香港映画祭!353本目「鐵三角」(2007年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

★にわか香港映画ファンの映画ノート★

香港映画が大好きです!!愛してます!!

第20回東京国際映画祭 提携企画 香港映画祭(2007年10月23日(火)~10月25日(木)) オープニングセレモニー、そして、「鉄三角」を観て参りました~~。細かくお伝えします~。かなり長文ですんで、はしょって読んでいただいて結構です(;´▽`A``


~レッド・カーペット編~

まず、Bunkamura オーチャードホール入り口の前に、レッドカーペットが。20mくらいでしょうか。道路から、ちょこっと。おおきめなバスみたいな車が通るたび、ドキドキしました。

そして、17:45分くらい。

まず、「鉄三角」グループ登場です。一般の人は、こちらです。と、報道陣の後ろ側からみたんですが、よくみえません。。。道路側のファンから、「ジョニー!!!」と声が。ジョニー!とは、ジョニー・トゥ監督ですね!!

どこかのロックスターかと思われましたが、はいっていくところさえ確認とれず・・・。


ものほん
そして、ツイ・ハークと、ルイス・クー!!みえたぞ。みえたぞ~。

ツイ・ハークは、渋い!白髪がかっこいい!スター!っていう感じのオーラが。

そして、ルイス!!(嬉)

ファンの皆さんに盛んに手をふってくれて、映画のとおり、かっこいい!!まさしく、本物もいい男だ~。

赤いネクタイがまぶしい。

リンゴ・ラム監督は、どなたがリンゴさんだか、そのときに把握できませんでした・・・。

(携帯で撮った写真です・・・・。なんとなくわかりますでしょうか。ツイ監督と、ルイス・クーです。→)


第2陣。「男児本色」メンバー、登場!

ニコ、ジェイシー、そして、ショーン登場いたしました(涙)

ファンのボルテージは最高潮です。ニコの歓声が一番大きかったです。(言いやすさもあると思いますが。)

ニコのサングラスかっこい~~。なんか芸能人だ~。

そして、ジェイシーが意外とかっこいい!!天性の金持ち息子っぽい余裕が感じられます。

ショーン。3人の中で一番体ががっしりしている感じです。灰色のスーツです。

みなさん、入り口脇に、サインをして、入り口脇のメディアにインタビューされて、中にはいっていかれました。


~オープニングセレモニー~ 6:35くらいから

まず、香港のおえらい方おふたりがご挨拶(英語)されました。

そして、「鐵三角」の監督3人と、ルイスが登場!!

まず、ツイ・ハーク監督、リンゴ・ラム監督、ジョニー・トゥ監督の順番ででてまいりましたが、ジョニー監督のとき、盛り上がっておりました。そして、最後にルイスです。

3人の監督は、30年来のお友達ということで、とっても仲がよさそうです。寄り添うようにしていらっしゃいます。

なかでもリンゴ監督は、コメントひとつひとつがお茶目で、あんなに熱い映画を撮られる方なのに、なんて、すてきなんだろう~と思いました。

みなさん広東語全開で楽しそうにお話してくれました。

「昨日、日本に来て、おいしい日本料理をツイ・ハーク監督に連れて行ってもらいました♪今日も、おいしい韓国料理を食べさせてもらいました。日本は、ほんとにいいところです。」(リンゴ監督)

「ほんとに、日本は、料理がおいしいです。もっと香港映画をみていただいて、僕たちを日本に呼んでください。」(ジョニー監督)のようなことをご挨拶で、話してくれました。すいません。。ツイ監督の最初の言葉、忘れてしまいました。。

ルイスの一言は、(日本語で)あいさつして、おもいっきり語尾が間違っていて、みなさんに笑いを提供してくださいました。


ツイ・ハーク監督→リンゴ監督→ジョニー監督の順に物語が展開されていきます。

そこで、ジョニー監督「最後のしめは、責任重大?」ときかれ、「もう、登場人物が出揃っていて、オチだけ考えればいいから、楽でした。それに、その結末をほかの2人が観たのは、カンヌ映画祭だったんで、そのときに何をいわれても♪」(というようなこと)をおっしゃってました。

