大逆転から始まり今回は逆転勝ちが多く勝負強い。

 今回のメダル数は金メダルこそ東京、アテネの16個に届かない12個(土曜日現在)だがメダル総数では過去最多のロンドン大会の38個を超えて41個。連日力が入るわけだ。
 

 日本選手の勝負どころで委縮する事ないのびのびとした闘いぶりがたのもしい。卓球の伊藤 美誠、女子レスリングの若手メダリスト・・・・・その他多数・・日本人もたくましく進化している様だ。
 ところで50Km競歩の銅メダルは日本の陸上競技に希望を与えてくれた。かつてのお家芸マラソンはアフリカ勢の2位時間4分台の時代ではもはや手が届きそうもない。・・が競歩は粘り強さ、技術指向の日本人に向いている感じがした。東京オリンピックに向け強化の為に箱根往復競歩駅伝大会を提案したい・・賛同有りや無しやどうだろう。

 そしてなんといっても本日の男子400mリレーは凄かった。ボルトのいるジャマイカと0.33秒差は東京大会で金を期待してもバチはあたるまい。

 これは沖縄の高速道路の脇、公園の庭などに多くみられる花で「アラマンダ」別名「オオバナアリアケカズラ」熱帯地方が原産らしい。子供の頃はあまり見なかった思いがあり名前をたずねど当方のまわりではいい加減な回答ばかり。ホテルで聞いたら「ハイビスカスの黄色い種類」などと言われてこれゃだめだと例のGooGLE画像検索で確認。スッキリした。アラマンダより和風の「ありあけかずら」と呼ぶ事にする。



天空率講座を開始したい。この3週程



 新人研修で使用したこの事例で道路天空率を解説してきた。行き止まり道路が3方に接道する場合の道路天空率からNGに対する対処として逆天空率の手法を解説した。

 今回は隣地天空率を解説したい。まずは隣地斜線のチェックから

まずは隣地斜線の断面図を確認してみよう「図法」「断面図」でダイアログが「道路、隣地」にチェックマークがついている事を確認後「設定ボタン」をクリックし任意の隣地境界線をクリックする。まずは東側の隣地境界線の南面をクリックし南北方向の隣地斜線は


NGとなる。この場合、道路天空率の為低層におさえられた23m高のブロックの部分は31mの可能高に対して空地と同様に考えられNGに対する空地は十分だ。

 やはり東側の入隅を構成する隣地境界線は

NG断面は同程度だが南側には約4.5mの空地がありやはりその分で十分天空率はクリアーする事が想定される。

 最後に南北方向の断面を確認すると


さて隣地天空率を行う場合、JCBA方式の隣地の天空率の考え方を確認しておきたい。
現状の隣地天空率計算は「適用事例集」でも詳細が記載されておらずJCBA天空率分科会によるレポート参照する必要がある。「天空率の運用と検討について」
を参照するとP104 に隣地天空率計算を行う手法として

おむね隣地の境界点間事に隣地天空率を比較する「敷地区分方式」と道路以外の連続した隣地境界線をひとまとめに天空率比較する「一の隣地方式」がある。

 「敷地区分方式」はその隣地境界線の部分が出隅、入隅により設定法が異なる。残念ながら詳細の解説をされたものはないが慣習的に以下の方法による。
出隅に面した部分は

➊ 出隅に面した部分の適合建築物は、法第56 条第7 項第二号の政令で定める基準線に垂直方
向に適合建築物を作成する。その際他の隣地境界線からの高さ制限は考慮しない。
❷ 出隅、入り隅の判断は当該隣地境界点間で確定する。

入隅部は

❸入隅に面した部分の適合建築物は当該の隣地境界線に垂直に区分される部分と入り隅角の半
分の部分までを一体の区域とする。
❹入隅部を有する隣地境の他の端部が出隅の場合は端部から垂直に区分する。

