よくテレビで耳にする「調査の結果○○○であることが明らかになった」は本当か? | 脳科学とダイレクトマーケティング

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当社では脳波測定の他にもアンケート分析、グルイン、データマイ
ニングなどを請け負っておりますが、アンケートやグルインはかな
りの技能を必要とします。

例えば同じ質問を同じ人に対して調査主体を個人の名前で調査した
ときと「○○大学研究室」と言う名前で行ったときでは後者の方が
良い結果(高評価)が出ます。また設問が前向きな設問ばかりだと
、全体的に高評価になります。

またバーナム効果という心理学の現象があります。いわゆる占いの
ように誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述
を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現
象で、設問によってはバーナム効果の影響が出てしまうことがあり
ます。

などなど調査&設問設計は本当に難しいです。そういう点でもアン
ケートやグルインは「明らかになる」というより「仮説が絞り込ま
れた」という捕らえ方が正しいと認識しております。

ちなみに調査設計ではバーナム効果を排除するよう考慮する必要が
有りますが、広告のコピーなどではバーナム効果を活用してお客様
の同調を得るという技術があります。