レモン愛 | noahnoahの21世紀カラダ島ブログ

noahnoahの21世紀カラダ島ブログ

カラダは不思議。カラダはロマン。私たちの知らないことがまだまだいっぱいのタカラ島。カラダの未知なる可能性をめぐって、あなたも宝探しの旅に出かけよう!

remon



この世に存在する果実の中で、

なぜだか、好きでしかたがない果実があります。


その名は「檸檬」



漢字にすると難しそうだけれど、

その効用や、
魅力を表すと、

やはりこの二文字を当てるのが

ぴったりのような気もします。


何が好きかって、

まず、汚れなきあの色。

そして、あの新鮮な香り。


さらに、物語めいた存在感なんです。




学生時代、ふと手にとった小説に

梶井基次郎の『檸檬』がありました。


なんのことはない、主人公の「私」が、

八百屋で1個の檸檬を買い、丸善へ立寄る話です。


「私」は体調が悪く、長く丸善へ行くことも

気が重くて避けていたのですが、

檸檬を手にしたとたん、


その色彩、その手触り、香りに触れて、

急に気分が良くなって、丸善に立寄ります。



ところが、丸善に入ったとたん、

再び気が重くなります。


そこで「私」は、気の重さを紛らわそうと、

店員の目を盗んで、

片っ端から本棚の本を引き抜き、

その本を山積みにします。



そして、その高く積まれた本の上に、

1個の檸檬を乗せ、丸善を立ち去るのです。


最後に「私」はこう思います。



「あの檸檬が爆発したりしたら面白いのに。

あの気鬱な丸善も木っ端みじんになるのにな」




特別、ドラマティックなわけでもない
この小説が、

いつまでも
私の中で記憶に残りました。



梶井は、小さい頃から病弱で、

文豪になることに憧れながらも、若くして

肺病によって夭折してしまった作家です。


たえず体調不良に悩ませられていた彼の気分が

「檸檬」という果実の存在によって、

ほんの一瞬ですが、すっきりと晴れるのです。


この役割は、檸檬以外にはないでしょう。

アボガドや温州みかんだと、こうはいきません。



また、書物に囲まれた重厚な雰囲気の丸善と

新鮮で香り高い檸檬との対比が
視覚的で

さらに嗅覚をも刺激し、

こちらの感覚を強くゆすぶります。





この作品に出会って以来、

私の中で檸檬はさらに特別な存在になりました。



そんな檸檬、ですが、

あのオーストラリア出身のファッションモデル・

ミランダ・カーが大のレモン好きということを

最近知りました。


彼女には、カタカナの「レモン」が合いますね。


ミランダ・カー
●ミランダ・カー(1983- )



彼女は、毎朝、目覚めるとまず1杯の

ホット・レモンを飲んでから

1日をスタートするそうです。


レシピは簡単。

グラス1杯の白湯に、レモン2分の1の果汁を

しぼり、スライスした1枚のレモンを浮かべる

というもの。



彼女は、これを1日2杯飲むのを日課としています。

ちなみに一切の甘味料は使いません。


確かにレモンは、その中に含まれるビタミンC

により美白効果とコラーゲン生成を助けるゆえ

肌のハリを保つ効果が期待できます。


また、シミやくすみの原因となる

メラニン色素が作られるのを防ぎます


おまけにクエン酸も豊富に含むため、

代謝を活性化し、ダイエット効果もあります。


また、血液を浄化し、血流が良くなるので

動脈硬化・高血圧予防につながり、

腎臓の機能が改善してむくみの予防

デトックス効果がおまけとしてついてきます。



ミランダは、以上のことを

十分熟知しているのでしょう。


彼女があれほどまでに美しいのも、

こうしたレモンの助けがあってのことに違いない。



ミランダとレモンの深い関係を知って

私は、ますますレモンが気になり出しています。



しかし、妄想狂な私のこと。

最近、困った妄想が湧いてきてしかたありません。



それは、『檸檬』を書いた梶井基次郎が


梶井
●梶井基次郎(1901-1932)



丸善ではなく、ミランダ・カーの自宅に忍び込み、

ミランダの寝入りばなを狙って、

茶の間に置いてあったフルーツ・バスケットの上に

檸檬を置くと、それが爆発して、

ミランダ、梶井もろとも、

豪邸がこっぱみじんに吹き飛ぶ、というものです。



考えないようにしようと思えば思うほど、

映像が浮かんできて、仕事が手につかず

困っています。



この妄想癖を治すには、

レモン以上にインパクトのある

新種のフルーツの出現を待つほかありません。



それまでは私のレモン愛、

もうしばらく続きそうです。





★濃縮還元でないことと、オーガニックであることがよろしい。生絞りに近い味が楽しめます。

グリーンオーガニックマート 有機レモン果汁 720ml

新品価格
¥919から
(2014/7/9 11:11時点)




★こちらも合わせてお読み下さい。

檸檬 (新潮文庫)

新品価格
¥464から
(2014/7/9 11:14時点)





★ランキングに参加してます!もし役立つことがあったなら、ポチッとお願いします。ありがとう!健康と医療 ブログランキング