先日面接にうかがった事務所は、選考においてかなりユニークな手法が採られていました。
面接のはじめに、10分程度の適性検査があるのです。
「あなたは分からないことがあった場合
①すぐに他人に相談する
②自分で一度考えてから他人に相談する・・・」
「飲み会や旅行等の行事には
①積極的に参加する
②皆に遅れない程度に参加する・・・」
等々の質問が30ほどあって、それに回答した後、それを分析するプログラムがあるらしく、自動的に出力された私の性格についての診断結果をもとに、代表弁護士の先生が突っ込む、という面接でした。
診断結果によれば、私は「人間関係を構築するのに消極的」で、「慎重に過ぎる傾向」があり、かつ「活力・やる気に欠ける」のだそうです。
・・・。
「こういう診断が出ているけれど、その点自分ではどうですか」と言われると、確かにそういう面はあるかもしれませんとしか答えようがなく、まさかこんな面接になるとは思っていなかったということもあり、なんだかグダグダの応答しかできませんでした。
検査に際しては正直に直感的に答えたため、確かに診断結果は私の「素」の部分をそれなりに言い当てているかもしれません。しかし、仕事をする上で常に自分の素のままでいる人などそうはいないし、実際に私も仕事に自分を適応させながら10年間仕事をし、それなりに成果もあったわけなので、実際のその人の履歴よりもこうした検査を重視されるというのも、ちょっと理不尽な気がします。
・・・と、なぜあの場で反論できなかったのだろうと、ちょっと悔しさが残ります。本当に、面接もいろいろです。