私の治療院では、血液検査の結果表を持ってきてくださる方が結構いらっしゃいます。
前回のと比べては『~が下がった!』とか言って喜ばれている光景をよく見せていただくのですが・・・
ほとんどの方は、自分の結果が『基準値』の範囲に入るとホッとして安心されるようです。
が、私から見ればそういうほとんどの方の『身長に対する体重』は『基準値』を超えているように感じてなりません。
よ~く考えて欲しいのですが・・・
身長170cmで体重50kgの人が血圧129/84mmHgだったとして、基準値内で喜んでいたとします。
また、身長170cmで体重100kgの人も血圧129/84mmHgで、基準値内だと言って喜んでいたとします。
これでいいのでしょうか?
どう考えても体重100kgの人の方が、水分量も多く、循環させる血液量や代謝物質も多いはずなのに、同じ血圧で十分な血液が滞りなく隅々の細胞まで循環出来ると思いますでしょうか?
血圧だけではありません。
皆さんが気にされているコレステロールや血糖・・・等も50kgの人と100kgの人が同じ数値で足りていると思いますでしょうか?
今の血液検査での『基準値』は本当に個人の健康に対して考えられた数値だとは、どう考えても思えませんよね!
最近は、そんな事すら考えようともせず体に触れもせずに、ササッと聴診器を当てるだけで、あとは数値でしか診断できないお医者さんが多過ぎる様に思います。
そうして、製薬会社と薬剤師さんから言われるままに、マニュアル通りの薬を出すだけで、患者を薬漬けにして次から次へと新しい病気を作っているのが現状です!
言いかえれば、中高生の『反復横跳び』の1分間の平均基準値が35~50回だったとします。
そんな中でも50回を超えて出来る生徒も多くいらっしゃいますが、50回を超える生徒や35回を下回る生徒が基準値内の生徒と比べて学力が低く、不良になる確率が高い・・・というデータが出来たとして、
『学力を上げて、不良を減らすために、薬を使ってでも全員35~50回の範囲になるようにしましょう!』
と言っているのと同じ様にしか思えません。
薬で基準値に入れたところで、学力も上がらないし不良も減りません。
余計に反発して、荒れてしまいます。
薬で基準値に入れたところで、健康にもならないし、病気も治りません。
余計に免疫が落ちて、体が弱るだけです。
こんなバカげたお医者さんの話を信じて、降圧剤やコレステロール降下剤を飲み続けている人が多過ぎるのが悲しくてなりません。
もっともっと、ご自分でも調べ尽くして、真実を見極めて欲しいです。