●大橋ダム
石鎚山のお山開きで大盛況の土小屋 を通り過ぎ、
瓶ヶ森林道から石鎚公園線へ入り、雨のシトシト降る中ダムを巡ることとなったのでした。
まずは長澤ダムを見てから、以前一度だけ行ったことのあった「大橋ダム」へと行きました。
山を降りてくると雨は落ち着きました。
この大橋ダムは、早明浦ダムの上流に位置する吉野川のダムです。
この前の記事 で、吉野川の源流がある白猪谷渓谷にチョロっと立ち寄りましたが、
川に沿ってず~っと下ってきたんです。
なんと言ってもこのダムはとても古いダムなのです。
みてください、あのコンクリートの古びた風合い。
シブイですねぇ~
この大橋ダムが出来たのは昭和14年です。
高知県で3番目に作られた重力式コンクリートダムなのです。
戦時中は、電力を多く必要としたため、水量の多い吉野川に発電用として建てられたのです。
今でも元気に発電用としての役割を果たしている現役のベテランダムです。
高さ73、5メートルと、今でこそ割りと平均的ですが
当時は全国的にも最大級クラスの大きさを誇っていたとか。
当時としては、さぞかし大規模な一大事業だったことでしょう。
下流の流れが美しいグリーン色で、ダムにとても映えています。
達筆で「大橋堰堤」と掘られております。
シブイ!
皇紀2,600年の10月に竣工とありますが、ちょっとピンときません。
昭和14年10月のことだとは思いますが。。。
レトロでオサレ~なデザインに胸キュンさせつつ♪
かわいらしい丸いバルコニーにも胸キュンしたり♪
でも、ガッツリ入ったヒビにドキっとしたり!(°д°;)
ダムがメキメキーっとが割れてしまわないかヒヤヒヤしたり!(;´Д`)ノ
ちょっとだけダムの下に下りてみよう。
この堤体のコンクリート。
長い歴史を感じる。
そしてところどころに、何度も後から補修の為に新しいコンクリートを塗り重ねた後もあります。
下から見上げてみます。
たくさんのコケがはえて、古い城壁みたい。
あんなところに堤体内部へ入るちっちゃな扉が。
すんごい入りたい!
この扉の周りのコンクリートなんか、まだ白くて新しそうです。
あとからあちこち、手を入れたのでしょうね。
このダムは「近代土木遺産」にもなっているのだとかで。
ほんとよね、まさに「遺産」だ!
そしてダム湖側から見る。
なんでいい具合に紅葉してるのかは、わかりませんが。
あんなに雨が降っていたのに、このときは強い日差しが照りつけてきて暑かったデス。
これから、さらにまだダムを求めて進みました。
つづく
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