●早明浦ダムの武勇伝!
最近雨が少なくて、そろそろ水不足が迫り特に香川県の方にとっては深刻な時期となりますね。
香川県には大きな川がなく、徳島県の吉野川系の水が生活用水、工業用水に使われています。
その吉野川の水を守るのが高知県にある 四国で最大の「早明浦ダム」 です。
早明浦ダムの貯水容量は、香川県にある1万5千ヶ所のため池の総貯水用量と同じだそうです
さらに有効貯水用量は西日本で1位、全国でも6位を誇ります
それだけの超巨大水瓶を持つ早明浦さんも、この時期水が減る一方で苦しい時でしょう
そんな早明浦さんの、平成17年に起こった武勇伝がこちら↓↓↓
ドキドキしてしまうので、是非見てみて下さい。(携帯からは見れません、すみません)
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大渇水に見舞われた平成17年6月15日から9月7日までの一夏。
その苦難の夏を乗り切った、早明浦ダムの一部始終と
取水制限で大変な生活を強いられた香川県の記録です
6月29日(貯水率32%) 香川で夜9時から朝6時までの断水に踏み切る、
学校のプールの停止だけでなく、船舶への給水停止。
8月に入り、貯水率が日に日に減り、緊迫状態が続く。
香川県内では減圧給水を実施、
ダム湖に沈んだ3階建ての旧役場が全形姿を現す、
工業用水を水道水にまわす。
8月17日(貯水率5.2%)四国四県はついに最後に残された発電用の水を生活用水にまわす事を決める、
夏場、めんを冷やす水が多く必要になる香川町のうどん店では敷地内に井戸を掘り
水源確保の自衛手段をとる、
新たな井戸を掘る、井戸水の水質検査費用を従来の半額にするなど。
じょじょに貯水率が減り続け、ついに0%になり発電用の水を緊急放流、さらにそれが無くなれば、
ダム底に溜まった「死水(しすい)」という泥水まで使う事を決める。
最後9月5日の0%から、台風14号の豪雨により一晩で一気に100%に回復し
9月6日には全ての取水制限が解除されダムが大放流を始めて幕を閉じます
☆資料内より写真を拝借しました。
貯水率0%のダム湖は「こんなに深かったんだ」と思うほど、
悲しいくらい底が見えていて、死水の泥が残るだけ、
そんなダム湖が翌朝にはタップタプの水に満たされているという変貌ぶりにはビックリです
しかもただ満水になっただけではなく、台風の大雨による洪水を調節した上での満水です。
干からびたと思ったら、次の日は下流の町に洪水被害を出さない為に今度は踏ん張ったわけです
早明浦さん、よくがんばったヽ(●´w`○)ノ
早明浦ダムは、四国のいのちを預かるという大役をこなすと共に、
かなり過酷な仕事を日々こなしているスゴイダムなのです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/65/c1/10082815857_s.jpg?caw=800)