統合失調症急性期の関わり方 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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昨日は職場で統合失調症のOTについての勉強会をやりました。


統合失調症。
うちの職場では、急性期からOTがどんどん入っていく所なので、
統合失調症の急性期の状態にはOTはどうやってかかわればいいのか?
みたいな質問が後輩から上がりました。


統合失調症の急性期。
症状がまだ活発な時は、患者さん。

なかなかコミュニケーションもあまり取れず、
またこちらからの特に言葉による働きかけにはあまり応じてくれないことも多いかと思います。


OTとしてできることは言葉によるコミュニケーションに頼らず、

その人が興味を示しそうなものをOTの場面や病棟に置いておいて、
まず物を介して関わりが取れる事を目指すという話をしました。


患者さんの興味が持ちそうな物っていうのは、
例えば本とか雑誌を誰でも手に取れるような形で置いておく。
とか、
CDなど誰でも聞けるような形で病棟のホールに置いておく。
とか
そういうことです。

そうすると、ふと患者さんが、その机の上にある雑誌を手にとって読み始めたりする。
そういう所から作業療法士と患者さんとの関係が始まります。

するとそこから「こんな雑誌もありますよ」と別の雑誌をさしだし声をかけたりして、関係が始まったりするのです。

こういう患者さんとセラピストの2者関係を作る前に、その間に介する物(この例だと雑誌)のことについて、
山根寛先生はwinnicottの言葉を用いて移行対象と呼んでいます。

こうやって物を介するからこそ関係が取りやすくなるということ。


こういう事こそが作業療法の強みなのではないかなと思います。


少しでもそういうことが新人さんに伝われば良かったかなーって思ってます。



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