弟の大学から手紙が届いた。
いつもの、大学報みたいなやつ。
それにプラスして、今回は一枚の紙が入ってた。
「募金にご協力ください」というもの。
カナダに短期留学に行っていた学生が帰国直前に
「急性血球貪食性リンパ組織球症」にかかり
1日100万の入院費
日本への輸送費1500万。
これから骨髄移植の可能性もあるとのこと。
発症時の状態は分からないけれど
異国で、肉親のいない場所で
どんなに辛かったろう。
不安だったろう。
そして、その一報を受けたご家族は
どんなにショックだっただろう。
考えるだけで涙が出る。
募金以外には、祈ることしか出来ない。
けれど一日も早い回復を、強く強く祈っています。
どうか、彼女が元気になって
大学に通える日がすぐにきますように。
がんばれ。がんばれ。
高校のとき、梓は留学直前にいなくなってしまった。
あの外英の学生も、確か留学を三日後くらいに控えていた。
留学がらみの話題ばかりなのは
たまたま自分がそういうことが多い環境にいるからなのか。
夢を持って、希望を持って
きらきらしてた彼女たちがなんで?
わかんない。
ほんとうに、わかんない。