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SES の2日目が終了しました。

莫大な出展を回っているのでなかなかブログ書けないのです。。
ちなみに今日はキャンペーンでもらったBuzzurlのパーカーを着ていたのですが、
結構な人数に好評でした。

「良いパーカーだね。名前が良いよ。Buzzurlか」
「へー。19USERってシリアルナンバーなのか。それで50個とか作ってユーザーに
 配ってるのを貰ったのか。それ良いな。うちでもやろう」
みたいな感じで。

でも、“バザール”じゃなくて、“バズURL”って言うんだよなー。
ビシっと言っとかなきゃって思ったので「YES!」って笑顔で言っておきました。
だって日本人だしー。

buzzurl
Buzzurlのパーカー

さて、今日もセッション3つ出て、どれも面白かったのですが、
白眉はユニバーサルサーチのセッションでした。

セッションのパネリストはこんな感じ。
Moderators:
Speakers:
http://www.searchenginestrategies.com/newyork/agenda2.html

スピーカーは上からそれぞれ、メディアビジネス、リサーチ会社、代理店、
検索エンジン業界の人です。

中でもFederated Media のジョンバッテルがあまりにもキレキレでした。
ディスカッション聞いたのは初めてだったのですがとてもウィットに富んでいて、
かつ話が的確です。

どれもユニバーサルサーチの論点としてとても理にかなっています。

【議題1】
 かつてGoogleの検索結果は10個の青文字のリンクが並んでいる、
 とても美しい画面だった。Googleはそれを破壊している。

【議題2】
 Universal Search によって、検索結果から得られるクリックは減少する
 (データがあります。もしかしたら Comscore から後日発表されるかも。)
 どうやってこれからビジネスを成していくのか?

 ⇒なんというか、これは別にすぐ解決する問題の気がします。
   Photoはクリック数を著しくは低減させないので問題ないですし、
   Maps は ローカルSLの例えば上位1個を表示すればOK。

   Video もオーバーレイ広告を YouTube でサポートするので、
   全体のクリックはむしろ増えるかもしれません。

   Weather にいたっては、そもそも売上を生むクエリではないはず。

【議題3】
 かつて、株価について検索すれば、トップに出てくるのはYahoo!ファイナンスだった。
 でも今はGoogle のユニバーサルサーチがその上に表示されている。

 これは、アルゴリズムではないと自信がある。

 かつて、Google はテクノロジーの企業だった。Yahoo! はメディア企業だ。
 Yahoo! はメディア企業だから、自社のコンテンツを表示させてトラフィックを
 巡回させてということをやっていた。

 Google は現在YouTube を始めメディアを持つにいたっている。maps も見方を
 変えればメディアだ。Googleは、どちらに進もうとしているのか?

 ⇒日本だとあまり触れられてないのですが、穿った見方をすると
  そうなのです。もちろん、ユーザーを無視し続けるのは自殺行為なので
  やらないでしょうが。

  ちなみに、Google のジェームス氏は「ユーザーにとってベストなものを表示するだけ」
  とおっしゃっていました。ってかそれ以外答えようがないでしょうが。
  

それでは最後に Mike 氏の言葉を。

これは、検索の進化なのだと思う。
かつて、ウェブにあるのはテキストの情報だけだった。だからテキストだけの結果で
良かった。でも今は違う。

ユーザーの手によって毎日毎日莫大な量の動画や写真がアップロードされている。

ウェブのデータそのものがテキストに加えてさまざまなフォーマットのものを含むように
なってきているのだから、検索結果の画面もそれにつれて変わる必要があるという
ことなのだと思う。

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