《似た者同士》アメノワカヒコとタカヒコネ 8 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

アジスキタカヒコネは、静かに葬儀の列に加わりました。
その時、

「ワカヒコ!!」

叫びながら自分の脚に縋った老女がいます。
彼女の目は涙で曇っていました。

「私はワカヒコではありません」
「いえ、ワカヒコです。ワカヒコ。ワカヒコ、戻ってきたんだね」
「よく見てください。私は葦原中国からやってきました」

一瞬、老女の身がこわばりました。

「それでは、あなたは敵・・・」

途端、アジスキタカヒコネの顔に蒼い怒りが稲妻のようにひらめきました。

「あなた方にとっては私が敵か?」

「だれがワカヒコを殺したのか考えてみるがよい。私はワカヒコと親友だから葬儀に来たが、生きているものを死者と間違えるような失礼な家族は、敵も味方もわからぬらしいな」

そう叫ぶと、ズンズンとその場を去ってしまいまったのです。

ワカヒコの遺族はみな、その場に崩れ落ちました。



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人間とはちょっと感覚が違うこともありますし、時代感覚もズレているかもしれません。
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