敷地区分方式では境界点間で比較される為上記解説の敷地では4隣地境界がありその分天空率比較を行う。


一方「一の隣地方式」では


➊後退距離は、一の隣地境界線で近接する幅を最大としその間の任意の値を採用する。
❷ 連続した一の隣地境界線の隣地高さ制限適合建築物は全ての隣地境界線からの隣地高さ制限に適合する寄せ棟状に作成する。
❸隣地斜線に対して天空率を適用する場合の算定点を設定する基準線は、法第56条第7項第2号「隣地境界線からの水平距離が、~だけ外側の線上の政令で定める位置」に則して設定される。「屈曲した隣地境界線を一の隣地境界線」としてこの法文を適用すると、円弧部分も基準線と考えるべきである。(日影規制の測定線と同様の法文の記述)
❹連続した一の隣地境界線が入り隅状でさらに境界点間が狭い場合など面する位置に基準線を配置する事が困難な場合、隣合う道路境界線端部に垂直な位置まで延長する。

以上は講座で用いたテキストに掲載されている再確認して頂きたい。この解説例ではまさに隣地境界線は敷地区分方式が4に対して1になる。

 では今回の例題に戻ろう。適合建築物の作成および基準線の自動発生は「入力」「新天空率算定領域」で行う。

まずは敷地区分方式は
ダイアログで「敷地区分方式」をクリックすると

この例では境界線が8ゆえ8区域、8基準線が発生する。境界線ごとに形状を確認するには画面右側の「天空率表示」をクリックし境界毎に確認する事が可能だが今回は一気に解析する。「入力」「計算モードへ」から「計算」「天空率」で表示したダイアログボックス内で「均等発生」で算定位置を自動発生後、「計算開始」で天空率計算を実行する。

結果は

区域ごとに対数グラフで近接する算定位置を表示した天空率計算結果は全て青表示のクリアーである事がわかる。この解析結果は確認申請時に三斜求積による差分がクリアーする様に差分が確保されている。

 代表的区域をピックアップし検証してみる。
まずは東側入り隅部から

まず面した隣地境界線に片流れに加えて入り隅角の半分までが区域として区分される。

出隅部は

出隅部の境界線に基準線から垂直に区分する。この例では空地が殆どないがアイソメ図でわかる様に高さ制限内におさまっている為、天空率でもクリアーしているだけだ。ついでだが同様に隅部は


境界線の幅での比較となる為にこの様に狭い境界点間の場合、敷地内の空地が考慮されない。この例では高さ制限を超えてない為にクリアーしており、「敷地内の空地の分高さ制限を超える事ができる。」天空率計算の基本的な考え方に対して反する事がわかる。

 この様な問題を解決する為の仕様が「一の隣地方式」だこの場合は道路で区分された北西部と南部2の区域が発生する。

区域ごとに解析結果とアイソメで確認すると

南部は


道路で区分された北西部も南側の境界戦の端部から円弧状に高さ制限がある為にすり鉢状に適合建築物が作成される。後退距離は最も近接する東側入り隅部の値が適用される。その分安全側といえる。

 残る区域の北西部は



この場合北西部の円弧状の建築物は30mゆえ高さ制限は商業地域ゆえ31mからになる。後退距離の位置に着目。この区域は全て高さ制限内にある。
以上が一の隣地方式。「一の隣地方式」事前にその利用の可否を審査側に確認する事が肝要。

以上で隣地天空率の補足解説も無事終了。あとは配属された部所で戦力になれる様頑張れ!応援します。


比嘉ブログ







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2016年08月13日

行き止まり道路と令132条 3 逆天空率

テーマ:天空率実践編
8月13日土曜日、今週はいろいろ語りたい事がある。まずは、夏休みらしくこの一枚から

 先週夏休みを先取りし猛暑の東京から脱出していた。そしてひたすらイチローの3000本安打を山で待ち続けてきた。が・・何のことはない東京に戻った8日早朝とうとうやってくれた。イチローらしい3塁打。(最もイチローならジャンプ一番キャッチしていたかもしれないきわどい当たりだったが)オリンピック中継が始まり関心がそこに移る前の記録達成はさすがだ。そして本日も代打で登場ながら右翼線2塁打。4000本が待ち遠しい。

