組織のフラット化 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

組織のフラット化

組織のフラット化、というと聞こえは良い。
・権限を委譲しやすい
・組織の風通しがよく、意思決定が迅速になり、情報が正確に伝わりやすい

実質、管理職に大きな負担を強いる仕組みだと思う。

100人スタッフがいるとして、
階層が5階層ある組織では、管理職1人が見る部下は2.8人。
階層が4階層ある組織では、管理職1人が見る部下は4.3人。
階層が3階層ある組織では、管理職1人が見る部下は9.5人。

2.8人だったら、特にすごいマネジメント能力がなくても何とかなるが、
9.5人いると、相当な力量・仕組が要求される。
・上司の本人のマネジメント能力
・部下の能力 (→ これ上司の能力以上に大事)
・会社のマネジメントの仕組

逆に言うと、力量・仕組がないならば、
フラット化なんてせず、
組織の階層を多くした方がよいんだろうなぁ、
と思っている