《兄弟仲良く》オオササギとウジノワキイラツコ 9 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

ウジノワキイラツコにとって、大山守皇子の反乱を平定するのはたやすいこと。
彼を手こずらせたのは、オオササギに皇位を継いでもらうということだけでした。

何を言っても、泣いて懇願しても、オオササギは、
「天皇は、ウジノワキイラツコだよ。私が天皇でそなたが補佐をするのも、そなたが天皇で私が補佐をするのも変わりはないではないか」
と言って取り合いません。

「何故、兄上は分かってくださらないのだろう。自分より優れた人を目の下に置くことがどれほど心苦しいことか」

しかし、ウジノワキイラツコは既に気付いていたのです。
「私が兄に皇位を継いでいただきたいのは、兄上に対する尊敬からだけではない」
と。

ウジノワキイラツコは、自分がほんの小さい子供の頃、兄が髪長姫を恋人にした時の胸の痛みを思い出していました。


「私は、本当は一体どうしたいのだろう。どうして欲しいのだろう、兄に……」


さて、ウジノワキイラツコには妹がいました。
矢田皇女。
まだあどけない少女でしたが、ウジノワキイラツコに似て才気煥発。
気持の正しい乙女でした。



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