ルイスには、「3人の監督とお仕事をして、どうでしたか?」ときかれ、「それぞれすごい監督さんで・・・・」と三人の監督を絶賛していたら、横の三人は、うなずいたり、とても喜んでいた様子でおもしろかったです。


そして、「男児本色」メンバー登場なのですが、最初の4人は、「すこし、端で待っていてください。」と舞台の端で、4人が「男児本色」メンバーのインタビューなどを、見守るという、ほかではみられないだろう状態でした。


3人がでてくると、黄色い歓声が。

ニコは、英語で「ここにこれて嬉しいです♪」というご挨拶。ジェイシーも、英語で。

そして、ショーンは、「こんにちは。ショーン・ユーです。よろしくお願いします。」日本語で挨拶です。

司会者の方に、8月に息子さんがお誕生されて、とふられたニコですが、ニコニコで、「なんで知っているんですか。映画と関係ないでしょ~。」と日本語で答えてくれました。(通訳の人も日本語でフォローしてましたが。)

ニコは、日本語をさりげなく話し始めるんで、楽しいです。

ジェイシー、初のアクション映画ですね?ときかれてました。司会者の方に、「ジャッキー・チェンさんの息子さんです。」とあらためて紹介されておりました。

ショーンは、髪が短かったですね、というお話でした。(もっと聞くことありそうですが。。。)

その間、横にいた4人は、楽しそうに、雑談をされてました。ほんと仲よさそう!


最後に、7人がずら~~っと立ったときの絵は、壮観でした。豪華すぎるだろ~~。目にやきつけておりました。

香港のオススメスポットを7人全員に聞いた時、

ツイ・ハーク(悩みながら)「サイゴン・・・。食べ物はおいしいし、船にも乗れるし。」(香港じゃないんですれど)

リンゴ・ラム「右の方(ツイ監督)には、左の方(ジョニー監督)の家で、鍋がいい、といわれ、左の方には、右の方の家で鍋がいいといわれてます。」(食べ物のお話になっております)

ルイス・クー「左の人(ニコ)のベビーシッターになりたい。」

ニコラス「(日本語で)日本の焼き鳥は、おいしいです。香港では、●●(まったくききとれません)というんですが、日本の焼き鳥が・・・。」

ジェイシー「僕は正直者で・・。よく、わかりません!」

そこで、ニコが、「彼のお父さんのおうちがいいと思います!」

と答えたら、ショーンもすかさず、「2日でまわりきれないと思います♪」と答えておりました。

ショーン「ライカンフォン(地名。そんなような場所。)は、映画の撮影がよく行われております。遊びに来てください。」

とおっしゃっておりました。(・・・・すみません。ジョニー監督の言葉を忘れてしまいました。そこそこ笑いがあった気がします。)


そして、「5,4,3,2,1!」(7人のかけごえ)、そして会場の皆さんで「Go!」とカウントダウンして、バ~~っと銀の紙が飛んできて、「香港映画祭開幕です~!」となりました。

その後、みなさんで写真撮影をされてました。

オープニングセレモニーは、時間いっぱいで、みなさんの楽しいキャラクターが伝わってきて、とても楽しい時間でした。(お~幸せ。)


