アホNo.005[天真爛漫なアホ] | 繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

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最寄り駅4つもあるけどどこからも遠く、戸越銀座とパルムとの大商店街からは見事に外れ、視認性のない二階であり、専用階段入口は大通りから入った路地にある。そんなわびしさこの上ない場所で、平凡な初老オヤジがいつか繁盛させたいなとの日々のブログです。

「なんで?」

対『アホ』で一番使う(若しくは感じる)言葉である。

つまり、なんでそうなるかを聞いてしまう。
 しかし、それは哀しい質疑である。
 なぜなら、理由などない。
 アホがアホである事に理由などないのである。

彼(女)らは、特に意識してアホで居る訳ではない。
 アホがアホである為に頑張ってる事などないのだ。
 自分の感覚に忠実に従った結果そうなってる訳であり、
 悪意はない。全くない。
 そして善意もない。

知の巨人、かのドラッカーは言った。

「つい軽んじられる物の中に、真に大事なものがある。
  それは、予期せぬ事だ。
  予期せぬ事のほとんどは、意味のない事である。
  しかし、予期せぬ事は、前提の誤りや、
  隠れた機会などを示唆する場合が多い。
  イノベーションは、予期せぬ事の追求から起こせる。」
 的な事を。

アホは、予期せぬ事ばかり。
 D(ドラッカー)の言葉を重んずれば、
 アホとの時間は、
 イノベーションの機会やも知れぬ。
 理由などなく、
 たとえ哀しい質疑であっても、
 断固として聞かねばならない。
「なんで?」と。
 

彼女は当時20才。
 しゃべりまくる関西人。
彼女に出会って確信した事がある。
 ハスキーボイスは、しゃべりすぎな奴である。
いや。
ハスキーボイスは必ずしもしゃべり過ぎではないが、
 しゃべり過ぎは、しゃがれ声になる。
 声帯がクタるのだろう。

天真爛漫なその娘は、
いつでも笑い声を絶やす事がない。
どんな場合でもケタケタ笑う。

叱っても明るい。

サト「この役立たず!」
アホ娘「や~ん!役立たず言われたぁ~!笑。」

遅刻しても明るい。
 アホ娘「昨日夜遊びしてたねん!笑。」
   「起きれへんかった~!笑。」
 (反省の弁はない)
 (状況説明だけ)

選挙時公明党支持を訴える時も明るかった。
 サト「学会員でない奴に無理強いしなや!」
 アホ娘「とりあえず、この人に投票してくれればもう黙っとく!笑。」
 (意味が分かってないし、こちらももう分からない。)

 そんな天真爛漫な雰囲気のある日の会話。

サト「えーっと。
    これは100円で仕入れて300円で売るから、
    原価率何%?」
 アホ娘「3%!」

びっくりする程即答であった。

訳を聞くと、300÷100で3。
 ゆえに3%らしい。
割る方と割られる方とを
 どうして混同するのかが分からないので聞いてみた。

「なんで?」と。

 「うち、左ッ側が小さい数字だと、なんとなく気持ち悪いねん!笑!」
 「だから、いっつも入れ替えんねんっ!笑!」
 「確かに、数式は、100÷300やと思ったで!笑!」
 「でも、嫌やねん!うち!笑!」
 「そやから、逆にしたったんよ!笑!」
 「だから、3!笑!」
 「やっぱりこっちの方が簡単やん!笑!」

と、勝手にルール変えとるワケでありまして、
いくらなんでもそれはないだろうと思うワケでありまして、、、

うーーんっと。。。
これも予期せぬ事?
でも、イノベーションは絶対起きないよね?