 

 これは、女神湖の近くにあるカレーのおいしい喫茶店その店主が教えてくれたこの花は「ヤナギラン」。

 東京に戻った3日間は会社全体夏休み前のご奉公。その事は後でお伝えするとして今週はなんといってもオリンピック。体内時計はすでにブラジルで何時に寝付いても早朝4時には目が覚める。慢性の寝不足状態だが今回の日本人選手の活躍はすばらしい。


 まずは、男子体操日本復活の金。これは比較的安心モードだったが個人総合の大逆転金には感動の極致。ウクライナのオレグ・ベルニャエフが素晴らしいできで終盤には比嘉もあきらめモードで内村が負けた際にいかに自分を納得させ気持ちを落ち着かせるかを考え始めていたのだが・・・とんでもない最終の鉄棒を完璧な演技で大逆転。
 ベルニャエフが劣悪な環境下でどれだけスポーツマンシップにあふれ内村をリスペクトしてきた素晴らし選手であるかは皆が知っている事ゆえ言わずもがな。

 水泳日本も素晴らしかった。萩野公介の活躍だけでなく全体の底上げがすばらしい。若手の活躍は東京への期待を高めてくれた。

 そして柔道だ。柔道はこれまでそのルールにより演技力がある選手が勝ってきた感があり柔道ではない競技を見る思いがあった。
 が今回からルール改正でだいぶ柔道らしくなった。オリンピック競技ではめずらしく柔道マナーを徹底する事もすばらしく日本発の競技らしくなった。これまた東京は期待がもてる。一つだけ不満を言うと金メダル奪取を選手に強いている感じが頂けない・・3位立派じやないかもっと喜んでほしい。こちらまで喜んではいけない感じになる。ともに喜んではじけたい。

 そしてこれはまだ最中だが本日の錦織・・・素晴らしい!。フランスのモンフィス戦の事だが。これも内村同様、負けを覚悟した・・・「・・その分早く休んでレギュラーツアーで勝ち続けてランクアップしてほしい・・・東京オリンピックの金でいいじゃないか・・・ブツブツブツ」
 が見事な逆転。・・・・・そんなアスリートに私ももなりたかった。感動してナンモイエナイ。

これは「フジクロセンノウ」らしい。やはり高山植物。


 今週の講座から月曜日はこの3人の皆さんが来社された。

導入直後だが実案件を題材に道路天空率、隣地天空率を検証確認した。ヘビーユーザーへの道間違いなし。

そして夏休み前の水曜日は鈴木とともに出前講習


長いお付き合いのこの会社ではTP-PLANNERの達人が多く。質疑応答が真剣勝負となり楽しい。Ver16の内容とBIM連携をじっくり確認して頂いた。


さて夏休みだが軽く天空率講座を行いたい。
新人研修の補講シリーズで下図の行き止まりの3方向道路の検証を行っている。


前回は、自動発生した区分区域の検証を行った。その中でNGになる区域が道路中心10mの2区域。


今回は、それらのNGの原因を確認し解決してみたい。

 この場合8m道路側のNGがクリアーされれば7m道路側もクリアーされると思われる。
「図法」「天空率算定チャート図」で8m道路に面した算定位置でNG差分が最大のP29の算定位置を指定しアイソメ図で高さ制限適合建築物と計画建築物を比較すると

 

8m道路に面した部分で大きく高さ制限を超えている。その分に相当する空地がほとんど無い事が分かる。さらに天空図の比較図で確認すると

「図法」「天空率比較図」で「重ね表示」でNO29の算定位置を指定すると


魚眼レンズに投影された左右の緑部が空地それに対して高さ制限を超えた計画建築物が大きい事が容易に確認される。逆天空率で北西側の隅部の計画建築物をカットしてみたい。
「計算」「天空率チャート」で行う。

