お客様と最も接する人 = アイデアを出す人 を維持できるか | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

お客様と最も接する人 = アイデアを出す人 を維持できるか

昨日書いた 「組織のフラット化 」 と、
一昨日書いた 「意見を吸い上げ、即実行する仕組み 」 をまとめると、
次のようなことになります。



組織が小さいうち、例えば役員3名だけの起業当初は、もちろん組織は1階層。
その全員が、
  お客様と最も接する人 = アイデアを出す人 = 意思決定する人 = 機能をつくる人
である。
マネジメントの仕組なんか全く必要なく、思いついたことをそれぞれが光速でやればよい。

だけれども、組織が成長し、
フルタイムスタッフが10名、パートタイムスタッフが20名くらいになると話が違ってくる。

例えば、こんな感じになる。

役員 ・・・ 意思決定をする人
フルタイムスタッフ ・・・ 機能をつくる人
パートタイムスタッフ ・・・ お客様と最も接する人 (少なくとも延べ時間で)

どう改善すべきなのかは、自分で考えることだが、
何を改善すべきなのかは、お客様から教えていただくもの。
だから、上記の場合、最前線にいるパートタイムスタッフは、
改善すべき点についてアイデアを一杯持っているはず。

お客様と最も接する人たちのアイデアを、
意思決定する人、機能をつくる人にいかに伝え、
いかに適切に判断し、実行につなげていくか。

これが重要になる。

これを実現するうえでは、組織の階層が少なければ少ないほどいい。
一方、昨日書いた 通り、組織の階層が少ないと、スタッフ一人一人に求められる力量が大きくなってくる。

このジレンマをいかに解決できるかが、、
いわゆる「売上3億円の壁 」を突破できるかどうかを分けるポイントの1つなのだろうと思う。