トラワレの今・4 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「なぁ…んぐっ…なぁっ…んでっ…ふえっ…」

「泊まっていいって言われてたから連絡入れないで来ちゃったんだけど」

「うぇ…ふぇーーん…」

「驚かせちゃった?」



上から手が降ってきて、それは間違いなく大野さんの腕で

必死に掴んで、一生懸命握った



「そんなに力入れて握ったら起こせないから、ニノ」

「ぅう…うー…」

「起きよう?


よいしょ、うん、上手


次は身体の向き変えるよ?腰を浮かしてこっちに」

「ぅゔ…ゔー…」

「靴脱がすよ?

うん、オッケー

それじゃあ、せーの、ただいま~」

「たらっ…うっ…たらぁまぁあうあぁ…」

「あははっ なんでそんなに可愛い言い方なの~」

「おぅおのっ…さん゙ん゙っ…ぶへっ…うっ…がえっ…でぇ…ぎだがだぁ…」

「うん、ニノに会うために帰ってきた」

「うぇっ…ふぇーーん…」



多分抱っこされて、リビングまで連れてきてもらったんだけど

俺は目の前に居る大野さん以外見えてなかった






「落ち着いた?」

「…落ち着きました」

「よかった、涙の洪水で流されちゃうかと思った」



大野さんに会えたら


俺も少しは強くなったんですよ、もう簡単に泣いたりしなくなりましたよ

って、自慢、したかったんだけど…



感動のご対面に感動し過ぎて、心を持つ俺の全てが爆発してしまって、早速ヘロヘロな姿を晒してしまった


再会くらいは格好良く振る舞いたかったのに、非常に残念


でも大野さんが格好良いからね

バランス的にいい感じだと思うことにする




「ニノ」

「…ん」

「顔を見て言いたいことがあるんだ

腕…ちょっとだけ離すよ?」



二人はコートを着たままで、愛しい人の帰宅なのに俺は温かい飲み物も出せていない



「…離すの?」

「少しだけ」



でもこの抱きしめている腕をどうしても離せなくて

ぎゅーってしがみついてた



「…どうしても?」

「どうしても」

「俺も…離さないとダメ?」

「出来れば、少しだけ」

「……うぅ」



ずっとこのままで居られないのは分かってるけど、数センチ離れることがこんなにも苦しい



「…またすぐに抱きついてもいい?」

「うん、俺もすぐに抱きしめるから」

「すぐだよ?すぐ抱きしめてね?」

「うん」



大野さんは約束を守る男だ

またすぐに抱きしめてくれる



今朝まで触れもしない距離に居たんだから、ちょこっと身体を離すくらい簡単だよ



「…今から離すね?」

「ゆっくりでいいから」

「…うん」



指の力を抜いて、握りしめていたコートを離した

















つづく