そして、ついに本編。7時半くらいからはじまりました。


鐵三角


さんにんよれば
TRIANGLE

製作年度:2007年

上映時間:101分

製作国・地域:香港

監督:ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トゥ

脚本:ハーフ・レジャー、ケニー・カン、シャロン・チュン、ヤウ・ナイホイ、アウ・キンイー、イップ・ティンシン

撮影:チェン・シウキョン

美術:レイモンド・チャン、トニー・ユー

衣裳:スタンリー・チョン、ウィリアム・ファン

編集:デイヴィッド・リチャードソン

音響:マーティン・チャペル

音楽:ガイ・ゼラファ

出演:ルイス・クー、サイモン・ヤム、スン・ホンレイ、ラム・カートン、ケリー・リン、ヤオ・ユン、ラム・シュー


香港が世界に誇る三大巨匠監督が手を組んで、1本のストーリーを作り上げた、香港初の“エクスクィジット・コープス(つなぎ創作)”スタイルのクライム・ストーリー。香港公開は11月公開予定でアジア初プレミア。 いつも金に困っている3人の飲み仲間が、ある嵐の夜に出会った不思議な老人から、政府のビルの下に古代の秘宝が眠っていると聞く。その話に一か八かの望みを託してビルに忍び込むと確かに秘宝が眠っていた。三人は秘宝を手にするが、それを狙っていたのは彼らだけではなかった。


「てつさんかく」と読むそうです。「鐵三角」とは、強いきずな、3人なくてはならない存在、という意味だそうです。


巨匠3人、ツイ・ハーク監督→リンゴ・ラム監督→ジョニー・トゥ監督の順でひとつのお話が展開されていく形です。わたしは、みながら、どこから、リンゴ監督にかわり、どこから、ジョニー監督へかわるかばかり気にしてしまって、どうも話に集中できていないところもあったのですが。

でも、なんとなく、話の感じとか、スタイルが、ここらへんがリンゴ監督だろうなぁ、ここらへんがジョニー監督だろうなぁと感じられます。


秘宝をめぐる金に困った人と、それに巻き込まれちゃった人と。秘宝がでてきたとき、アドベンチャー・ムービーかなんか???と思いましたが、そういう展開でなく。

ルイス・クーは、タクシー運転手ですが、黒社会の人に、強盗の運転手をみつける約束をしてしまい、なかなかそういう人をみつけられず、困ってしまいます。皿洗いのお母さんも、困っています。

サイモン・ヤムは、過去に奥さんを交通事故で亡くしてしまい、新しい妻(ケリー・リン)とも、あんまりうまくいっておりません。ケリーさんは、不倫中。ラム・カートン(ちょっと悪い感じの警察官)と付き合っております。

骨董屋のスン・ホンレイは、昔、軍人。サイモンと仲良しです。

この3人が、飲み屋さんで、お金の話をわちゃわちゃしていたら、謎の老人から、秘宝がこんなところにあるぞ~、やってみるか~~、と誘われます。半信半疑でしたけれども、追いつめられて、団結します。

ここらへんの話のはじまり具合がツイ監督ですが、やっぱり、おもしろい!ひきこまれます。やっぱりキャラクターがわかりやすく、それぞれ困ったちゃん達いっぱいで。

ツイ・ハーク監督は、拝金主義の風潮に警鐘を鳴らしたかったそうです。この作品で。


リンゴ監督は、そのお話を、サイモン・ヤム(めがね姿で、なんともどんよりしたおじさん役です。)と奥さん、そして、ラム・カートンを中心に、その秘宝の奪い合いプラス夫婦と不倫相手の欲がからんじゃったときの危うい感じがとっても見ごたえありました。ドラマチックといいますか、濃い感じです。


そこから、また新たな局面。

ラム・シューがまた、強烈です!!いっちゃってます。ルイス・クーがかかわってきた悪い人たちと、また、みんながいりみだれて、秘宝もさることながら、警察や、食堂のおばちゃんまでいりまじり、笑うところいっぱいで、なんておもしろいんだろう!!!


ぜひ、もう1回みたいです!ケリーさんは、あのむさい男達の中で、負けない感じの女のしたたかさや、だけど強烈な魅力をふりまいて、アイドルには絶対できない女優らしい女優さんです。

ルイス・クーは、一番トラブル・メーカーだけど、どうも憎めない、悪くなりきれない感じがぴったりです。

しかし、ラム・カートンは、こういう役、ほんとに、ぴったりです。


はじめからものすごい映画みちゃったなと思います。何度も堪能できる作品だと思います。


オススメ度:★★★半☆

個人的には、リンゴ・ラム監督のパート(であろう部分)が好きでした。度:★★★★☆


ブログパーツ