北西部の隅部を赤線で示すカット幅で計画建築物を「建物切断」でカットすると

 

解析すると

まだNG部が残る屈曲した道路の場合はあくまで指定した算定位置をクリアーする事を目的とする為に1回の逆天空率ですべてクリアーする事はむつかしい。


 指定した8m道路側算定位置と中央部さらに7m道路側に面した区域はすべてクリアーした。残るは3算定位置。同様に左端部の算定位置P31でさらにカットすると

カット幅により建築物の変形度が大きくなる。

 今回はこの当初のカットされた角度を参考に壁面位置を平行にカットする事により解決してみたい。この手法はトライアンドエラーを繰り返しながらクリアーする手法だが最初のカット幅の1/4程度のカット位置から計画建築物に水平にカットする事で始める事をお勧めしたい。

つまり

上図壁面位置の線分で元の建築物をカットしてみる。


この条件で高さ制限適合建築物を発生し解析してみると

左端で若干NGになるがこの若干NGになるところが壁面位置として最適地に近づいた事を意味する。その若干NG部はわずかだが再度逆天率チャートでカットし再計算すると

どうやら変形度も当初の計画建築物同様にわずかにカットされただけでおさまった様だ。


 本日は夏休みゆえここまでとしよう。夏休みをお楽しみ下さい!



比嘉ブログ






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2016年08月06日

行き止まり道路と令132条 2

テーマ:天空率実践編
8月6日土曜日
リオオリンピックが開幕した。オリンピックファンの比嘉としてはロンドンから4年・・・長かったという感じだが財政難、治安、ジカ熱といろいろ騒がれたが無事開幕してくれてやれやれが正直な感想。

しかしなにもそこまで派手に花火をあげなくてもと他国の事ながら心配になってくる。

東京は原点回帰で1964年東京同様地味にささやかな開幕式にしてほしいものだ。


 本日8月6日は広島原爆投下の日。松井市長の切々とした話しぶりに核全面廃絶の思いが伝わり感動した。長崎の田上市長にも同様の感想を毎年思う。長崎は8月9日。

 昨日のサッカー、ナイジェリア戦には若干がっかりした・・がめげている場合ではない。次のコロンビア戦必勝できびしい戦いだ。なんとか比嘉の希望をつなけてほしい。お願いします。

 イチロー本日も足踏み。残念だが待つこととする。明日かな
 

これは近くの公園のミソハギ。熱い最中可憐に咲いてなごましてくれる。

 さて今晩から競技観戦の為、睡眠調整し備えたい。本日は、開幕式を横目のブログ。そんな事情も有りで今月の比嘉ブログはコンパクトにおさめたい。

 


天空率講座を開始したい。
今週も新人講習の補講として先週に引き続き最大幅員が行き止まり道路で他の道路も片側でいき止まる3方向道路の解説を行っている。





前回は、TP-PLANNERによる入力設定法から解析に至る手順を解説した。
その結果




この様に令132条で区域区分され、天空率解析結果は赤表示で示される様にNG算定位置を含む結果となった。今回はこの各区域の区分検証とクリアーする為の解決法を解説したい。

区域区分の解説の前に行き止まり道路の道路斜線の適用法を通達集から確認すると



行き止まり道路の隅部の設定法と道路幅員の設定法が解説されている。これが行き止まり道路の基本。



 そして毎度おなじみの令第132条も確認。

(二以上の前面道路がある場合)
第一三二条 建築物の前面道路が二以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の二倍以内で、かつ、三十五メートル以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が十メートルをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

2 前項の区域外の区域のうち、二以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の二倍(幅員が四メートル未満の前面道路にあつては、十メートルからその幅員の二分の一を減じた数値)以内で、かつ、三十五メートル以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

