数方庭由来碑 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

 

下関市長府・忌宮神社の境内に建てられている

「数方庭由来碑」です。

 

 

「天下の奇祭」数方庭(数方庭祭)は、

大きなものでは30mもある竹の幟を掲げる男たちや、

切籠を持った女子供たちが舞うお祭りです。

 

その由来は先日お話したとおりです。

元々は竹の幟ではなく、矛・剣・薙刀を持って踊っていましたが、

長府毛利藩第3代藩主・綱元の時に、

「太平の世にふさわしくない」との理由から、

竹に改められたのだそうです。

 

 

この石碑は、明治36年(1903年)に建てられたもので、

藤原棄誉志の歌が記されています。

 

「旗さゝげ われも踊らん 若からば

 神の御庭に むかし忍びて」

 

藤原棄誉志とは、和歌・書画にも優れた郷土史家の

近藤清石のことです。

 

 

碑の場所はこちらです。