猫の行方 | ペンと犬猫と私

ペンと犬猫と私

漫画家兼児童作家なりゆきわかこの犬猫日記
月の半分は着物で暮らしています。
近所には
長男、ニヨメ(成行家二番目の嫁という意味)孫2、4と
次男、イチヨメ、孫1,3、5、6(生まれた順)一家がいます。

バスに乗っていたら、外に小さな白ねこが見えた。
ねこは必死に泣いているように顔を上げていました。
後ろ足をひきずるように歩いていました。
身体が震えているのがわかりました。


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バス、停留所まで止まらない!!渋滞でのろのろしているから、「止めて下さい」と言っても「規則ですからだめです」
そうか・・・しょうがないよね。責任取るのは運転手さんだもの。責めることなんて出来ない。

次の停留所が待ち遠しかった。
あわてて降りて、走ってもどったけど・・・
いなかった。

ねこ、どこにいった?どこに?20分の間に・・・

ペンと犬猫と私-129
バスからみたとき  そばに

携帯で楽しそうにおしゃべりするおねえさんがいた。
横断歩道をわざとはずして渡るおにいさんがいた。
携帯をながめながら歩くおじさんがいた。
なにかを蹴ってあそんでいる小学生たちがいた。
リュックしょってぼんやり歩くおにいさんがいた。
ショーウインドウをのぞく女子高生がいた。

みんなねこをみないで通り過ぎていた。
ねこはみんなの中で透明になっていたの?

散々探してもいなかった。でも、たしかにいた。

いい想像、悪い想像、たくさん頭の中にうまれる・・


わたしはなんて無力なんだ。




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