石川県野々市市の自然食品店 元気な野菜たちのっぽくん代表の小浦です。
今日は花粉症の薬を使い続けると使う前より症状がひどくなるよ。
という話を書いていこうと思います。
まずは
■花粉症の痒みを感じる流れ
花粉症の人が痒みを感じる流れで説明すると
花粉が目・鼻・口に入ってくる
↓
花粉を異物だと感知した免疫系がヒスタミンを出す。
↓
ヒスタミンが受容体と呼ばれる場所にくっつき痒みがでる。
という流れです。
図で描くとこんな感じ
相変わらず下手ですが・・・。
■薬はどんな働きをしているか。
よく抗ヒスタミン薬という名前を聞かれた事があると思うのですが
抗ヒスタミン薬は痒み成分のヒスタミンが受容体にくっつく防ぐ働きがあります。
こんな感じ
■薬を毎日使い続けてると・・・
これがちょっとやっかいでして
ヒスタミンにしてみれば
「おいおい行くところねーじゃん。」
「身体~なんとかしろ~。」
と言ってるかわかりませんが
身体の方は「こりゃいかん。」
って事で受容体やヒスタミンを沢山つくっていくんです。
*受容体が増えた分だけヒスタミンも沢山でるようになります。
*恒常性という身体を常に一定に保とうとする働きの為です。
薬を飲んでる間中そういうやりとり繰り返されています。
その後薬を飲まない状態で花粉が入ってくると・・・
ヒスタミンを大量に放出され、受け入れ側の受容体も準備完了。
となって
今までよりも少しの花粉でも
症状が強く出ることになってしまいます。
なので
いつも薬ばかりに頼ってると
どんどん痒み地獄に陥っちゃいますよ^^;
薬には他にも
抗アレルギー薬(ヒスタミンそのものを出さなくする薬)
ステロイド薬(一撃必殺の威力ですが副腎皮質ホルモンなのでずっと使うのはやばいです。)
*ステロイドについて書いたブログはこちら
↓
http://ameblo.jp/noppokun/entry-11899025352.html
とありますが
使い続けるのは色々問題があります。
■薬は毎日じゃなくて使う場面を選ぼう。
今日は取引先にプレゼンだからグチャグチャじゃまずい。
久しぶりの同窓会だし綺麗でいたい。
入学式だから体育館でずっと鼻をすすってるのもな~。
そんな場面では使えばいいんです。
だって大切な場面で失敗するくらいなら使わなきゃ損です。
そんな場面が毎日はありませんからね。
一回使ったぐらい大した事ありませんから。
■最後に
使うとひどくなる的な事を書いちゃいましたが
知ってて使うのと知らないで使うのでは大きく違うと思うんです。
それなら知ってた方が「あっ気をつけよ。」ってなって
花粉症が今よりひどくならなくて済むんならいいかなって思って書きました。
そんなわけで皆さん
花粉症シーズンを上手に乗り切ってくださいね。
最近くしゃみがよく出て僕も花粉症の仲間入りか?って思ってる
のっぽくんでした。