苦手な方はお気をつけください。
「智は…太った?痩せた?」
「どうかなぁ、ニノが確かめてくれる?」
「うんっ」
あとから思えば、これが失敗だったと思う
ウキウキして大野さんを 脱 が し 始 め て
シャツの下から出てきたのは綺麗な首筋、鎖骨、腕の筋、割れた腹筋
それを見ただけでドキドキしてたのに、なんで俺は 下 ま で 脱 が そ う と したんだろう?
ベルトを 外 し て 、チャックを 下 ろ し て
出てきたのは、布一枚隔てた向こう側から 感 じ る 大野さんの 猛 々 し い ア レ
その熱気に思わずゴクリと喉が鳴った
「…最後まで、確かめてくれないの?」
さっきまでの優しさに包まれた声じゃなくて
身 体 の 芯 を 震 わ す よ う な 響 き に、もしかして…ヤバイ?と思った時にはもう遅かった
顔を上げたらバチッと目が合って、ニヤリと笑った大野さんにスッポポーンと 脱 が さ れ た
「俺は太ってた?痩せてた?」
「き…筋肉が増えてました!」
「そうなんだ?気付かなかったなぁ」
「俺は痩せたんだもんねっ?!確かめなくてもいいよねっ?!」
危険な匂いが漂うこの道から回避するために無駄に元気に言ってみたけど
まだ指の一本も届いてないのに、大野さんの 目 に 触 れ た 場所から 熱 く なってくる
「…痩せたからかなぁ」
「なにっ?!」
「凄いことになってる」
「な…なにが?!」
俺のはまだ ち ょ い 勃 ち で全然すごくありませんけど?!
「色気…フェロモンの 漏 れ 方 が 凄 い 」
「なーい!ないないっ!そんなのないです!
お先にシャワー失礼しまっす!」
目線だけで 全 身 を 焦 が さ れ て しまう前に、お風呂場へ逃げ込もう!
「ニノ」
「うひゃっ」
…としたけど、 腰 を ガシッと 掴 ま れて 、 呆 気 な く 捕 まっ て
耳元で、呼ばれた
「なんで逃げるの」
「逃げてなんかっ…あっ」
それでもなんとかして脱出を図ったけど
こんな狭い場所ではどうもがいても 身 体 は 密 着 す る ばかり
背中には大野さんの 肌 が ぴ た り と くっついてて、それだけで 声 が 上 が り そうになる
「汗を流がしてからまた汗をかくのは、順番が逆だね?」
「汗?!ぅわっ?!」
くるっと身体を回されて、今度は 前 の 肌 が 大野さんでいっぱいになる
「はぁ…んっ」
すごく 熱 く て、思わず 顎 が 上 が る と、びっくりするくらい優しい顔をした大野さんが居た
雄 の 大野さんは、パ ン ツ と 一 緒 に 脱 ぎ 捨 て た のかな…
服 を 脱 い だ 時 に 乱 れ た セット
前髪が降りると、歳よりもずっと幼くなる
「…大野さん」
「減らないね」
「なに…が…?」
「 漏 れ 出 す フェロモン」
「…ぁっ」
振り幅激しいギャップに見惚れて少しだけぽや~んとしてたら
逃げられないように 捕 ま れ て い た 腰 が 大野さんと 触 れ 合 え る ポジションに変えられていて
クイッ クイッ
押し上げられてる?!
「ぁ…ゃんっ」
だよねー!
大野さんがこの状況で 雄 の 部 分 を 脱 ぎ 捨 て る わけないよねーっ!
つづく