後輩に指導しようと思っていたこと | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

後輩に指導しようと思っていたこと

「裁量与えてやらせてみせて、

 できなかったところを丁寧に指導する」


という先輩に倣おうと思ってるが、

なかなか真似できない。


今日も後輩に言おう言おうと思って、

結局いえずじまいだったことをここにかく。



コールドコールの電話かける先のリストアップを任された後輩。

コールドコールに半日かかっていた。


なので、下記の手順を指導しようと思った。


1.まず、モレのないリストはどうやったら作れるかを考える

2.考え付いたら、速攻で機械的に何も考えずにリストをつくる

3.意味のある相手だけにリストを絞り込む最速の方法を考え、実行する

4.電話をかける先を選定できたら、あとは何も考えずひたすらかける



以下、詳しく説明する。



1.まず、モレのないリストはどうやったら作れるかを考える


まず、コールドコールの相手の種類をモレなくリストアップする


○○業界の研究者

○○関係の政府の役人さん

○○業界担当の証券アナリスト

XXX業界の研究者

XXX業界担当の証券アナリスト


すると、今回まだアポがとれていない対象は、

「xxx業界担当の証券アナリスト」

だとわかる。


つぎに、この

「xxx業界担当の証券アナリスト」

をモレなくリストアップするにはどうしたらいいか考える


すると、アナリストレポートデータベースを使うのが手っ取り早いと考え付く。



2.考え付いたら、速攻で機械的に何も考えずにリストをつくる


「業種:XXX」で検索をかけて、

出てきたレポートの題名・著者名リストを過去1年分全てプリントアウトする。

これで、ダブりはあるものの、モレのないリストが完成。



3.意味のある相手だけにリストを絞り込む最速の方法を考え、実行する


これだけだと同じ人が何回もリストに出てきたり、

過去電話かけた人も出てくるから、

電話かける意味のある人だけを赤ペンで○つけていく。

その後、チームの他の人に、赤ペンの○の人で電話をかけた人がいるかどうかを聞いて回る。



4.電話をかける先を選定できたら、あとは何も考えずひたすらかける


休んだり考えたりすると、コールドコールの場合はブルーモードに入るから、

何も考えない。休まない。

当たり前口調を維持してかけ続ける

リストを全てこなせば完了。

やることやった充実感をもって、休憩しよう。



彼の場合、4は大丈夫なのだけれど、

1~3のところで時間をロスしていると思った。

つまり、モレない・ダブりない・意味あるリストを最速で作る能力がまだ弱い。


いや、より正確に言うと、

仕事をやる上で、リストをつくろうという意識がないから、

だらだら考える時間=効率が低い時間が多く発生してしまっているのだろう。


大量に情報をインプットする時間は大事だし、

ひとつの問題をつきつめて考えていく時間も大事。


だけど、「今自分はだらだら考えてしまっているな」と感じたら、

「一番てっぺんのところから、どういうふうに情報を整理していけば、

 行動にすぐ結びつくリストが最速でつくれるだろう」

というふうに頭を切り替えることが大事。


これは、コールドコールに限らず、

資料を収集するときとか、エクセルでモデルをつくるときとか、

基本的に何にでも応用できる。




<コールドコールについてのエントリ>

コールドコール その1
コールドコール その2
コールドコール その3
コールドコール 後輩に指導しようと思ったこと


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