※画像クリックで二ヶ月前の同じ場所を撮影した記事が展開します。
※画像クリックで咲いた花が展開します。
「四季を眺むドキュメンタリ」
二月には無人の雪原、
いまこの日に於いての雪解け原野は農場へ、
春が濃くなる、風を湿らせ、
曇天ながら温い潮風、眠りから醒めた彩色、
春を待つ人、地上にて手を合わせ、
過ぎる刻に鐘を鳴らした、その手のランプを絶やさぬように、
火の粉を降らす、やがて花が其の色染まる、
農夫と農婦が荷台のついた小さな車を押している、
目覚めた陽のなか飛んでく鳥は、その嘴に花一輪、
森の奥のミドリ交わる樹々の棲処に、
夕刻までは帰らない、産声あげる草木や凪ぐ波眺めてる、
天に微笑む、想い浮かべる或る笑顔、
それが神様なのだとしたら、僕の胸にも神がいる、
渡る鳥たち、静謐にも賑やかしい、
春の農地に戻りくる、去年のこの季もそうだった、
広げた羽根は四季を経て、その厚みを増している、
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