必死は殺され・・・の法則 | 新潟市ボクシング教室 ”市ボク”サブ通信

新潟市ボクシング教室 ”市ボク”サブ通信

新潟市陸上競技場の脇にたたずむ1件の古ぼけた道場。
そこに、ボクシングに興味を持った老若男女が、
それぞれ目的を持って、毎日気持ちのいい”汗”を流しています。
そこで流したいろんな”汗”のカタチを、
コーチ&練習生がニオイ抜きの写真と文章でお届けします。

深夜ですが、お待たせしました。マリオです・・・って、別に待ってはないですねガクリ


今週は、先週の試験結果が明らかになるので、毎日がスリル満点でしたが、なんとか、赤点をとらずに済みました。これで、安心して、夏休みにはいれますふー。この数ヶ月、学校帰りに市ボクに通っていなければ、精神的に潰れていたかもしれません。鶴木さんをはじめ、市ボクの方々には、とても感謝しています。特に、加藤さん、国彦さんには、遅い時間までお付き合いいただいて、感謝にたえません。この場をお借りして、改めてお礼を言います。ありがとうございました。


先月末の大雨の時は、試験勉強の真っ最中でしたが、時々、気晴らしで、「あしたのジョー2」を観てました汗。そして、今週は、試験結果に怯えつつも、数年前の大河ドラマ、「風林火山」をDⅤDにダビングしていました。観ているうちに、単純な私は影響されてしまい、これまた、10年以上も前にイタズラで購入した、「孫子の兵法」を読み始めたところ、すぐにハマってしまいましたはにわ

孫子の兵法の基本は、「できることなら戦わない」ということです。でも、どうしても戦わねばならぬのならば、「勝てる相手と戦い、勝てない相手には手を出さない」。良くない戦い方とは、「正々堂々」と戦うことであり、「決戦」はしないこと、です汗。・・・・と、なんだか、ずいぶんと卑怯者ですが、戦争は残酷で、ただ破壊のために国の金を使い、人民を苦しめる、無意味な消耗戦ですから、そう思えば、卑怯のほうがマシかもしれないです汗。私はこの、実利的、合理的な考えが好きですねるんっ♪


それで、表題のブッソウな文句は、その孫子の兵法の一節なんです。取り敢えず、ご紹介しますね汗

将帥には、陥りやすい5つの危険がある。

その1は、いたずらに必死になることである。これでは、討死をしてしまう。

その2は、なんとか助かろうとあがくことである。これでは、捕虜になるのがおちだ。

その3は、短気で怒りっぽいことである。これでは、敵の術中にはまってしまう。

その4は、清廉潔白である。これでは、敵の挑発に乗ってしまう。

その5は、民衆への思いやりを持ちすぎることである。これでは、神経がまいってしまう。

これは、軍の将帥のバランス感覚の大切さについて語ったものですが、私達の人生についても当てはめられるかもしれません。・・・まあ、でも、私ごときのチンチクリンが、人生を語るなど、オコガマシイ限りですので、上の5つを、「格闘技の練習」にあてはめてみたいと、思います汗

その1で、ただがむしゃらに練習しても、かならずしも良い練習とは言えず、特に、こういう時期は、熱中症になりかねませんメラメラ。その2については、適当にやり過ごしても、時間の無駄でしかありません。何の進歩もなく、とりのこされてしまいます。その3については、そのまんまでよいのではないでしょうかはてなマーク。何より、相手に対して非礼だと思います。その4について、よく偉い武道家に「上手くなる要素はなんでしょうか」と尋ねると、「素直なこと」と、言われます。しかし、それでも、度が過ぎると、ただの馬鹿正直であり、簡単にフェイントにひっかかってしまったりします・・・。そして、その5ですが、相手に思いやりを持ちすぎると、基本的に練習になりません汗

何故、この一節に目がとまったのかと、考えますと、実は私自身に当てはまっているからだと、おもいます・・・・


因みに、風林火山のくだりですが、これは「迂をもって直となす」の次の文でして、「わざと遠回りをして敵を油断させ、それでいて、敵よりもはやく目的地に達する」・・でも、これって、矛盾していますよね。そこで、敵地を調べ上げ、敵を騙した上での、行動指針が「風林火山」なのだそうです。これも、反時計回りでみてみますと、自分にスタミナがない場合、相手を動かして体力を消耗させるとか、自分の得意技が出せるような形に相手を誘い出す、ということになります。これも、私はよく言われますガクリ。実際に、行動するとなると、難しいですね・・・・ため息 ハァー・・・。