3 前二項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする。



まずは1項最大幅員の区域から
最大幅員の区域のみを表示すると


接道3道路にそれぞれ最大幅員11.5mが適用されている。NGは無い様だ。
まずは西側11.5mの最大幅員の区域の検証から





通達集に示す様に道路幅員11.5mの反対側の境界線はみなし道路幅員として設定され後退距離2402がその境界線の反対側から適用距離20mが適用される。上下の隅部には後退距離が円弧状に適用されさらに最大幅員の境界線から適用距離までの距離6098は円弧部の適用距離として円弧状状に適用される。アイソメ図でさらに明確に

円弧状の計画建築物が高さ制限を超えているが空地の緑部が大きい事より天空率は問題なし。



次に北側8m道路に面する部分の最大幅員11.5mの区域は


最大幅員11.5mの北側隅部から円弧状に2Aつまり最大幅員11.5mの2倍23mまででさらにその他の道路幅員8m、7mの道路幅員から10mをこえた区域に最大幅員11.5mが適用される。

この区域も最大幅員11.5mからの高さ制限を超えた部分はわずかだ。


次に東側7m道路に面する部分の最大幅員11.5mの区域は


この区域は薄く狭い区域だが最大幅員から2倍を超えている。その為、道路中心10mを超えた区域で最大幅員11.5mに後退距離1559を加算した道路反対側から適用距離20mまでが7m道路に最大幅員11.5mが適用される区域。

 算定位置は現況の道路の反対側ゆえ行き止まり端部までだが適合建築物は行き止まり部から円弧状に道路中心10mの区域6500を超えた6948までが円弧状に適用される。

幅の狭い最大幅員11.5mの区域だが計画建築物最高高45m部が含まれた為その部分が大きく高さ制限を超えたが緑部の空地の面積が大きくクリアーしている。

以上が最大幅員11.5mが適用される区域。


次に令132条2,3項によるその他の道路に面した道路中心10mまでの区域の全体から確認。

西側最大幅員11.5mから2倍23mを超えそれぞれの道路中心10mまでで区分される区域。どうやら2区域の様だ。それぞれの区域で確認したい。


まずは北側8m道路に面した道路中心10mの区域は


最大幅員11.5mの区域を超えそれぞれの道路幅員から道路中心10mの区域にある。ここでのポイントは令132条2項を確認すると

2 前項の区域外の区域のうち、二以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の二倍(*)以内で、かつ、三十五メートル以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。

東側7m道路に面した区域は「それぞれその前面道路の幅員の二倍」ゆえ8m×2=16mまで延長されるはずだが10.947mと中途半端な数値となっている。

 検証しよう。8m道路に面した区域の後退距離は1053、8m道路に後退距離を加算した位置からの適用距離20m。8m道路境界線からの距離は20-(8+1.053)=10.947mこの数値だつまり8m道路の2倍16mより適用距離20mまでの距離10,947mの方が狭い。道路斜線は適用距離を超えた部分まで適用される事は無い。その為だ。

23mの計画建築物の部分が大きく高さ制限を超え上図右側には空地がまるでない。全ての算定位置でNGである事に納得。



 次に7m道路に面した区域だ・・


・・・・と思ったがこの暑さの為、我がPCがおかしい。これより調整し残りは明日早朝観戦しながら続きとしたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月7日早朝
昨晩深夜よりいろいろあったがまずは講座を完成させる事に徹する。


次に7m道路に面した区域だ・・がこの場合「これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。 」より8m道路が7m道路に面した部分にも2倍16mの区域まで適用される。確認しよう。



これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。 」より8m道路が7m道路に面した部分にも2倍16mの区域までが7m道路に面した区域に適用されている。

東側8m道路に面した区域は「それぞれその前面道路の幅員の二倍」ゆえ7m×2=14mまで延長されるはずだがやはり10.441mと中途半端な数値となっている。

これも8m道路に面した区域同様に7m道路に面した区域の後退距離は1559、7m道路に後退距離を加算した位置からの適用距離20m。7m道路境界線からの距離は広い8m道路が適用され

