“口てい疫 封じ込め徹底を”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100526/k10014684491000.html
5月26日 6時55分

宮崎県で拡大している口てい疫の感染について、FAO=国連食糧農業機関の専門家は、感染がほかの国にも広がらないよう、重大な関心を寄せていることを明らかにするとともに、日本政府に対し感染を封じ込めるため対策を徹底するよう求めました。

ローマに本部があるFAOで家畜の感染症対策に当たっているルブロス主席獣医官は25日、訪問先のパリでNHKのインタビューに応じました。この中でルブロス主席獣医官は、宮崎県内で口てい疫の感染が拡大している事態について「世界的にみても過去10年間では最大規模の発生となっている」と述べ、感染がほかの国にも広がっていかないよう、国連としても重大な関心を寄せていることを明らかにしました。そのうえで日本政府に対して、感染を封じ込めるため、宮崎県内だけでなく全国規模で対策を徹底するよう求めました。さらにルブロス主席獣医官は、「国連として日本に対し専門的な支援を行いたい」と述べ、日本政府から要請があれば助言のために国際的な専門家を派遣する考えを示しました。これについて農林水産省の担当者は、NHKの取材に対し、「今は日本としても感染対策を懸命に行っているところであり、今後、必要であれば受け入れを検討したい」と述べ、FAOに対し、現段階では専門家を受け入れる考えはないと伝えたことを明らかにしています。

 一昨日のエントリー『不審な専門家チーム受け入れ拒否』に、5日ぶりに日本語ソースがつきました。…英語のみのソースで流して秘匿したつもりなのかもしれないけど、誰かしら気付いて拡散するんだから、意味ないんですけどねぇ。日本のネットユーザーなめてないですか?毎日新聞さん、共同通信さん。

 まあそれはそれとして、この期に及んで見栄を張ってる場合じゃないとは思うんですけどね。政府の不手際で初動が遅れ、大拡散を招いてしまったという事実は動かしようがないんですから。
 ここ数日になって、ようやくワクチン投与後の殺処分強制化など特措法の整備や、拡大抑止のためのワクチン投与などが進み始めていますが、埋設に必要とされる用地やマンパワーが足りたという話も聞きませんし、感染を抑え込めるかどうかはまだまだ予断を許さない状況。この際、面子だの発生プロセスの海外への暴露とか気にしてても仕方ないですし、今からでも専門家チームの派遣を受け入れて欲しいものです。
 知識面だけではなく、マンパワーの面で多大な力を発揮する事が期待できる、自衛隊の派遣にしても昨日の20時時点では県が要請した290名に留まってるようですし…って、交代とか大丈夫なのでしょうか?自衛官も人間である以上、精神的にかなりきついと思うんですけど…交代の事も考えるならば、やはり国が主導で派遣を検討するべきでは?
 こういうの見てると、自衛隊や外国の機関に手柄立てさせたくないのかなとか、下衆な勘ぐりをしたくなってしまいますね…

 省の責任者である赤松大臣が、引き留められたにもかかわらず外遊に出かけ、その穴を代理である福島大臣や上司である鳩山首相が埋めなかった時点で政府の立場なんてどこにもありません。
 その点自覚した上で、使える物は何でも使って事態の鎮静化を図るという、いい意味での開き直りをお願いしたいところ。…今現在やってる事は、責任回避のための言い訳に過ぎないんですから。

 それにしてもFAOからの派遣打診もそうですが、一般からの寄付金といい、バイエル社の消毒薬緊急輸入といい、台湾からの義捐金といい、いざという場合に頼りになるのが政府ではなく、民間や海外の善意ってのもなんなんでしょうね…現政権はそれでもいいと思ってるんでしょうか?

 まさか、これが官から民へ、とか言うつもりはないですよね?


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