『V.V.POPS vol.1』
日時:2014年10月24日(金) 開場18:30/開演19:00~
東京・下北沢GARDEN
Shiggy Jr. 19:00~
南波志帆 19:50~
Negicco 20:35~
Dorothy Little Happy 21:20~
ヴィレッジヴァンガード下北沢店のスタッフが、「店頭で推しているものだけにこだわらず、自分が今聴いてほしいと思う人たちを紹介したい」という思いをこめて集めたアーティストたちによるフェスの第一回。
さて、下北沢。縁がない街である。
小田急線でやってきたら、駅が地下化されていることにまず驚いた、いつの間に。
せっかくだから、主催者に敬意を表することと、偵察を兼ねて、ヴィレッジヴァンガード下北沢店を訪問。
いやあ、何がどこにあるのやら?1回だけの来店では掴みきれない。
ヴィレッジヴァンガードの各店はいずれも、おもちゃ箱をひっくりかえしたような雰囲気なのだけれども、
このお店は規模が大きいからその趣がなお一層強く、宝物に出会えそうな気がしてくる。
時間がいくらでもつぶせそうだ。
Negiccoの3人も、開演前に訪れているかもしれないと思ったが、その痕跡は探し出せなかった。
そこから、地図を片手に“下北沢GARDEN ”に向かったのだが、いつのまにやらその前を通り過ぎてしまったようで、いささか迷った。
下北沢、わかりづらいぞ。
入場したのは、20:20頃。
入口付近まで観客で埋まり、そこからほとんど進むことができないため、そこらへんから参戦。
南波志帆ちゃんの終わりかけ。
そして、Shiggy Jr. と南波志帆ちゃんのトークコーナー。
これが、独特な空気を生み出していた。
さて、眼目のNegicco。
のっけから、かえぽに目を奪われてしまう。
ダンスがキレまくっているし、歌声にいつも以上に気持ちが入っているような気がする。
ところどころで歌声が不安定にある時もあったけれど、それをあっさりと凌駕してしまうエモーショナルさ。
歌唱法を少し変えたようにも思えたのだが、気のせいだろうか。
そして、ヘアスタイルも変化しヘアの末端を少しカールさせているのが、より一層の雰囲気を醸し出している。
もちろん、Nao☆ちゃんもぽんちゃからも、いつも以上に気迫が感じられる。
低い天井の会場、びっしりとスタンディングで埋め尽くしたオーディエンス、そこから生まれた熱気のなせる技なのか。
さらにはこの日のセットリストが、MCを挟まずにどんどん進んでゆくため、1曲ごとにヒートアップしてゆく。その疾走感は素晴らしい。40分たらずの時間なのに、この充実感。
MCを途中で入れることによって、Negiccoならではのとぼけた空気を味わえるのもよいけれど、今日のようなセットリストだと、持ち歌のアッパーチューンな魅力とNegiccoの3人のパフォーマンス能力を普段以上に見せつてくれるので、これから予定されている大学の学園祭で、ぜひ、このスタイルでやっていただいて、新しいファンを獲得できればよいなと、心から願ってしまうのだった。
【セットリスト】
1.パーティーについて。
2.新しい恋のうた
3.圧倒的なスタイル (ショートヴァージョン?)
4.アイドルばかり聴かないで (ショートヴァージョン?)
5.ルートセブンの記憶
6.相思相愛
7.さよならMUSIC
8.トリプル!WONDERLAND
9.ときめきのヘッドライナー