せかむぢゅ♡図書委員の初恋・7 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















学級委員と実行委員の仕事が忙しいサクラさんも、今日は劇の練習に参加してる



「本番が近くなってきましたので、今日は衣装を着て最初から最後まで通してしましょう!」

「は~い」




王子様スタイルに着替えた鮫島くん



きゃ~!白タイツが似合ってるぅ!


これで横に白馬が並んだら完璧に本物の王子様だっ



「おぉ~!ニノちゃん似合うね?」

「そ~?」



僕は金髪のカツラを被って、黄色いドレスを着た



「鮫島くん!僕…どうかな?」

「二宮は黄色が似合う」

「ほんと?!」



練習中も、ダンスの特訓中も、鮫島くんに褒めて貰えることが増えた

僕のこと、どんどん好きになっているのかもしれないっ



今日も気合いを入れてお姫様しちゃうぜっ!





「なんて綺麗な…綺麗な…」

「…姫だろう、だよ」

「なんて綺麗な姫だろう、私の…」

「…妃になって、だよ」

「妃になってくれないか」



この日の鮫島くんは、珍しく不調だった



段取りも台詞も忘れてるみたいだったから、近くに居ることが多い僕が何度もコソコソっと耳打ちして

得意のダンスシーンでも僕の足を踏みまくってた



なにかあったのかな?





「はい!無事に最後まで通せたね~、みんなお疲れ~」

「日頃の練習の成果が表れていて、とっても面白いお芝居になると思いました!

本番まであと少しです!みんなで頑張りましょう!

それでは今日はここまでに…」

「ちょっと待て」



サクラさんがみんなに声を掛けていたのを、鮫島くんが止めた



「なんですか?」

「どこがよかったんだよ」

「一生懸命さと、チームワークの良さと、日頃の練習の成果が発揮されていたところです」

「ぐだぐだだったじゃねーか!」

「私にはそうは見えませんでした」

「ぐだぐだだったよなぁ?!相葉!」

「ん~、ミスはあったけど、ダメじゃなかったよ?」

「二宮!ぐだぐだだったよなぁ?!」

「僕はやってる側だったから…」

「ぐだぐだだったんだよ!」



普段はあまり感情を見せない鮫島くんが大きな声を出していて、その迫力に押されて周りはなにも言えない



「鮫島くんは、どこがぐだぐだだったと思うんですか?」

「全部だよ!全部っ!」



初めて衣装を着て通して、高揚していた雰囲気が一気に冷めていく




「本番まで時間があるからさ、今日の反省点を今後の練習に活かしたらいいんじゃない?」



マサキくんが明るい声で言ってくれたから、僕もそれに続く



「そうだよね!僕もたくさん間違えちゃったから、鮫島くんと反省会しますっ!」

「いつも練習に出られないのに、生意気によかったなんて言ってごめんなさい

明日からはきちんと参加しますので、今日はここで解散ということでいいですか?」

「サクラちゃんが居てくれると心強いなぁ~

俺だとみ~んな素敵に見えちゃってアドバイスとか出来ないし

明日からもみんなで頑張ろ~ね!」



なんとか教室の空気は復活したけど

唇をムーッと尖らせていた鮫島くんは、無言のまま教室を出ていった

















つづく