腹式呼吸の練習法 | 世田谷区北沢一丁目・整体院長の健康日誌(旧・冷え性改善教室)

世田谷区北沢一丁目・整体院長の健康日誌(旧・冷え性改善教室)

旧タイトル『冷え性改善教室』。東京都世田谷区北沢一丁目にある整体院 『快バランス整体院』 院長・渡辺勲のブログ。腰痛、肩こり、骨盤調整、偏頭痛から冷え性まで、様々な症状を改善する整体と、整体院での日々の出来ごとを綴ります!


冷え性改善教室へようこそ!


整体師の渡辺です。




先週金曜日は、いきなり東京でも真夏日を記録しましたね。


5月の真夏日は、6年ぶりのことだそうです。


ところが日曜日からは、またまた不安定なお天気でクールダウン、

いつまでこんな天気が続くんでしょうか…。


そのうち、梅雨に入っちゃいそうですよね。




さて、前回 『腹式呼吸』 についてのお話をしました。


落ち着いた、深い呼吸が、副交感神経の働く状態をつくるというこ

とが、まずひとつ。


そして、そこから血管が拡張し、血流促進、血行のいい状態がつく

られる、ということ。


結果、体を温め、冷え性改善にもいいですよ~、というお話でした。




ところが、この 『深い呼吸』 というのが苦手な方が結構います。


私自身、以前東洋医学を勉強していた時には、みんなで呼吸法の

練習をやったりしました。


『お腹を膨らます感じで、呼吸してみて~』


と先生が言っても、それができないという人が何人かはいました。


このブログを読んでいる方の中にも、腹式呼吸が苦手、という方は

いると思います。


そこで今回は、私が先生から教えていただいた、腹式呼吸の練習

法をご紹介してみますね。




練習法というよりは、これもひとつの呼吸法と言っていいのではない

かと思います。


実際、先生は 『ため息呼吸法』 と呼んでいましたしね。


では、やり方です。まず行うのは、一日の最後、布団に入ってからが

いいでしょう。


別に、いつでもいいのですが、そのまま寝てしまうと熟睡できるという

効果もありますので、寝る前がおすすめです。




布団に横になった状態で、まずは大きくため息をつきましょう。


何となく浅いため息ではなくて、それこそ腹の底から、できるだけ大き

くため息をつくのがポイントです。


この時、その日のストレス、嫌なこと、腹が立ったことなど、1日のネガ

ティブな感情を全て吐き出すつもりで、ため息をつきます。


できるだけ長く、大きくため息をつきましょう。



『ふぅ~~~~~…』 (部長に怒られて、頭きた~…)


『ハァ~~~~~…』 (あんな失敗、忘れちゃお~…)



こんな感じで、30回ほどため息をついてみてください。そうすると、段々

と頭も心も軽くなり、眠りにつくことができます。




ここでのポイントは、ため息というかたちで 『大きく息を吐くこと』 なん

ですね。


実は、深い呼吸をするためには、まず大きく息を吐くことが大事で、そう

しないと、大きく息を吸うということができないんです。


腹式呼吸が苦手な方の中には、この 『息を大きく吐く』 ということが、う

まくできない方が多いんです。


大きく息を吐くことができれば、次の段階として、自然と深く大きく息を

吸うことができるようになります。


そこで、まずは大きく吐くということに集中させるのが、この 『ため息呼

吸法』 の狙いです。




腹式呼吸をしようとすると、難しく考え過ぎて、かえって体が緊張して、

固くなってしまうことがあります。


腹式、腹式…とお腹にばかり意識がいってしまって、かえってリラックス

できなくなってしまうんですね。


まず、嫌な思いとともに腹の底から大きくため息をついてみてください。


慣れてくると、そこからお腹を使った、ゆったりとした深い呼吸ができる

ようになっていきます。




この、寝る前30回の 『ため息呼吸法』 は、もちろん冷え性改善にも効

果的ですが、それだけではありません。


寝つきがよくなる、という効果もあるんです。私も、寝つきが悪い夜など

今でもこの 『ため息呼吸法』 をやっています。




呼吸法には、ほかにもいろいろなものがありますので、これからも折

に触れて、ご紹介していきたいと思っています。


足が冷えて眠れない…というときなど、ぜひ 『ため息呼吸法』 を試し

てみてくださいね!


それでは、また明日!