不忘閣には、6つの浴場があると書きましたが
正確には5ヶ所と言った方がいいのかな。
御殿湯だけは、大小の男女湯に分かれていて、
時間での交代制になっているから。
5ヶ所つのうち、2つは貸切専用のお風呂です。
一つは『亥之輔の湯』といって半露天風呂。
あとでご紹介しますが、予約も何も必要ない
ふらりと行って、空いていればいつでも入れる貸切風呂です。
もう一つが、この『蔵湯浴司』。
おじゃる☆の画像だとちょっと明るすぎて
本当の雰囲気が伝わらないかな‥(^_^;)。
実際にはもう少し照明を抑えて、落ち着いた印象です。
名前の通り『蔵』という閉ざされた空間の中なので
暗闇嫌い!閉所嫌い!!
のおじゃる☆には、昼間でも一人で入るのは少々勇気がいりました(爆)。
こちらは、同じ貸切でも利用札が必要になります。
覚えてますか?(笑) 帳場前の貸切札。
90段の高台から降りてくると、降り切った階段の
すぐ左手に蔵湯の入り口があるのですわ。
でも、利用札のある帳場は、廊下を右に曲がったその先でww。
だからちょっと面倒くさい(爆)。
チェックイン直後と翌早朝の二度利用しました(空いてれば何度でも利用可)が
二度とも利用札は帳場前にありました。
フロントを通るたびにチラ見していましたが(笑)
他にもお風呂がたくさんあるためか、結構いつもあった印象(爆)。
貸切札は、蔵湯入口前のここに置きます。
利用時間の30分以内というのがちょっと短いかな、と思いますが
お湯も熱めでそれほど長湯ができるわけでもないのでちょうど良いかも(笑)。
蔵湯へ続く細い廊下。
貸切札を置くだけでなく、
もちろん内鍵もかかりますので安心です。
明治29年に建てられた土蔵の中に『蔵湯』は造られています。
この土蔵蔵も昨年(平成26年)末に国の有形登録文化財となりました。
一番手前の灯りの左奥には、小さな祠も有り神様がいらっしゃいます。
画像はありません(笑)。
スリッパをここで草履に履き替えて・・。
草履、三足しかないのですよね。
5人グループとかはどうするんですかね?(笑)
だって、3人を定員とするには贅沢すぎるほど広いんだものww。
扉の厚みがすご~い。
明治39年の青根温泉の大火を免れた歴史的に貴重な土蔵です。
『蔵湯浴司』は一番奥の蔵
とても浴場への入り口とは思えない、重厚な扉。
なのに、石段の上にタオル地の足拭きが置かれているのが
ミスマッチでなんだか面白い( ´艸`)。
そしていよいよ、蔵湯浴司。
最初にも書きましたが、もうちょっと薄暗い印象。
不忘閣の浴室は、他もそうですが
明と暗の使い分けが上手というか巧というか。
この脱衣籠周辺の雰囲気の方が実際に近いみたい。
とにかく広くって贅沢な空間ですよ~。
蔵の端に並べて置かれた脱衣籠。
床と腰板は木目の美しい白木張り。
上部は古の土壁がむき出しになっています。
蔵という閉ざされた中で、これだけ暗いと
昼も夜も関係なさそうに思われるかもしれませんが
小さな明り取りの窓から差し込む光一つで蔵内の表情が変わって来ます。
おじゃる☆が入った午後3時ごろと翌早朝、
光の入り方で雰囲気が変わるので
ぜひ何度も訪れてみるのが良いかと思います。
肝心のお湯ですが、見ての通り
木造湯船の底板の色のコントラストまでもが美しく見えるほどに無色透明。
泉温49.8℃の単純温泉です。
源泉名: 新名号の湯・花房の湯・新湯・山の湯源泉・蔵王の湯・大湯 混合泉
泉質: 単純温泉 (低張性中性高温泉)
泉温 49.8℃ pH値 7.4
加温なし、加水なし、消毒・循環なしの100%源泉掛け流し
芒硝臭なのか硫黄臭なのか、ほのかに、だけどしっかりと(笑)
温泉らしい香りが漂う、熱め適温のお湯、42~43℃くらいかな?
浴感はサラリとしているのに、湯舟の中で肌を撫でると
つるりとした透明な皮膚を1枚まとっているような・・。
なんとも素敵なお湯ではありませんの!!ヽ(^o^)丿
蔵湯は新しい木材の香りも強く、目を閉じて瞑想すれば
森林浴をしているような気分にも包まれます。
でも、やっぱり一人より二人の方が良いなぁ。
ビクビクしないで済むから(爆)。
蔵湯浴司
浴司って、なんだろう??
蔵湯が名字で、浴司が名前?
って思ったら、たんに「よくす」。
仏教用語でお風呂場の意味だそうです(笑)。
知らなかった。
一つお利口になりました(^_^;)。
次回に続く(^_-)-☆
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