自律神経を整える腹式呼吸 | 世田谷区北沢一丁目・整体院長の健康日誌(旧・冷え性改善教室)

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旧タイトル『冷え性改善教室』。東京都世田谷区北沢一丁目にある整体院 『快バランス整体院』 院長・渡辺勲のブログ。腰痛、肩こり、骨盤調整、偏頭痛から冷え性まで、様々な症状を改善する整体と、整体院での日々の出来ごとを綴ります!


冷え性改善教室へようこそ!


整体師の渡辺です。




前回、私が 『スッキリ!!』 というテレビ番組で見た、体の歪み改善の

ためのセルフケアをご紹介しました。


そのセルフケアを行うための、重要なポイントが 『腹式呼吸』

したね。


冷え性改善のためには、呼吸は重要なポイントです。


今回は、そのあたりのお話に入っていきたいと思います。




あまり腹式、腹式というと、何だか難しく感じますが、要は…


『落ち着いた、深い呼吸ができている』


という状態ができていればいいわけです。なぜか…ということなので

すが、理屈抜きでまず考えてみましょう。


私たちが怒っていたり、イライラしていたり、緊張していたりというとき、

これは単純に、心身ともにいい状態ではないですよね。


こんなとき、必ず呼吸は 『忙しなく、浅い呼吸』 になっています。


反対にいい気分のとき、落ち着いてリラックスしているとき、優しい気

持ちのとき、これは心身ともにいい状態ですね。


そんなときは、呼吸も 『落ち着いた、深い呼吸』 になっています。




これを自律神経の働きという面から見てみましょう。


怒っていたり、イライラしたり 『忙しなく、浅い呼吸』 のときは興奮状

態で 『交感神経』 が働いている状態です。


この状態では、血管も収縮する方向になるので、血流も悪くなります。


対して、落ち着いてリラックスしている 『落ち着いた、深い呼吸』 のと

きは、安定状態で 『副交感神経』 が働いている状態です。


この状態では、血管も拡張して、血流もいい状態になります。


冷え性改善には、こちらの方が当然、いい状態といえますよね。




ここまでのようなことを考えると、逆にいえば…


『落ち着いた、深い呼吸を意識すれば、血流はよくなる』


ということになります。意識すれば…というところに注目です。


自律神経の働きというのは、その機能のほとんどが意識的にコント

ロ-ルできない部分です。


ところが、呼吸はどうでしょう。寝ている場合を除いては、自分で

コントロールできますよね。ここがとても重要なところです。


『落ち着いた、深い呼吸=腹式呼吸』 ということになりますの

で、腹式呼吸を意識的に行うことは血流改善に繋がります。


血行が良くなれば、体も温まります。冷え性改善に、腹式呼吸が

いい、という理由はこんなところにあります。




考えてみるとヨガ、気功、太極拳など、東洋的な健康法はすべて

呼吸を重視していますよね。


ただ、この腹式呼吸、やってください…というと、すぐにできない人

がいるのも事実です。


特に、一般的には女性の方が、胸式呼吸で浅い呼吸になりがちだ

と言われています。


もしかすると、このブログを読んでいただいている方の中にも…


『腹式がいいのはわかるけど、どうもうまく出来なくて…』


なんていう方もおられるかもしれませんね。




確かに、腹式呼吸をきちんとできるようになるには、多少の練習が

必要になる場合もあります。


そこで次回は、私が以前、東洋医学の先生に教わった、腹式呼吸

の簡単な練習法についてお話したいと思います。


それでは、また明日!