20-(8+1.559)=10.441mこの数値だつまり7m道路の2倍14mより適用距離20mまでの距離10.441mの方が狭い。

 道路中心10mの区域の奥行の区域は適用距離を超えられないここが最大のポイントとなる。

NGの算定位置側には区域が8m道路から2倍で区分された為その前面に空地が無くNGになった事がわかる。

 さて以上が令132条2項の区域となる。

問題は3項の
3 前二項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする。
行き止まり道路の考え方から2項による8m道路の2倍を超えた部分は

いき止まり道路の通達集に順ずると道路中心線までの距離3.5mを10mから差し引きした6.5mの円弧の部分が存在する事になる。が「その接する前面道路のみを前面道路とする 」接する前面道路が無い為にこの区域は無しと判断した。その区域が存在するとした場合、算定位置をどこまで延長するか審査側と協議する必要がある。

 算定位置を規定する施行令は

第一三五条の九 法第五十六条第七項第一号の政令で定める位置は、前面道路の路面の中心の高さにある次に掲げる位置とする。
一 当該建築物の敷地(道路高さ制限が適用される範囲内の部分に限る。)の前面道路に面する部分の両端から最も近い当該前面道路の反対側の境界線上の位置

前面道路に面する部分の両端の判断がこの場合困難だ。

思わず長くなってしまった。オリンピック応援だ。NG算定位置の解決法そして隣地天空率も解析してみたい。このシリーズ次週も続くとしたい。

 では皆さん睡眠不足にならない程度に応援しましょう・・・hi
次回までお元気で!


比嘉ブログ


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2016年07月30日

行き止まり道路と令132条

テーマ:天空率実践編
7月30日土曜日。7月も明日で終わり関東地方は梅雨明け宣言とともに真夏がやってきた。

本日は朝8時からTVの前でイチローの応援。残念ながらヒットは無かったが今だ健在レーザービームでホームタッチアウト。なにか魅せてくれるイチローの野球は楽しい。

 途中でブログネタを書きながらの観戦になった。今週も報告したい内容が盛りだくさん。
まずは昨日のTP-PLANNERユーザー会東京開催の様子から
会場は青山にある第一法規様会議室を利用させて頂いた。まずはこの眺め

神宮外苑が一望で反対の窓には六本木ヒルズが

眺めがよすぎるので発表中はブラインドをおろして頂いた。まずは比嘉から始めた

 天空率施行からの審査方式の変遷からはじまり関東地域の行政のJCBA方式および「一の隣地」の対応状況のリサーチ報告から。適用事例集効果かJCBA方式が審査の基本とするところがほとんどとなっている。「一の隣地方式」に対する理解度も前回のリサーチから大きく向上し認知度が確実に上昇している事を報告した。

 次はサポートセンター部家(へや)から新天空率エンジン(T-Space)基本操作法を解説。

その後、休憩終了後には第一法規株式会社様から提供いただいた「建築法規PRO2016」を抽選で3名の方に引き当てて頂いた。女性の方が3名、大阪会同様女性の方へ・・・。

そして後半は森本が天空光の解説と天空光実践操作解説。天空率と再開発地区運用基準で適用可能な天空光の違いを理解して頂いた。

 そして鈴木は企画段階の情報モデル、建築確認のための情報モデルと検定制度を解説しTP-PLANNERがIFC検定に合格した事を報告した。TP-Rlinkを使ってREVITとTP-PLANNERのBIM連動を実践解説。BIMの醍醐味をご理解頂いた。

最後に部家が、サポートセンターに寄せられるQAから申請資料の確認法を解説。

長時間のお付き合いありがとうございました。お疲れさまでした。


さて今週は火曜日から企業ユーザーの新人研修が朝9時半から午後5時まで3日続いたその様子をお伝えしたい。講座が進むにつれ各人の顔つきが変わる様子がわかる。
まずは火曜日

