《似た者同士》アメノワカヒコとタカヒコネ 6 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

ある日、アメノワカヒコが野にいると、雉が飛んできました。

ワカヒコは無邪気な若者ですから、そこに罠があるなどと考えもしません。

でも
「やぁ、なんて綺麗な鳥だろう」
近寄ろうとしたワカヒコの耳に、アメノサグメがささやいたのです。
「ワカヒコさま、あの鳥を射てごらんなさい」
と。

警戒心のないワカヒコは、綺麗な鳥を獲物にしようと矢を放ちますが、その雉は高天原の使いだったため、彼の裏切りは決定的なものとなってしまったのです。

雉を射た矢は、高天原の神々に取り上げられ、ワカヒコを狙う矢となります。
日本では、自分が射た矢を敵に奪われ、それで命を狙われたなら、必ず自分を殺すと考えていました。
これを「返し矢」と呼び、大変恐れられたとか。

まぁそんなわけで、ワカヒコは殺されてしまいました。

このアメノサグメがいったい何者かはわかりませんが、高天原からやってきた神のようです。
そして柳田國男翁は、「アマノジャク」は「アメノサグメ」の変化したものだとおっしゃってます。



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