ドラッカーの著作が座右の書になると、あなたの人生はどう変わるだろうか?
座右の書があると、生きていくのが簡単になる。
困難にぶつかるたびにその書を手に取り、じっくり読み、ヒントを得、勇気をもらい、
そしてまた現実に立ち向かっていくことができる。
僕にとっての座右の書は、「7つの習慣」だ。
フィリピンで問題を抱えたとき。
窮地に追い込まれたとき。
プライベートで困ったとき。
そんなときに、いつも「7つの習慣」を開き、ヒントと勇気をもらってきた 。
ドラッカーという人がいる。
20世紀を代表とする経営学者で、100歳近くまで著作を発表し続けた。
ユニクロの柳井さんをはじめ、彼の信奉者は多い。
座右の書 + ドラッカー = ?
柳井さんのように、ドラッカーの著作が座右の書になると、あなたの人生はどう変わるだろうか?
それを体験できるのが、この本だ。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
」
表紙はちょっとびっくりさせるが、(恐らく狙ってのもの)
高校野球の女子マネージャーという、誰もが想像しやすいポジションの人が、
ドラッカーの「マネジメント」を読むとどうなるかを描いている。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
(みなみは)この本を好きになりかけていたのである。
だから、その好きになりかけていた本から自分のマネジャーとしての適性を否定されるのは、
絶対に避けたいと思ったのだ。
それで、みなみはドキドキしながらその先を読み進めた。すると、そこにはこうあった。
. 人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、
. 報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分
. ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。(130頁)
その瞬間、みなみは電撃に打たれたようなショックを覚えた。そのため、思わず本から
顔をあげると、しばらく呆然とさせられた。
(P17)
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合宿も最終日になるころ、みなみは、やることなすことが空回りするようで、暗澹とした
気持ちにさせられていた。めったなことでは落ち込まないのだが、それが何日も続くと、
さすがに暗い気分になっていた。
それでも、へこたれるわけにはいかなかった。そんな時、みなみはもう一度「マネジメント」
を読んでみるのだった。読んで、その中からあらためて、状況を改善するためのヒントを
見つけ出そうとした。
「マネジメント」を読み始めて以来、みなみには1つの信念が芽生えていた。
ーー迷ったら、この本に帰る。答えは、必ずこの中にある。
(P43)
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書いてある内容は非常に親しみやすいが、ビジネスマンが読んで価値があることが多い
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
. 規模の不適切さは、トップマネジメントの直面する問題のうちもっとも困難である。
. 自然に解決される問題ではない。勇気、真摯さ、熟慮、行動を必要とする。(244頁)
また、こうも書かれていた。
. 真摯さを絶対視して、初めてまともな組織と言える。それはまず、人事に関わる決定に
. おいて象徴的に表れる。真摯さは、取ってつけるわけにはいかない。すでに身につけて
. いなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者、特に部下に対しては、
. 真摯であるかどうかは2,3週間でわかる。
. 無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。
. 決して許さない。彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。
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この本は、「ドラッカー入門書」ではない。
入門書は、いかにやさしく伝えるか、というところに気を配る。
この本は違う。
「ドラッカー」を座右の書におくとはどのような経験か、を伝えている。
知識の共有よりも経験の共有化が前面に出ている。
その意味では、本というよりも、テレビ的、ドラマ的。
グインサーガ のように、僕の中の本の定義をかえてくれた一冊。
購入はこちら
から。
(編集者の加藤さんより献本御礼)
困難にぶつかるたびにその書を手に取り、じっくり読み、ヒントを得、勇気をもらい、
そしてまた現実に立ち向かっていくことができる。
僕にとっての座右の書は、「7つの習慣」だ。
フィリピンで問題を抱えたとき。
窮地に追い込まれたとき。
プライベートで困ったとき。
そんなときに、いつも「7つの習慣」を開き、ヒントと勇気をもらってきた 。
ドラッカーという人がいる。
20世紀を代表とする経営学者で、100歳近くまで著作を発表し続けた。
ユニクロの柳井さんをはじめ、彼の信奉者は多い。
座右の書 + ドラッカー = ?
柳井さんのように、ドラッカーの著作が座右の書になると、あなたの人生はどう変わるだろうか?
それを体験できるのが、この本だ。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

表紙はちょっとびっくりさせるが、(恐らく狙ってのもの)
高校野球の女子マネージャーという、誰もが想像しやすいポジションの人が、
ドラッカーの「マネジメント」を読むとどうなるかを描いている。
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(みなみは)この本を好きになりかけていたのである。
だから、その好きになりかけていた本から自分のマネジャーとしての適性を否定されるのは、
絶対に避けたいと思ったのだ。
それで、みなみはドキドキしながらその先を読み進めた。すると、そこにはこうあった。
. 人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、
. 報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分
. ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。(130頁)
その瞬間、みなみは電撃に打たれたようなショックを覚えた。そのため、思わず本から
顔をあげると、しばらく呆然とさせられた。
(P17)
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合宿も最終日になるころ、みなみは、やることなすことが空回りするようで、暗澹とした
気持ちにさせられていた。めったなことでは落ち込まないのだが、それが何日も続くと、
さすがに暗い気分になっていた。
それでも、へこたれるわけにはいかなかった。そんな時、みなみはもう一度「マネジメント」
を読んでみるのだった。読んで、その中からあらためて、状況を改善するためのヒントを
見つけ出そうとした。
「マネジメント」を読み始めて以来、みなみには1つの信念が芽生えていた。
ーー迷ったら、この本に帰る。答えは、必ずこの中にある。
(P43)
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書いてある内容は非常に親しみやすいが、ビジネスマンが読んで価値があることが多い
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. 規模の不適切さは、トップマネジメントの直面する問題のうちもっとも困難である。
. 自然に解決される問題ではない。勇気、真摯さ、熟慮、行動を必要とする。(244頁)
また、こうも書かれていた。
. 真摯さを絶対視して、初めてまともな組織と言える。それはまず、人事に関わる決定に
. おいて象徴的に表れる。真摯さは、取ってつけるわけにはいかない。すでに身につけて
. いなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者、特に部下に対しては、
. 真摯であるかどうかは2,3週間でわかる。
. 無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。
. 決して許さない。彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。
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この本は、「ドラッカー入門書」ではない。
入門書は、いかにやさしく伝えるか、というところに気を配る。
この本は違う。
「ドラッカー」を座右の書におくとはどのような経験か、を伝えている。
知識の共有よりも経験の共有化が前面に出ている。
その意味では、本というよりも、テレビ的、ドラマ的。
グインサーガ のように、僕の中の本の定義をかえてくれた一冊。
購入はこちら
(編集者の加藤さんより献本御礼)