【ピグ寄席】司会上達マニュアル<其の参> | ウル虎のぉと

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そのときそのとき興味のあることを

其の壱其の弐 で、スピードとテンポをうまく出すには、

お題を復唱することが重要だと紹介してきましたが、

今回はもう一つの要素である、うまい返しの方法を紹介します。


返しとは、回答に対するツッコミイジりだったりしますが、

そこで素早く返せずに頭を悩ますことがあると思います。


タイピングが遅くて返しが遅れてしまうという場合は、

平仮名だけになってしまおうが、多少誤字脱字があろうが、

気にせず何か一言だけでも返しましょう


変換ミスや打ち間違いは、慣れてる人でもしてしまうことですし、

タイピングなんて毎日やってりゃ速くなるのですから。

別に悩む必要はありません。


良い返しが思いつかなかったり、ボケの本意が理解できず、

返しに詰まってしまったという場合は、

とりあえず「www」とだけ返してあげましょう。


「ズルい!」とか「愛想笑いだ!」と思われるかもしれませんが、

無反応になるよりは全然マシなのです。

そしてその隙に客席(ガヤ)のツッコミを見て、

それと同じことを言う。つまりオウム返しをするのです。


どんな優秀な司会者でも、回答者のボケを全て完璧に瞬時に判断する

ことは不可能です。でも、それを悟られないことが重要です。

知ったかぶりでもいいので、どういう意味だったのかを

あらためて回答者に聞き返すのは、なるべく避けましょう。


返しに時間を食ってしまうと、テンポが悪くなります。

だからタイピングが遅かったり、返しにちょっと詰まってしまったと

感じたときは、短めの返しにするのです。

返しに費やす時間は毎回同じにする

これでテンポは保たれます。


余談ですが、回答者は司会に「自分のボケが通じたかな?」

という点を結構気にしています。

だから、返しが多少雑であっても、回答に関するワードを返して

あげるだけでも、けっこう満足するものなのです。


これを、関連ワードのファウルチップと呼ぶことにしていますが、

最悪でもファウル狙いで、知識の薄さをカバーするのです。

また、面白い回答であったら、無理してツッコミを入れずに、

「おもろい!」とか「正解!」と返すだけでも良いと思います。


テンポを崩さない返しを入れることが、

名司会と呼ばれる近道となることでしょう。



~つづく~