教員時代、両親の都合でどうしても施設に預かってもらわなければならない生徒を、サポートさせていただいたことがあります。
しかし、28年の教師生活の中でも、そんなに多くはいません。
面接に行ったり・・・・手続きに行ったり・・・・
するとそこには、多くの子どもたちが預けられている現状を目の当たりにしました。
両親が事故で亡くなった。
両親の離婚。
父親が犯罪を犯した。
養育能力が両親にない。
虐待。
両親とうまく関わることができない。
預けられている理由は本当に様々です。しかし、明るい雰囲気で預けられる子どもは誰ひとりとしていません。
何故、今・・・・このことに触れているかと言うと・・・・
今日、初めての相談者の方との時間で、多くの記憶が蘇ってきたからです。施設で勤務している方からの相談でした。
施設では、多くの人が職員として働いています。
一人一人の職員の方が親身になって家族同様に・・・・しかし、職員は時間になれば自宅に帰って行きます。
もちろん、子どもたちに担当者が決まり、親代わりとなって生活を共にします。
しかし、親ではありません。また常に団体での生活です。兄弟姉妹とも違う集団の中での生活。
感情が入りすぎてもダメ・・・・形だけの接し方でもダメ・・・・
とても難しい悩みを背負ってらっしゃいました。
しかし、子どもたちを大切に思い、色々な物を背負っていても、将来自立できるようにしたい・・・と。
私も、その方とのお付き合いを通して、自分のできることを探していこうと思いました。
守りたい!!子どもたちの笑顔・・・・
その思いは一緒です。