35本目「復讐のプレリュード」(1995年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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ポニーキャニオン
復讐のプレリュード ~大冒険家~

原題:大冒険家


製作年度:1995年

製作国・地域:香港

上映時間:110分

監督:リンゴ・ラム 「友は風の彼方に 」(1986)「いつの日かこの愛を 」(1990)「復讐のプレリュード 」(1995)「ヴィクティム 」(1999)「スー・チーinミスター・パーフェクト 」(2003)「鐵三角 」(2007)

製作総指揮:-

原作:ー

脚本:シウ・ラウキン

音楽:-

出演もしくは声の出演:アンディ・ラウ 、チョン・プイ、ン・シンリン、ロザマンド・クワン

◎1995年香港・映画興行成績 12位(総合25位)

■上映期間(香港) 1995/8/2~1995/8/30

★上映日数(香港) 29日

●売上(港元) $14,839,584.00


空軍パイロットのアンディは、かつて両親を殺した裏切り者ロイが、麻薬王になっていたことを知った。アンディは復讐のため、ロイの娘クリスタルと結婚したが、ロイの情婦ボニーを恋したことから計画は狂い始めて……。アンディ・ラウ主演のサスペンス映画。 (yahoo!ムービーより)


なんだか色んな要素を詰め込んだ映画でした。

はじまりは、とっても悲しく、アクションとして、恋愛映画としても、みられる作品なんですが・・・。

彼の苦悩がつらいですねぇ。

このとき、彼は35歳なのですねぇ。若々しい。

もてるのはわかるんだ。

もてるから、2人の女から愛されちゃってねぇ。どっちつかずなんです。

ひとりじゃ、香港ファンは物足りないのか。こう、どっちからも愛されて困っちゃう状態が多い気がします。


「復讐」って感覚は悲しいですよね。ほんと、トラウマになるだろうし、それを果たすために生きていけるようになるんだろうし。

でも、やっぱりそのことにとらわれ続けることが、結局、自分の人生を大事にできなくなる。

ほんとに、人は私利私欲のために、大きな罪を犯しちゃいけないんだと思います。

狂うもん。いろんな人の人生。

ここまで、壮絶な経験はないにしても、どこかで、許せない人間がでてきても、いつかどこかで、その経験を受け入れていかなきゃいけないのだろうか・・・。(本当に難しい行為ですけれど。)


ロザマンド・クワンは、美しい愛人役ですねぇ。

ン・シンリンは、私の好きな女優さんですけど、今回は、ちょっとかわいそうな役だった気がします。

そんなにいつもの彼女のよさが見せられずに。

でも、奥さんになったとたん、なんだか、愛されている自信か、そんなに魅力的にみえなくなってしまって。。。サンフランシスコにいたときの彼女のほうが、よかったかなぁ。

奥さんらしい図々しさが、「女」度を下げていた気がしますね・・・。


最後のカンボジア銃撃シーン。

ほんと、なんか、ここまで、やっていいんでしょうか?と思えるくらい爆発してました。

なんだか、戦争みているみたいで、心が痛かったです。

家が何度も爆発です。


悪役の人、「フルスロットル」のときのお父さんだぁ!って思いました。

あのときも、アンディと仲悪かったなぁ。

憎たらしいいい役者さんですよねぇ。

キャラがみんな濃いところが、香港映画の好きなところです。


オススメ度:★★★☆☆(2個か3個かで迷いました。)

人の大きな悪意になすすべもなく犠牲にならないようにしなくちゃ度:★★★★★