小論文対策はいつから始めるか | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

11月は、大学入試における推薦入試の季節です。

毎週日曜日には、多くの受験生が推薦入試に挑み、AO入試組も含め、かなりの学校で、その合否のために小論文が課せられます。

また、国公立大学の2次試験でも、小論文試験を課すとことろが増え、さらには新テスト導入以降も、その傾向は続くと思われます。

 

そこで、最近はよくこんなこんなことを聞かれます。

 

「小論文の練習はいつからはじめたらいいですか?」

 

むろん、早ければ早いに越したことはないですが、いわゆる文章を書く練習は、3年生になってからでもいいと思います。

 

いうまでもなく、文章を書くことは大切だと思いますし、その構成の仕方、展開の仕方を学ぶこともとても重要です。

しかし、小論文を書く際に、その何倍も大切なことは、小論文を書くための「思考力」を学ぶことです。

見えるものを表現するのではなく、見えない背景・本質を探る力であり、こればかりは単なる添削指導では育てることはできません。

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毎年のように小論文指導をしていると、書くことではなく、この「思考力」不足をとても残念に思います。

 

さらには、一口に、「思考力」といっても、それは様々な学問的な基礎的な知識・教養が必ず必要です。

 

それは、日常の授業への取り組みはもちろん、本を読むこと、新聞・ニュースをみることで養われます。

これは絶対に必要であり、そうした人文社会的な幅広い知識が小論文を書くため、さらには指導するためには100%求められます。

ここが単なる添削指導との決定的な違いです。

文系の場合は、特に社会科的・家庭科的な知識や教養は不可欠です。

 

さらには、その教養や知識をベースに、「思考力」を育てていくことが求められます。

これは、文章を書けばいいということではなく、知識・教養から、その背景・本質を探るために、思考的なトレーニングが必要となります。

 

この訓練はとても時間がかかります。

そういう意味で、小論文対策は、高校1年生あたりから始めて欲しいと思います。

 

小論文を書く際には、「読む力」「考える力」「書く力」を明確に区別し、、特に「考え力」を身に着けることを、1日でも早く始めて欲しいと思います。

 

長坂塾では、その「考える力」を身に着ける講座を、12月の冬休みから始めたいと思っています。

対象は高校1年生、高校2年生です。

最初は冬休みに、さらには来年以降は月に2回程度、思考力を訓練する機会+文章を書く機会を作っていこうと思っています。

 

小さな場所ですから、たくさんの人数は指導できませんし、学校で言うクラスではなく、少人数でこそできることをやっていこうと思います。

小論文への探求の道は、とても楽しい時間です。

私が指導する多くの生徒は、一般的な授業や勉強よりも楽しく感じてくれ、さらには勉強への見方がかわり、意欲も向上する人が多いようです。

 

この30年間、何百人と小論文指導をしてきましたが、こうした経験をひとりでも多くの高校生に伝えていこうと思っています。

 

この「小論文指導講座」ご興味がおありの方は、まずはこちらからお問い合わせください。詳細をお知らせします。

冬休みの特別講座を開催後、通常開講にしようと思っています。

まったくの少人数ですから、受け入れに限りがあることをご承知おきおください。

 

 

長坂教育研究所 長坂塾(名古屋市千種区本山)

1.受験日本史、社会指導(l既卒、高3、高2、中学生、小学生)

2.志望理由書の作成、小論文、面接指導

3.30日間記憶定着法の指導

4.「青空歴史教室

 次回開催は、は12月10日(日)9時より名古屋城です。

5、各種セミナー

  11月26日 「やり直しの日本史」講座のご案内はこちらです。

 新たにHPを作成いたしました。

11月5日現在、残席は4です。本日のセミナご参加の方から早速、お申し込みをいただきました。

 

長坂塾のHPはこちらです。