小学生時代 | FREE☆STYLE

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ハンデあっても良いじゃん。
これが私の生きる道。

入学式を終えて、何カ月か経った時の事でした。
お父さんと今のお母さんと、3人で動物園に行きました。
今思えば、私とお母さんの顔合わせだったのだと思う。
それからしばらくして、大阪に転校する事になりました。

転校初日。
初めての転校と言う事で、ドキドキしていましたが、私の顔を気にする事もなく朝は、みんなに囲まれていました。
でも、2人を除いて仲良くしている以外、殆どの子は、その時だけでした。

クラスにN君と言う子居ました。
毎日何か言われていて、かなり嫌な思いをしてたようですが、内容は覚えていません。
ある1つのことを除いては。

宿題を忘れて、居残りをしていた日の事です。
一緒に居残りをしていたM君の家に、エンジェルフィッシュが居ると言うことで見せてもらいに行きました。
でも、翌日、エンジェルフィッシュが死んでしまったようで、M君は、朝からみんなが居る教室で私が水槽触ったからだ!と怒り出しました。
それを聞いたN君は、お前のせいやろが!って、私の机を蹴飛ばしてしまったんです。
それが先生の耳に入り、そして親の耳へ伝わりました。
その日の夜、お父さんは私を連れてN君の家に怒鳴り込みに行きました。
それ以降、N君の私への文句は減ったように思います。
でも、もう2度とお父さんに怒鳴り込みに行って欲しくないなと思った。
聞いている自分も怖いし、恥ずかしい気持ちと申し訳ない気持ちになるから。
お父さんからすれば、必死なのだろうけど。
それから約1年後。
2年生の半ばに私はまた、諸事情により祖父母のもとに戻る事になった。
祖父母とお父さんと今のお母さんと暮らすようになったのは、5年生の終わり頃だった。
6年生になると、中学の準備が始まる。
中学からは、隣町の子達も一緒になる。
だからなのだろうか、今まで顔の事で病院に行かなかったのに、大学病院で診察を受けた。
珍しい病気と言う事で、まだその大学病院でも難しいと言われ、子供病院を紹介してもらった。
その病院で、私は手術を受けることになった。