お題を復唱することが重要だと紹介してきましたが、
今回はもう一つの要素である、うまい返しの方法を紹介します。
返しとは、回答に対するツッコミやイジりだったりしますが、
そこで素早く返せずに頭を悩ますことがあると思います。
タイピングが遅くて返しが遅れてしまうという場合は、
平仮名だけになってしまおうが、多少誤字脱字があろうが、
気にせず何か一言だけでも返しましょう。
変換ミスや打ち間違いは、慣れてる人でもしてしまうことですし、
タイピングなんて毎日やってりゃ速くなるのですから。
別に悩む必要はありません。
良い返しが思いつかなかったり、ボケの本意が理解できず、
返しに詰まってしまったという場合は、
とりあえず「www」とだけ返してあげましょう。
「ズルい!」とか「愛想笑いだ!」と思われるかもしれませんが、
無反応になるよりは全然マシなのです。
そしてその隙に客席(ガヤ)のツッコミを見て、
それと同じことを言う。つまりオウム返しをするのです。
どんな優秀な司会者でも、回答者のボケを全て完璧に瞬時に判断する
ことは不可能です。でも、それを悟られないことが重要です。
知ったかぶりでもいいので、どういう意味だったのかを
あらためて回答者に聞き返すのは、なるべく避けましょう。
返しに時間を食ってしまうと、テンポが悪くなります。
だからタイピングが遅かったり、返しにちょっと詰まってしまったと
感じたときは、短めの返しにするのです。
返しに費やす時間は毎回同じにする。
これでテンポは保たれます。
余談ですが、回答者は司会に「自分のボケが通じたかな?」
という点を結構気にしています。
だから、返しが多少雑であっても、回答に関するワードを返して
あげるだけでも、けっこう満足するものなのです。
これを、関連ワードのファウルチップと呼ぶことにしていますが、
最悪でもファウル狙いで、知識の薄さをカバーするのです。
また、面白い回答であったら、無理してツッコミを入れずに、
「おもろい!」とか「正解!」と返すだけでも良いと思います。
テンポを崩さない返しを入れることが、
名司会と呼ばれる近道となることでしょう。
~つづく~