●四国の水瓶「早明浦ダム」提体内見学*前編
先日8月7日(晴れ)
麗しの 早明浦(さめうら)ダム に行ってきました。
「四国の命」とも言われる巨大な水瓶を持つダムで、四国のほぼ真ん中らへんに位置します。
降雨の多い吉野川で貯めた水を、水の足りない香川方面へ送る「香川用水」をはじめ
高知県、徳島県の上水道を担い、その上吉野川の治水(洪水にならないようにする)もし、
なおかつ発電をしているという、そらぁもう大忙しで有名な早明浦さんです。
この日は一般公開される提体内見学でした。
早明浦さんの中にIN出来る、とーーーっても貴重なイベント!
(ダム好きのブロ友さん、教えてくれてありがとでした♪)
朝9時から11時の2時間しか見学時間がないっていうんで
朝から高速ぶっとばしたわ~~!
9時4分頃、ダム直下へとうっちゃく。
もうね、胸は高鳴るし興奮するしでテンションUPUP
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
だけど必死に胸を押さえて落ち着け落ち着け!
いつも行き止まりの右岸のフェンスが、オーーーーップン!してるじゃあないですか。
入ったるでーーーε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
ち か す ぎ ヽ(゜▽、゜)ノ
巨大すぎる減勢工の横顔をのぞき込む。
あんたは、チャンピオン。(°∀°)b
カクカクしたブロックのようなゲート周り。
黒々として睨みをきかせていたわ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
受付をすませると、職員の人の誘導で
20人くらいの人たちのグループでゾロゾロと内部へと進んでいくこととなりました。
右岸直下の小さな入り口から、入っていきます。
ここはちょうどテニスコートのあるところです。
「テニスコートは使ってるんですかぁ?」って前から訊ねてきみかったことを聞いてみたわ。
「んーー。一度も使ったこと、ないですねぇ(笑)」ですって(笑)
薄々そんな気、してた!(・ω・)/
入り口すぐのところには、色んな装置がありました。
左側の装置は、提体内部の水抜きに関係してると思われる。
お兄さんはずんずん進むわ。
ちょちょ、待って!
って、私が一番先頭に歩いてたっていうのがこの写真でバレバレやね。(;^_^A
はじめは興奮しすぎて勢いあまってたわけ。
途中からゆっくり見たくて後ろに下がったけどサ。
目に入ってくるのは
壁に貼ってあった貴重な写真たち。
早明浦ダムの建設途中の様子です。
コンクリート打設が始まったばっかりの頃やないですか!
すごい!
まだ減勢工がない。(笑)
だけどしっかりコンジット部分のバルブの穴が2つ、設けられているわ。
(リングフォロワゲートというらしい!)
うわーーーリアル!
って興奮とまらん(・w・)
こちらはそもそもダムが出来る前の吉野川と、その周辺の様子です。
台形の白いラインの所にダムが出来ました。
平成6年の大渇水時のハンパ無い水無し状態の中、湖底より現れた旧大川村役場です。
かと思えば満タン状態早明浦さん。
このようにして早明浦ダムは、まるで両極端なこの自然環境の中
水の供給と洪水調節という、
どちらも人の生活に直結する重大な使命を背負っているのであります。
つくづく、感動するわ!・°・(ノД`)・°・
さ、進みましょう。
内部のコンクリートはひんやりと冷たく、湿気を帯びていました。
それもそのはず、ここはダム湖のふか~い場所。
すぐ(すぐ?)20メートルほど横には、水温6℃の世界がある。
なので監査廊の中も気温12℃ほどでした。
この時期は涼しくてとっても気持ちいい。(*^o^*)
立ち入り禁止ですがこちらは、上流側のようです。たぶん。(方向感覚なかったけど。。)
下のほうは水の中に潜ってるんではた目ではわからないけど、これだけ提体は分厚いってことです。
こちらは、ダム下のほうに2つついているリングフォロワゲートの装置です。
ここが現在地です。
普段この2個のゲートはほとんど使われることはなく(確かに水が出てる絵を見たことない。。)
発電所が点検などでお休みのときだけ、臨時的に使われているそうです。
普段、下流への維持放流も含め65トンまでは発電所を経由して放流しているそうです。
ちなみに次回、このリングフォロワゲートが開かれるのは来年2月の発電所点検時だそうです。
監査廊の中にずっとひかれていた太いケーブルは、6600ボルトの電圧が流れているそうです。
超危険!
この電気は左岸の発電所で作られ、早明浦ダムの管理事務所に繋がり使われているそうです。
わざわざよそから電気をひかなくても、ちょうど目の前で電気作ってますもの、使わない手はないね。(°∀°)b
これがそうよ。
提体の中を貫いて、発電所に送られる水の管なんです。
手を当てると生き物のように中でうごめく気配を感じ取ることが出来ました。
誰しもが、身体を折り曲げて水管をくぐり抜けなければ先へは進めないのであります。
今まさに、発電されようとする水がこの中を通ってるのさー。
そしてアタイ達は出口にやってきた。
目の前には、電源開発の運営する「早明浦発電所」がーーー!
そう、アタイらは提体内部を横移動して右岸から左岸へと出てきたのさぁ。
提体をぶち抜いてきた水管はまっしぐらに発電所へと繋がっている。
(さっきみんなが屈んで抜けてきた黒い管よ)
そして、私たちは禁断の!?(ノ゚ο゚)ノ
早明浦発電所へと足を踏み入れたのであります!
つ づ く。
後編は→こちらです
ここまで読んでくださってありがとうございました