自律神経について | 世田谷区北沢一丁目・整体院長の健康日誌(旧・冷え性改善教室)

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旧タイトル『冷え性改善教室』。東京都世田谷区北沢一丁目にある整体院 『快バランス整体院』 院長・渡辺勲のブログ。腰痛、肩こり、骨盤調整、偏頭痛から冷え性まで、様々な症状を改善する整体と、整体院での日々の出来ごとを綴ります!


冷え性改善教室へようこそ!


整体師の渡辺です。




ここ数回で歪み改善のセルフケア、腹式呼吸、呼吸法とお話を進

めてきました。


腹式呼吸の話で 『自立神経を整える腹式呼吸』 いう記事もあり

ました。


話の流れで自律神経、交感神経、副交感神経という部分をサラッ

と触れてしまいましたが、少し説明不足かもしれないですね。


冷え性の要因としては、この自律神経の乱れというのも大きな要因

のひとつです。


さらに、自律神経失調症と診断される方々には、ひとつの症状とし

て、冷えを訴える方が多いのも事実です。


そこで、今回は自律神経の働きについて、もう少し詳しいお話をして

おこうと思います。




まず、 『自律神経とは?』 というお話です。


人間の体は、物を食べれば消化したり、暑ければ汗をかいたり、体

温を調節したりということを無意識に行っています。


心臓を動かすとか、寝ている間の呼吸などもそうですが、これらの

生命維持活動を制御しているのが 自律神経 です。


ですから前の記事で、自律神経の働きはほとんどが意識的にコン

トロールできない…というお話をしました。


その中で 『起きているときの呼吸』 という部分については、唯一、

意識的にコントロールできる部分だったわけです。




さらに、この自律神経の働きは 『交感神経と副交感神経 という

ふたつの部分に分けられます。


まず 『交感神経』 は、気持ちが緊張し、活動しているときに働く神経

です。


そのため、交感神経が優位に働いているときは血管が収縮し、血流

が落ちることになります。


それに対して 『副交感神経』 は、リラックスしていたり、体が休息状

態のときに働く神経です。


副交感神経が優位に働いているときは血管が拡張して、血流も良く

なるということになりますね。


ただ、これはどちらがいい、悪いということではありません。あくまで

も両方がバランスよく働くことが重要です。




そして、この交感神経と副交感神経の働きのバランスが崩れてしま

った状態が 『自律神経失調症』 ということになります。


例えば、夜更かしばかりしていると、本来休息すべき時間に働く副交

感神経が働かなくなってきます。


逆に、昼ごろまでゴロゴロするような生活を続けていれば、本来活動

時に働く、交感神経が働かなくなってきます。


さらに、大きなストレスを受け続けたりすれば、常に交感神経が働き

っぱなしになり、不眠などを招く要因になります。


このように交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態が続くと

自律神経全体の機能が落ちてしまうことになります。




自律神経のバランスが崩れた状態が続くと、体にはいろいろな症状

が出てきます。


個人によってまちまちですが、代表的な症状としては…


頭痛、肩こり、めまい、動悸、不眠、耳鳴り、倦怠感、冷え、の

ぼせ、便秘、食欲不振、不安感…


などがあげられます。いろいろな “不定愁訴” が出ますので、原因

不明の症状が 『自律神経失調症』 となることも多いわけです。


体全体の状況としては、どうしても血行不良の状態になりやすくなり

ますし、体温調整がうまくできなくなったりします。


そうなると、当然のように体は冷えやすくなり、自律神経失調が冷え

性の大きな要因になってくるということになります。




そして、この自律神経のバランスを整える上で重要な要素になるの

『呼吸』 だったわけですね。


もうひとつ、自律神経を整える有効な方法として知られているものに

『自律訓練法』 があります。


自律訓練法については、比較的簡単に行えるリラックス法として、

行われています。


もちろん、呼吸も重要な要素となりますし、冷え性改善にも効果的

な方法です。


この 『自律訓練法』 について、次回お話したいと思います。


それでは、また明日!