岡山で暮らす妹と、東京で合流して、ウチからレンタカー。
車で行く富山。四泊五日の旅です。
初・富山。大まかな行程は以下のとおり。
■1日目 黒部ダム
■2日目 新穂高ロープウェイと奥飛騨温泉
■3日目 白川郷と五箇山
■4日目 高岡市内と氷見観光
■5日目 黒部峡谷でトロッコ列車と秘境の温泉
エルスケはペットシッターさんとお留守番です。
人見知り、克服してね!
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では、さっそく黒部ダム。
『行って良かった無料観光スポット』3年連続第1位、で知りました。
え! ダムが1位なの!?
ドーンと大きいものが好きなのでちょっと調べてみました。
どうやら、今の時期限定で「観光放水」が行われており、
巨大ダムからの水の放出を見ることができるらしい。
この機会に見てみるか~。と、いうわけで。
道中、長野で蕎麦を食べて、
扇沢駅に向かいました。
黒部ダムには直接、車では行けません。
ここで全員、この電気で走るバスに乗ることになります。
トロリーバス。
ダムまで往復2,570円 !!!!! ん?
無料観光スポット・・?
んんん!? (^~^)
ひんやりとした暗いトンネルを15分ばかり移動します。
最小限の照明で、景色もあったもんじゃありません。
水の滴るコンクリートです。
地下鉄のホームみたいな「黒部ダム駅」に着きました。
おう!!!
そりゃないぜ。ダムダムくん!!
でも、思ったより段が低めで昇りやすく、
途中お水スポットもあり、余裕でした。
「黒部の太陽」・・?
「破砕帯」・・?
よく冷えてうまい水です。
階段を登り切ると外の展望台に出ました。
おおおっ アメ~ジンっ! ダムダムくん!!
人間、やっちまいましたね。
大量の、っていう言葉で言っていいのか分からないくらいのお水が
ドンッと人の手によって堰き止められております。
湖のようにも見えるけど人工物なのね!?
およそ2億立法メートル貯水しているそうです。
巨大建造物にウットリです。
ここは非常に「いい風」が吹いてました。
滝の側みたいな? 俗っぽい言い方をすると
マイナスイオンたっぷり
風向きによっては水飛沫がかかります。
歩いても歩いても着かない! 見えてるのに着かない!
展示室で『黒部ダム建設動画』を見ました。
このダムがわずか7年で作られたこと、
先ほどのトンネルを掘る際、大変な苦労があったことをここで初めて知りました。
ダムを作りたい場所に行くにあたって、
山にトンネルを掘ることから始めたそうなのですが
山を貫通させる途中「破砕帯」という地下水をたっぷり含んだ層にぶち当たり、
現場の労働者さんが摂氏4度の冷水を全身に浴びながら作業をするという・・
壮絶なドキュメンタリー映像を見ました。
4度の水、冷たいんだろうなぁ~、とは思いました。
・・が!
黒部ダムのトイレで手を洗おうとして、思い知りました。
水が冷たすぎて骨が痛い!
破砕帯の冷水・・こんなにか!! こんなにか!!
無理だ。
死者多数・・これは・・・。
心が重くなります。
黒部ダムの慰霊碑
これが、ダム建設の際、苦労して掘られたトンネルだったのね。
破砕帯ゾーンにあたる80m区間を掘り進めるのに試行錯誤、
命懸けで200日以上かかったそうです。
同じ15分のバス移動、行きと帰りでこうも見方が変わるとは。
恐ろしい所です。黒部ダム。
バスの往復運賃が結構高いな、とか。
窓からの景色がずっと真っ暗だ、とか。
私、ばかやろう。
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黒部ダム・・行ってよかった!というよりは、
行かなきゃダメでしょう!みたいな。
日本人として黒部ダムのプロジェクトのことを知ってなかったって、
それって、どうなの!? と。
ちょっと反省しました (>_<)
「黒部の太陽」も見ないとね。
昭和30年代の高度成長期、一般家庭に家電が普及し始めたことにより、
電力不足になり関西電力が黒部川を使って水力発電をしよう!っていう流れからの
黒部ダム。
なるほど。なるほど。
そんな、ちょっと真面目な社会科見学な1日目でした。
次回は立山黒部アルペンルートをゆっくり観光してみたいです。
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お昼過ぎまでダムを見学して、宿泊先である五箇山を目指します。
○シッターさん撮影のエルスケ。
初日は人見知りでベッド下から出られず。
目だけキラリ。
五箇山の宿と奥飛騨へ つづく