形態制限の入り口、日影規制、斜線規制を理論、実践を繰り返しやっと終了ホットした表情。時刻日影を見ただけでNG箇所が分かる様になり逆日影チャートが使える。

この日は天空率講座をこなしプランニングを行いながら昨日の日影規制に加え天空率をかわす方法を実践解説。だんだん表情がしまり自信が芽生えている事が伺える。

そして最終日は最後に仕上げたBIMモデル構造パースを背景に皆いっぱしの顔つきになってきた。イイゾ!。あとは実践でガンバレ!今週も最終日はちょっとさみしいカナ。



天空率講座を開始したい。
今週のテーマは、「行き止まり道路と令132条」と題して解説したい。
今週新人研修の講座、最終日で行き止まり道路部分が詳細の解説ができなかったので補講として解説したい。

講座で解説したのが

この3方向道路は、比嘉ブログでも

3方向道路132条とNGの解決法1

の回で詳細解説した昨年の11月だ。まずはこの回の復習をお勧めしたい。


その講座の終了間際に上図を行き止まり道路にアレンジし解説したが時間切れで別途レポート解説すると約束したのが下図の例。さらに東側に7m道路も追加した。



西側道路が11.5mの行き止まり道路北側に屈曲した8m道路があり東側に7mの行き止まり道路がある、行き止まり道路の限りをつくした変則3方向道路。


本日は入力方法から天空率計算までの流れをを解説したい。

まずは西側最大幅員11.5m道路の入力は「入力」「敷地」から


行き止まり道路の場合は、道路幅11.5mを入力後、「行き止まり部分」の設定を行い「現在の値適用」で確定する。その事でこの道路境界線に平行な11.5mの位置にみなしの道路反対側の位置が確定する。


 次に北側屈曲8m道路側は

道路境界線にはベクトル表示される様に「始点」「終点」があるこの場合は「終点側行き止まり」の情報を付加する。となりの屈曲した道路8mとの関係は道路中心線が120度を超えると自動判断され「一の道路」で設定される。

 東側7m道路の場合は始点側が行き止まりだ。

 その他用途地域では「商業地域」の設定

本例は商業地域。「用途地域自動設定」で用途地域のエリアが自動配置される。

 この場合建物入力は終了している。「図法」「断面図」道路斜線断面を確認しよう。まずは西側11.5m最大幅員側に面した部分「設定」ボタンをクリック後、道路境界線をクリックし発生した断面位置を移動し(ドラッグではなくマウスの位置を移動する)再度クリックで断面図が表示される。


NGである事を確認。尚この場合断面図と重ねて表示しているのは解説の都合で図面レイアウトと重ね表示するテクニックを駆使。

北側屈曲道路8m側は

この場合、最大幅員11.5mの境界線からから2倍以内の範囲ゆえ最大幅員が適用されているがNGだ。

 次に最大幅員から2倍を超えた区域は

8m道路中心10m部が大きくNG、それを超えた45m高部は適用距離を超える為問題なし。

最後に7m道路側の断面は

このエリア道路中心10mの区域は8m道路の2倍の範囲内にあり8m道路が適用されるが大きくNG。それを超えた区域は最大幅員11.5mが適用されるが適用距離内にある45m建築物が大きくNGとなる。

 高さ制限NGゆえ天空率計算を行うわけだがまず高さ制限適合建築物および算定基準線を設定発生させる必要がある。

 今回は「入力」「新天空率」のメニューで実行するとする。

新天空率ダイアログボックスでは、道路境界線が敷地形状で正確に入力できない場合左側にある「新天空率」のボタンをクリックするがこの場合の道路境界線情報は敷地に接する境界側の情報で確定する為、自動発生の「道路境界」をクリックするだけ。

 するとさんざん解説した令132条の区分により区域区分されそれぞれ算定基準線が自動発生する。なにはともあれ解析して結果を確認する場合は「計算モード」に移動後、「計算」「天空率」で解析すると

 

どうやらNGの様だ。以上が入力から解析までの流れ。長くなった本日はここまでにしよう。次回はそれぞれの区域を令第132条の条文に照らして確認していきたい。

 では次回までお元気で!

比嘉ブログ


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