ワンコのお産 | 獣医さんが教える~ ワンにゃんライフを楽しむ秘密

獣医さんが教える~ ワンにゃんライフを楽しむ秘密

あなたのワンコにゃんこライフが
どんどん変わります♡
開業32年のベテラン獣医師が
あなたのワンコ生活のレベルアップする秘密を
伝授しま~す♪

こんにちは!   アッコです。


今日は獣医さんとして

お勉強してきました !!


『獣医臨床繁殖学』

かっこいいですね。


でも獣医さんは

この繁殖学 = 産科学

を始めとして

眼科も  外科も  内科も  歯科も  腫瘍科も  整形外科も  精神科も

ぜ~~んぶやらなくてはいけない

すごい職業です。


ひろく 浅く   でも自分の興味のあるところは 深~~く

がんばって学びます。



きょうは産科学


昨今はフツーの家庭で犬がお産することは

少なくなってきました。


ある意味 正解だと思っています。


『可愛いこのコの子供が見たい』

っていうのが

フツーの家庭で犬がお産する理由のことが

多いです。


でも!

繁殖学ってあるくらい

純血種の場合は

可愛いこのコの赤ちゃんを産ませるって

簡単にできないんです。


なぜなら・・・

純血種の場合 その犬種特有の遺伝病があることが

多々あるから


父犬や母犬が

キチンと遺伝病がフリーのワンコかどうかって

なかなかフツーの家庭ではわからない


可愛いこのコの赤ちゃんが

先天的になにか持って生まれたら

こんな悲しいことはないですね


それから

その犬種は何十年も何百年もかけて

好ましい性格 資質を持つよう

繁殖されてきたのに


何にも考えずに繁殖すると

あっという間に悪い資質が表面化することがあるんです


日本人は流行犬種があると

何も考えずにドンドン繁殖し

あっという間にその犬特有の優れたところが消えて

困ったことがけっこう起きたりします。


人間では考えられないくらい

純血種ではその確率が高いんです。



・・・とまあ

そんなことも考えますが

実際身近で出産を見る機会が減ったこと

それも あんまり良いことではないのかもしれません。


今日のセミナーでも

講師先生がおっしゃっていたのですが

動物看護師さんの学校で講義をした時

その中でワンコの交配見たことがある人は

80人中3人・・・


今の獣医科大学の学生でも

半分以上が動物を飼ったことがない・・・・

ましてや 交配や出産を見たことなどない・・・


もちろんこれを読んでいるあなたも

ワンコの交配 見たことないですよね



何が正解かなんてわからない

んですが

ちょっといろいろ考えた一日でした 得意げ