毛髪検査のレポート公開します(その2) | タイトルはまだ考え中

毛髪検査のレポート公開します(その2)

前回の続きです。私の体内にある有害ミネラルと、栄養素のミネラルについて毛髪のレポートから自分で分析してみます。
まず気になるのはやっぱり有害な毒素関係ですね。有害ミネラルとは健康に被害を生ずるおそれがあり、必須性がないとされているミネラルです。
ミネラルとは金属のことですので、ここでは毒素と言っても金属系の毒素のことです。

ブログタイトルはまだ考え中-有害ミネラル2013

結果はこのような数値でした。

元素名/基準範囲(ppb)/測定値(ppb) 
Cd カドミウム/2.20~22.0/2.18以下
Hg 水銀/2,183~6,946/3,107
Pb 鉛/155~1,218/32.2
As 砒素/29.0~89.0/43.2
Be ベリリウム/0.10~0.74/0.24
Al アルミニウム/1,774~7,964/8,819

測定値というのが実際に検出された毒素の値です。基準範囲と比べて多いかどうか判断します。カドミウムや鉛は少なかったですが、水銀やヒ素はそこそこ検出されてしまいました。アルミニウムはかなり多く、基準値を超えてしまっています。

先日のブログで、ずばり結果に反映されている事があると書いたのですが、これがアルミのことです。
http://ameblo.jp/naturalweb/entry-11513874498.html


アルミが増えてしまった理由は自分でもわかっています。それは薬です。ふだん私は医薬品類はほとんど飲みませんが、胃酸過多により昨年の11月から今年の1月末まで処方された胃薬を飲んでいたのです。


実はこの胃薬にアルミニウムが含まれているのですね。私が検査に提出した毛髪は、今年の3月に3cmカットしたものです。つまり、だいたい昨年の12月から3月までの体内の状況を検査していることになります。

胃薬を飲んでいた時期にぴったり当てはまるわけです。
先日、公開済みの11年前の有害ミネラルと比べてみましょう。


元素名/2013年の数値/2002年の数値 (単位はppb)
Cd カドミウム/2.18以下/8.08
Hg 水銀/3,107/6,489
Pb 鉛/32.2/335
As 砒素/43.2/98.7
Be ベリリウム/0.24/2.5
Al アルミニウム/8,819/2,307


11年前は2,307ppbだったアルミが8,819ppbと極端に増えてしまっています。胃薬を飲まずに数ヶ月から1年後くらいにまた検査をして、アルミが減っていれば私は胃薬によってアルミが増加したということが確実となります。

私の場合は決められた期間の数ヶ月、胃薬を飲んだだけですが、胃薬を常用している方は、薬よりも根本的な食生活、生活習慣を見直しされた方が良さそうですね。



その他の有害ミネラルも見てみます。
水銀は6,489ppbから3,107ppbまでだいたい半減しています。カドミウムや鉛、砒素はこれらもかなり減りました。

減った理由はたくさん汗をかいて脂肪を燃焼するスポーツをしたこと、亜鉛などの必須ミネラルを積極的に摂取したこと、これらが主な理由でしょう。


有害ミネラルは脂肪に蓄積しやすいので、脂肪が燃焼することはデトックス(解毒)しやすくなります。また亜鉛やセレンなどのミネラルは水銀や砒素などと拮抗しますので、デトックスに役立ちます。他にキレート療法というデトックス法もあります。


長くなりそうなのでデトックスについてはまた改めて紹介しましょう。

他にベリリウムという見慣れない有害物が増えていますね。ベリリウムは平成11年に改正された「大気汚染防止法」で有害大気汚染物質に指定されています。私は都市部の屋外でスポーツを続けていますので大気汚染の影響でしょう。黄砂にも含まれるようですから、その影響かもしれません。


では次に必須ミネラルについて見てみましょう。結果はこのような数値でした。

ブログタイトルはまだ考え中-必須ミネラル2013


元素名/基準範囲(ppb)/測定値(ppb) 
Naナトリウム/7,772~50,598/51,570
Kカリウム/6,768~40,440/25,910
Mgマグネシウム/19,476~80,186/144,400
Caカルシウム/206,983~718,840/1,147,000
Pリン/105,065~156,945/162,700
Seセレン/531~866/1,142
Iヨウ素/94.0~939/115
Crクロム/22.0~133/61.2
Moモリブデン/17.0~45.0/43.6
Mnマンガン/52.0~222/288
Fe鉄/4,563~8,271/9,648
Cu銅/10,383~36,989/12,100
Zn亜鉛/105,528~157,625/139,400


全体的にだいたい基準範囲内か、若干多めという結果となりました。
栄養素としてのミネラルはただ多ければ良いということではありません。

ミネラルは体内に蓄積するので、多すぎると過剰症の恐れもあるからです。

それと、毛髪検査で栄養素の必須ミネラルが多く検出されるということは、血液の中にある必須ミネラルが毛髪に吸収されて検出されているということなのです。

血液の中にミネラルが多いということは、本来は細胞内にあるはずのミネラルが血液中にでてきてしまっている場合もあります。この場合、実際にはミネラルが不足していることも考えられます。いずれにしても基準範囲内が望ましいということです。

私の場合、マグネシウムとカルシウムがやや多いです。
しかし、この2つのバランスが取れているので悪くはないのではないかと思います。
マグネシウムとカルシウムは最近よく言われますように、バランスが大事です。どちらかが多くて、どちらかが少ないのはよくありません。


もし栄養にはとにかくカルシウムと思っている方がいましたら、その認識は相当古いので改めてください。以前も書きましたが、カルシウムが過剰になると血管が詰まりやすくなりますし、その他にも大切な栄養素が多々あります。

http://ameblo.jp/naturalweb/entry-11499145593.html


セレンも多いですね。私の体がセレンを必要としているのだと思います。
有害ミネラルが多く出たということで、これらの排出にも必要なミネラルが血液中に出てきているのではないかと思います。そのためセレンは今後も積極的に摂取する必要がありそうです。


さて、次に必須ミネラルを11年前の私の結果と比べてみましょう。

元素名/2002年の数値/2013年の数値 (単位はppb)
Na ナトリウム/50,610/51,570
K カリウム/42,110/25,910
Mg マグネシウム/127,300/144,400
Ca カルシウム/729,700/1,147,000
P リン/163,900/162,700
Se セレン/437/1,142
I ヨウ素/17/115
Cr クロム/46.2/61.2
Mo モリブデン/27.0/43.6
Mn マンガン/122.2/288
Fe 鉄/5,680/9,648
Cu 銅/12,430/12,100
Zn 亜鉛/151,200/139,400

この数値では少々わかりにくいので、下記の11年前のグラフもご覧ください。

$ブログタイトルはまだ考え中-ミネラル

このときは基準範囲よりも少ない栄養ミネラルがありましたが、今回は基準範囲より少ない栄養ミネラルはなくなりました。また、マグネシウムとカルシウムのバランスはかなり改善されました。


本日はココまでとします。それでも随分と長くなってしまいました。最後まで読んで頂いた方にはお礼申し上げます。





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毛髪ミネラル検査

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