せかむぢゅ♡図書委員の初恋・6 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















曲をかけて、伸ばされた手に手を重ねる



「…む゙っ」



腰がグッと密着して声が出そうになったけど、なんとか堪えた




ズンチャッチャ♪



窓からオレンジ色の光が射し込んで、教室は華やかな舞踏会場になる



ズンチャッチャ♪

ズンチャッチャ♪



格好いい王子様と、魔法にかけられたシンデレラ



二人は花びらが舞うようにくるりくるりと回りながら、羨望の眼差しを一身に受ける





「二宮、やるじゃないか」

「うん!鮫島くんのおか…げっ!」

「わっ!」

「うわーっ!」



褒められて、油断した



ドシンッ

ゴチンッ



足に足が絡まって、二人して倒れ込むと

華麗な舞踏会は一瞬にして教室へ戻ってしまった




「いてて…」



床に強打した腰が痛い

あと、唇がジンジンしてる



「鮫島くん…大丈夫?」



口を押さえて見上げると



「いてぇ…」



鮫島くんも唇を押さえてた



「集中してるときに話し掛けたのが悪かった、二宮は大丈夫か?」



僕は慌てて鼻を摘まむ



「ゔん!だいびょうぶっ」

「鼻…打ったのか?」

「はな゙ゔっだ!」

「悪い」

「ぜんぜん゙!だいびょうぶ!」

「特訓の成果は充分に出てたし、今日は帰るか」

「ゔん!」





校門から鮫島くんの後ろ姿を見送って、鼻から手を離した



「僕の口と…鮫島くんの口がぶつかったということは…」



キッス…♡



「きゃあ~」



プシュー!という音がして、顔から湯気が出た






「鮫島くんはさぁ」

「鮫島」

「鮫ちゃ~ん!」



「サメジマ」というワードに耳がことごとく反応して

それと一緒に心臓もドッキーンと反応する



キッスしちゃったこと、言ったほうがよかったのかな



でも相手は僕だし

あれを一回とカウントするのはちょっと違う気がするし



でもでも鮫島くんもわざと図書室の本を読んだりして、僕のこと意識してるよね?


相思相愛なのだとしたら、これは二人にとって嬉しいことだよね?




ただの憧れだったけど、その先の展開があるのかもしれないと思ったら

鮫島くんのことが気になって気になって仕方なかった



演技だったはずの王子様とお姫様



もしかしたら、現実でも王子と姫になってしまうかもしれない?



それは…



とっても「きゃ~♡」だ!

















つづく