本日は、最近僕も実践し始めたマインドマップについてのこの書籍をご紹介致します。
ところで、皆様はマインドマップはご存知でしょうか?
こんなものをご覧になったことはございますか?
私は以前から知っていたものの、なかなか勉強する機会を作れずにいました。
先日書店でいつものように物色している際に目に留まったので、関連書籍を読み比べこの本を購入することにしたのです。
以前にもご紹介しましたが、私は脳の働きについてとても関心を持っています。
脳はまだ解明されていない部分も多いのですが、人間の脳は膨大なポテンシャルを持っていて、普段使っていない能力を引き出すことにより、驚異的な効果を発揮することが出来るのはこちらの書評でもご紹介させて頂きました。
マインドマップは、脳のポテンシャルを引き出すことによって、仕事や生活を豊かにするノウハウの一つです。
私もまだ学び始めたばかりですので、良いセミナーなどをご存知の方は是非とも教えてください!
一度体系的に実践トレーニングを積んで、マスターしてみたいと考えています。
そのきっかけを与えてくれた一冊です。
それでは、マインドマップとはどんな効果があるのか?という点に絞って解説して参ります。
①脳の力は無限である
人間の脳細胞は推定1兆個あると言われています。
1個1個の細胞は、互いにシナプスという触手(神経)でつながっていて、放射状に情報伝達を行っています。
1個の細胞のポテンシャルだけで、1のあとに28個のゼロがつくほどの連結の可能性がある、という論文があるそうです。
これほどの潜在能力があるのだから、脳全体のパワーはどれほど大きなものになるのかは想像もできないのです。
これが、「脳の力は無限である」とする根拠です。
厳密に言うと有限なのですが、限りなく無限と考えて良いほどの能力を持っているということなのですね。
まずは、これがマインドマップの概念の根本です。
著者のトニー・ブザンは、マインドマップの考案者であり、脳科学の権威です。
②脳の5つの機能
脳には次の5つの機能があると述べています。
1、受容
2、保持
3、分析
4、アウトプット
5、コントロール
この本では、所謂「天才のノート」を紹介し、その評価基準をこの5つの機能をどれだけ効果的に使っているか、という点で分析しています。
具体的にはどういう事かと言うと、単色で文字だけのノートではなく、たくさんの色やイメージを使い、脳にたくさんの刺激を与えている内容だということです。
彼は世の中の95%の人は、「退屈なノート」を取っていると言います。
では、どんなノートが退屈なノートなのか?
○話そうとすることを一語一語書いたもの
○話そうとすることを順番に箇条書きにしたもの
○話そうとすることをメインテーマとサブテーマに分け、階層化したもの
これは世界共通で、たいがいの人はこの3つのパターンのノートの取り方をしていると述べています。
だから、ノートを取る事が退屈な作業になり、脳も退屈を感じてなかなか憶えられないのだと。
これは、かなり衝撃的な気づきでしたね。
確かに、レイアウトの工夫とかなるべく見やすくとかは考えますが、私も退屈なノートしか取った事はありませんでした。
この考え方に触れる事が出来ただけでも、本を購入した価値があると感じました。
マインドマップは、これとは対極にあるやり方なのです。
③マインドマップの活用法
マインドマップを使いこなすと、次のような効果があります。
私もまだ勉強中なので、体得するところまでは行っていませんが、確かに効果があることを既に体感しています。
■ 記憶力が良くなる
■ たくさんの本を読めるようになる
■ 時間管理が上手になる
■ プレゼンが上手になる
■ 会議が効果的に行えるようになる
etc
考え方は一緒ですが、マインドマップの手法を取り入れることによって、脳が活性化され様々な物事が効果的に行えるようになるようです。
この中に興味の惹くものが一つでも含まれていれば、是非とも読まれることをお勧めします!
私も自分の中で取り入れやすいところからエクササイズを始めています。
マインドマップは、とても広い効果があるため、なかなか全てを一気に体系的に学習するのは時間がかかるしハードルが高そうだ、と私は感じました。
逆に、ひとつの使い方をマスターすれば、色々なことに応用出来るような気もします。
実際のマインドマップ関連のセミナーでは、「読書術」「記憶術」のように、用途を絞って学習するコースを設けているのは、まずは考え方ややり方に慣れてもらう、という考え方なのでしょう。
シンプルマッピングのように、サマリーされて取り組みやすくアレンジされているやり方もありますので、まずはこのような方法から取り入れてみるのも効果的かも知れませんね。
本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
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