●二人のみごとな連携プレー。
とてもシブい大橋 ダムを見てから、地図を見ると近くに「稲村ダム」があるようだったので行ってみることに。
初めて会うダムはワクワクします。
どんなダムなんでしょう。
大橋ダムをぐるりと周りながら、ダム湖畔を行きます。
峠を越える細い山の林道になりました。
「一の谷脇の山林道」という名前でした。
なんということでしょう!(ノ゚ο゚)ノ
写真のとうり、とてもきれいに舗装されているのです。
まだ舗装してそれほど経っていない様子でした。
白線もキレイなままで!
途中気味の悪いトンネルを何個も通り、
標高があがると山がモクモクの中に入ったりして視界も悪く、とても心細いです。
とにかく、稲村ダムに到着するまで(到着しても)
十数キロに渡って人っ子一人、車の一台にも出会う事が無かったんですから!
(´□`。)
一人ぼっちで見知らぬ林道を走るのは、さすがに寂しかったです。しかもこの天気。
モクモク~~
標高1500メートルくらいの稲村山の峠を越えて、下って行ったところで林道は終わりました。
この分岐点から少し行ったところで、
道路わきからダムの姿が見えました!!
それは!
美しいロックフィルダムでしたーーー!!
おわーーー!
稲村ダムは、こんなに壮大なロックフィルダムだったなんて!
感動です!
キレイな白い石で組み上げられています。
美しいですね~この白さ!
でも相当テンションは上がる
稲村ダムの洪水吐き。
こう見えて、いったい何メートルあるのかっていうくらい、深くてクラクラしました。
やはりダムはどこを取って見てもスケールが大きいです。
ここから水が下流へ流れます。
巨大な水路です。
この稲村ダムと、その前に行った大橋ダムとは実は超深い関係で結ばれているのです。
大橋ダムは戦時中に発電用のダムとして作られたと前の記事で書きましたが、
その後再開発で、さらに発電能力を上げるために、この稲村ダムが出来ました。
この稲村ダムへは山をグングン上がってきたわけですが、下の大橋ダムとの標高差は約500メートルあります。
昼間はみんながたくさん電気を使うので、上のダム(稲村ダム)からお水を落として発電させて、
深夜みんなが寝て電気を使わない時間帯になると、あまった電力の力で今度は下(大橋ダム)から
稲村ダムに水を引き上げます。
そしてまた翌日は下へ落として発電させます。
これを繰り返すので、水が無くなることは無いのだとか!?
ですから、この二人の連携プレーで限りある資源である水を、何度も上手に再利用しているわけなんです。
エライね~~(´▽`*)
早朝に行くと大橋ダムの水が少なく、夕方行くと水がいっぱいになってる、なんていう風景を、見ることができるそうです。
この二つのダムで作り出される電力が、61万キロワットかなにかで、
ウチの電球が一個60ワットだから・・エット・・(・_・;)
とにかく、スゴイ大きな電力を作って下さっているらしいんです!
四国の水力発電では最大の規模だそうです。
そのスゴイ発電所は稲村ダムと大橋ダムの間の山の地中にあり、
二つのダムを結ぶ長いパイプが通っています。
このように上池、下池の関係のダムは各地にもたくさんあるはずです。
高知県の大森川ダムと長澤ダムも連携プレーをとって発電しています。
スゴイね、ダムって!
この後ダムについて書きます。
よろしければまた見てくださいませ。
つづく
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